2022年2月25日 (金)
三重県四日市市 にいみ歯科医院
インプラントは顎の骨に人工歯根を埋めて、その上に被せ物をする治療方法です。手術が必要になるため、治療期間がどれくらいかかるのか気になる方もいるでしょう。ここではインプラント治療の被せ物が入るまでの流れをご紹介します。
通常のむし歯治療では1日~2週間程度で済みますが、インプラントの治療期間はケースにより、3ヶ月~1年かかることが多いです。そもそもインプラント治療は顎の骨に人工歯根を埋めて、その上に土台と被せ物をする治療方法です。そのためインプラントと顎の骨が結合しないと被せ物を入れることができません。
またお口の中の状態は個人差があり、骨がしっかりしている場合は早く治療は進みますが、歯周病に罹患していたり、顎の骨が薄かったりする場合は歯周病治療や骨を増やす処置が必要になります。そのため人によって治療期間は異なります。
ここではインプラント治療の流れとそれぞれの治療期間の目安について解説します。インプラント治療では以下のような流れになることが多いです。
なお骨移植・サイナスリフト・ソケットリフトと呼ばれる骨を造る手術・再生を行う場合は、治療期間が3~6ヶ月追加されることがあります。
インプラントは手術が必要になるため、むし歯・歯周病の検査、レントゲン撮影、CT撮影、歯の型取り、血液検査など歯と骨の状態や健康状態の確認を行います。
これらの資料をもとに歯科医師が治療計画を立て、患者様にカウンセリングを行い、同意が得られた場合治療を開始します。これまでに通院する回数は2回程度で、その期間は1~2週間であることが多いです。
むし歯・歯周病に罹患している場合、インプラント手術の前に治療を行います。症状によって治療期間は異なり、改善されるまで通院する必要があります。そのため重度の歯周病に罹患している場合は、半年以上かかることが多いです。
なおむし歯・歯周病に罹患しておらず、健康な場合はインプラント手術の前に歯のクリーニングを行うことが一般的です。
インプラント手術には「一回法」「二回法」の種類があり、治療期間は異なります。二回法は人工歯根を入れたあと、骨とインプラントが安定する3~6ヶ月後にインプラントと被せ物を連結させるための部品を取り付ける手術を行います。一回法ではその部品が一体型になっているインプラントを埋めるため手術が一回で済みます。これは顎の骨の状態やお口の中の環境によって歯科医師が判断します。なお一回法の場合インプラントと骨が定着するまで3~6ヶ月待つ必要があります。
インプラントと骨がしっかり結合しているのを確認したら、被せ物の型取りをします。被せ物ができるまでは約2週間かかることが多いです。
人工歯が装着されたらインプラント治療は終わりです。ただインプラントは定期的なクリーニングが必要です。これを怠ると歯周病のような症状が出たり、インプラントに問題が起きたりしてしまうことも。インプラント治療を受けたらクリーニングとセルフケアは欠かさないようにしましょう。
インプラントは、3ヶ月~1年と長い期間必要になる治療方法です。またお口の中の状態や顎の骨の状態によって適切な治療方法も異なります。インプラント治療の期間を詳しく知るためには、歯科医院での精密検査が必要です。インプラント治療が気になる方は、まずは歯科医師に相談してみると良いでしょう。
三重県四日市市 にいみ歯科医院
2022年2月4日 (金)
三重県四日市市 にいみ歯科医院
むし歯や歯周病で歯を失ったときは、インプラント・入れ歯・ブリッジのいずれかで補う必要があります。しかし、失った歯の本数が多いとブリッジが選択できないことがあります。そのような場合、インプラントと部分入れ歯が選択肢になり、迷う方も多いです。そこで今回はインプラントと部分入れ歯の違いについて紹介します。
インプラントとは骨に人工歯根を埋め込み、そのうえに人工歯を装着する治療方法です。インプラントは手術が必要になりますが、自分の歯のように噛むことができます。
インプラントのメリットには以下のようなことがあります。
インプラントは骨の中に埋め込むもののため、目立つことなく違和感はほとんどありません。また部分入れ歯と違って、噛む力が強いため自分の歯のように噛むことができます。インプラントで使用する金属は、チタンと呼ばれている金属です。これは人工関節などにも用いられており、人体によくなじみ安全性の高いものになっています。
インプラントのデメリットには以下のようなことがあります。
インプラント治療は外科手術が必要になります。そのため、全身疾患がある方は受けられない可能性があります。なおインプラントの治療期間は約3ヶ月~半年かかることが多く、他の治療方法と比較すると長い傾向にあります。また、インプラントは保険適用外の自由診療になるため、費用は高額になりがちです。
部分入れ歯とは、歯を失ったときに補う装置の一つで、隣の歯にバネをかけて装着します。部分入れ歯には保険適用のものと自由診療のものがあります。前者はプラスチックでできた素材を使用し、バネは金属を使用していることが多く、後者は強度が強いものの素材を使用し、バネも歯ぐきと同じ色をした素材を選択できます。
部分入れ歯のメリットには以下のようなことがあります。
部分入れ歯を作製する際は歯型をとるだけで済み、手術を必要としません。そのため身体に負担がかかることはありません。また治療期間も短いのが特徴で、保険適用のものを選択すれば費用を抑えられます。
なお部分入れ歯はインプラントと違ってご自身で取り外しが行えるため、洗浄して清潔に保つことができます。
部分入れ歯のデメリットには以下のようなことがあります。
部分入れ歯は、慣れるまで違和感を覚えやすかったり、話しにくいといったデメリットがあります。また噛む力はご自身の歯よりも弱いため、硬いものが食べにくかったりします。
歯を補うための目的は、噛む機能を回復することです。そのため見た目だけで歯を補っても、満足に噛めなければ治療の意味がないと言っても過言ではありません。それを踏まえた上で、それぞれのメリット・デメリットを理解し、治療の選択をすると良いでしょう。
インプラントか部分入れ歯かどの治療が最善なのかは、残っている歯の本数やお口の状態によって異なります。歯を失った際はそのままにするのではなく、まずは歯科医師に相談して適切な治療方法を選択しましょう。
三重県四日市市 にいみ歯科医院
2022年1月21日 (金)
三重県四日市市 にいみ歯科医院
インプラントは自分の歯のように噛めるため選ばれる治療方法でもあります。しかし、インプラントにはメンテナンスは欠かせないもので、怠ってしまうと炎症を起こしたり、脱落したりといったトラブルが発生するもあります。今回はインプラントのメンテナンスについて解説します。
インプラント治療が終わった後は、セルフケアと定期的にメンテナンスを行う必要があり、これらを怠ってしまうと「インプラント周囲粘膜炎」や「インプラント周囲炎」になる可能性が高くなります。前者はインプラント周囲の粘膜に炎症が起きた状態で、腫れや出血を伴い、後者はインプラント周囲粘膜炎が進行し、骨にまで感染が広がった状態のことを指します。腫れ・出血・排膿を伴うことが多く、最悪の場合脱落につながります。どちらも「歯垢」が溜まってしまい細菌が繁殖することが原因です。そのためセルフケアと定期的なメンテナンスは必要不可欠と言えるでしょう。
歯科医院で行うメンテナンスでは以下のような内容が挙げられます。
メンテナンスではインプラントを埋入した歯科医院で受けることが望ましいです。他の歯科医院ではインプラントを行なっていなかったり、インプラントのメーカーが異なったりするとトラブルが発生しても対応できないといったことがあります。また、他の歯科医院で埋入したインプラントは別途で費用がかかることも。なお、費用は保険適用で行える歯科医院もあれば、自費診療で行う歯科医院もあるため、事前に確認しておきましょう。
定期的なメンテナンスは症状にもよりますが、3~6カ月に1回の間隔で行うことが多いです。
インプラントのメンテナンスはご自身で行うセルフケアも重要です。インプラントを埋入したあとは歯科医師または歯科衛生士から歯磨き指導を行い、正しい磨き方ができるようにするところが多いです。特にインプラントでは歯と歯ぐきの間に汚れが溜まりやすいため、歯ブラシだけではなく、歯間ブラシやフロスといった道具を使用して磨く必要があります。
インプラントの周囲に汚れが溜まってしまうとインプラント周囲炎などのトラブルが発生する可能性があります。ご自身でしっかり磨いていても磨けていなかったということは少なくありません。長く持たせるためにも定期的なメンテナンスとセルフケアをしっかり行っていきましょう。
三重県四日市市 にいみ歯科医院
2022年1月7日 (金)
三重県四日市市 にいみ歯科医院
歯を失ったときの治療法にはインプラント・ブリッジ・義歯があります。これらは専門用語で「補綴装置」と呼ばれており、補綴装置を選択するときはそれぞれのメリット・デメリットを把握することが大切です。ここではそれぞれの補綴装置を以下のように比較したものをご紹介します。
インプラント |
ブリッジ |
義歯 |
|
噛みやすさ |
◎ |
○ |
△ |
違和感の有無 |
◎ |
◎ |
△ |
審美性 |
◎ |
○ |
△ |
周囲の歯への影響 |
◎ |
△ |
○ |
費用 |
△ |
○ |
○ |
インプラントはご自身の歯のように噛めることが最大のメリットです。ブリッジもご自身の歯のように食べることができますが、硬い食べ物は噛みにくいことがあります。義歯の場合は、違和感も大きく、硬い食べ物はほとんど噛むことができません。
インプラントは顎の骨に人工歯根を埋めて人工歯を装着しているため、違和感を覚えることはありません。ブリッジでは失った時歯の両隣を削って被せ物をするため、安定感があり、違和感を覚えることはないと言えるでしょう。ただ義歯はお口の中に大きく、厚みのあるため、違和感を覚えることが多いです。
インプラントで使用する素材はセラミックと呼ばれるもので、ご自身の歯と同じ色調を再現することができます。それにより審美性は高く、インプラントを入れていることが周囲の人に気づかれることはありません。一方、ブリッジ・義歯には保険適用のものと自費治療のものがあります。前者はブリッジの場合銀歯であったり、入れ歯の場合金属のバネを使用するため目立つことが多いです。後者はブリッジの場合セラミックを使用したり、入れ歯の場合ではバネが金属製でない素材を使用することができます。
インプラントは単独で入れることができ、周囲の歯に影響を与えることはありません。ブリッジでは失った歯の両隣の歯を削って被せ物をする必要があるため、周囲の歯への影響は大きいと言えるでしょう。なお部分入れ歯の場合は、バネを固定するためにほんの少し歯を削ることが多いです。
インプラントは保険適用にならないため、費用は高額になりがちです。ブリッジ・入れ歯の場合は、保険適用の治療であれば安価で済みますが、自由診療の治療では高額になります。
今回はそれぞれの補綴装置を比較したものをご紹介しました。歯を失ったときの治療方法はインプラント・ブリッジ・義歯があり、それぞれメリット・デメリットがあることを把握しておきましょう。
三重県四日市市 にいみ歯科医院
四日市の歯医者・にいみ歯科医院では、『歯科を通じて皆様のお口の健康をサポートする』という理念のもと日々診療を行っております。そして、四日市の当歯医者にいらっしゃる患者様が、歯医者の診療に対して「怖い」「不安」という気持ちをできるだけ抱かず、安心して診療を受けていただけるよう、スタッフ一同おもてなしの気持ちで診療をさせていただきます。
設備面でも、患者様にリラックスしていただけるよう、ゆったりとした待合室や診療室を設けております。さらに四日市にある当歯医者では、診療方針を患者様にもきちんと納得していただいてから患者様お一人おひとりに合わせた診療を行っていきたいと考えています。
ですので、四日市にお住まいの患者様が診療についてわからないこと・疑問に思うことを、お気軽にスタッフに聞くことができる雰囲気づくりということも大切にしています。四日市の歯医者・にいみ歯科医院にご来院された患者様が、いつまでも楽しく食事ができ、笑顔で健やかな人生を過ごしていただけることを願っています。