2020年7月28日 (火)
前回のブログにて発表させていただいたことに関しまして、当院の患者様をはじめ、地域の方々にご心配をおかけしていること、お詫び申し上げます。
にいみ歯科医院では、これまでも徹底した、感染防止対策を行ってまいりましたが、さらなる感染対策の徹底と定期的な見直しを今後も行い、患者様により安心して、来院していただけるよう、スタッフ一同励んで参ります。
また、私どもは、今回のことを通して、感染対策だけでなく、「アフターコロナ」、「ウィズコロナ」という言葉をについて深く考えることになりました。
目の前の患者様やスタッフ同士を守るための感染対策は、何度も、何度も考え、実践して参りました。しかし、これまで報道でも度々耳にしていたアフターコロナ・ウィズコロナについて、私どもの職場でどう向き合うべきか?身近に起きたらどう行動すべきか?ということについて、一人一人が深く考え、意見を交わすことはありませんでした。
今や、自粛生活をし、手洗い、マスクを励行していても、感染の可能性はあり、起きた時に周りがどう受け止めるかということにも、重きをおくべき時期が来ていることを痛感しております。
にいみ歯科医院は多くの方々にとって、たくさんある歯科医院の中の一つかもしれません。しかし、働くスタッフにとっては、かけがえのない職場です。
今回の事案について、あらゆる立場のスタッフがおりますが、一人、一人のスタッフの人権、生活、家族を守るために、アフターコロナ・ウィズコロナについて、まず私どもが考え、行動し、これからの社会のお役に立てることがあれば…と思っております。
まずは、現在働いているスタッフの生活や心のケアを急務とし、さらに、仕事復帰するスタッフが不安を少しでも軽減し、出社できる環境づくりにも力を入れていきたいと考えております。
にいみ歯科の7つのルールに基づき、話し合う姿勢を大切にし、働きやすい環境づくりを全員で行い、にいみ歯科医院なりの、アフターコロナ・ウィズコロナとしっかり向き合った働きやすい環境を考えて参ります。
2020年7月24日 (金)
すでに報道等で四日市で新型コロナウィルスに感染した歯科医院関係者がいると発表がありましたが、
当院スタッフである事をお知らせさせていただきます。
【感染者の経緯】
7月20日夜間発熱37.5度
7月21日発熱(38.5度)頭痛、倦怠感あり、医療機関を受診検体採取。
7月22日PCR検査の結果陽性と判明。
県内医療機関にて入院(現在、症状なし)
【行動歴】
7月18日、該当スタッフは出勤シフトではなく、また翌日19日は当院休診日のため2日間連日、勤務はしておりません。
7月20日、毎朝の検温と体調チェックでの異常はなく通常勤務。
勤務中にはマスク、グローブ、フェイスガードを着用。勤務中も終日体調不良等なし。
通勤は自家用車を利用。発症後は受診医療機関以外、外出等なし。
【感染経路】
当該スタッフは市内在住。7月17日から19日にかけてご家族4人が本人宅に宿泊され、この方々が濃厚接触者として特定された。
ご家族内の兄弟お一人が7月11日に大阪訪問歴があり18日に発熱症状があったことがわかっている。
【院内対応】
7月21日朝、当該スタッフより発熱があると連絡を受けたため、至急医療機関を受診するよう指示。
受診後、本人から 抗体検査は陰性であった、CT検査にて肺の炎症などの異常は全く認められなかった。PCR検査の結果は翌日22日に出る。本人の体調は落ち着いている。
兄弟が風邪の症状で発熱していた。と報告がある。
7月22日夕方、該当スタッフよりPCR検査で陽性であったと報告を受ける。
23日、四日市市保健所の指示のもと、濃厚接触者の特定及び当院全ての環境消毒を行う。
当院スタッフの濃厚接触者は昼食を共にした6名。
患者様に関しては、勤務中は常に感染予防対策が徹底されていため濃厚接触者はいないと保健所より判断される。
濃厚接触者となったスタッフ6名を含む当院スタッフ全員のPCR検査が実施された。
7月24日、PCR検査結果が出て、スタッフ全員の陰性が確認された。
以上が今回の感染者に対応した経過の全てです。
【今後の対応】
濃厚接触者を含むスタッフ全員のPCR検査が陰性と確認されましたので、当院の診療は明日より行います。
ただ昼食を共にして濃厚接触者となった6名のスタッフに関しては8月2日まで経過観察として自宅待機してもらいます。
そのため、ケアなどの患者様で予約をいただいていても診療が行えない場合が発生します。治療内容の緊急性などを考慮した上で、
その患者様には当院より、予約の変更のお電話をさせていただく事になりますがどうぞご了承ください。
【院長より皆様へ】
スタッフの一人が新型コロナウィルスに感染したことで、当院に通院して下さっている患者様にはご心配やご不安を感じる方も多数いらっしゃると思います。しかし、保健所の調査で当院の感染予防対策から患者様は濃厚接触者にあたらないと承認されておりますのでご安心ください。
また、報道以降、どこの歯科医院のスタッフが感染者なのかと疑心暗鬼になられた市民、県民の皆様のお気持ちも良く理解しております。
ご心配をお掛けした多方面の皆様方には誠に申し訳ございませんでした。
常日頃から、院内の消毒、感染予防対策には細心の注意と最高水準の準備をしておりましたので、勤務中のスタッフと患者様間での感染は起こらないものと考えてまいりました。今回も院内感染はありませんでした。
最近の新型コロナウィルスの流行で、受付にシールドを設置、マスクの上からさらにフェイスシールドを重ね、スタッフの昼食用の部屋も2部屋から4部屋に増やしと更なる感染防止策をとってまいりました。またスタッフには、いわゆる感染が起こりそうな場所への行動の自粛をお願いしたり、毎朝の検温、体調チェック等を行なってきたにも関わらず、久しぶりにご家族と会った事で本人も予想もしていなかったであろう感染が起きてしまいました。該当スタッフはとても勤勉で真摯な人柄でもあり、強く責任と不安を感じております。わたしからはただスタッフが体調を万全にして保健所の許可が出ましたら、また仕事に復帰して元気に皆様にお会いできるよう、今はゆっくり療養してもらいたいと思っています。
わたしは、日頃のスタッフ全員の感染予防意識の高さをよく存じておりますので、誰からも責めを負うことのないよう願うばかりです。
将来のある若いスタッフですので、どうか温かく迎えていただければ幸いです。
また当院に関しましては、現時点で全員がPCR検査陰性と判断されたわけではございますが、これに甘んじる事なく、
スタッフ一同これからも様々な感染症の発生に対しても消毒、感染予防、体調管理など更に万全の態勢で臨む所存でございます。
今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。
医療法人にいみ歯科医院
院長 新美敦司
四日市の歯医者・にいみ歯科医院では、『歯科を通じて皆様のお口の健康をサポートする』という理念のもと日々診療を行っております。そして、四日市の当歯医者にいらっしゃる患者様が、歯医者の診療に対して「怖い」「不安」という気持ちをできるだけ抱かず、安心して診療を受けていただけるよう、スタッフ一同おもてなしの気持ちで診療をさせていただきます。
設備面でも、患者様にリラックスしていただけるよう、ゆったりとした待合室や診療室を設けております。さらに四日市にある当歯医者では、診療方針を患者様にもきちんと納得していただいてから患者様お一人おひとりに合わせた診療を行っていきたいと考えています。
ですので、四日市にお住まいの患者様が診療についてわからないこと・疑問に思うことを、お気軽にスタッフに聞くことができる雰囲気づくりということも大切にしています。四日市の歯医者・にいみ歯科医院にご来院された患者様が、いつまでも楽しく食事ができ、笑顔で健やかな人生を過ごしていただけることを願っています。