にいみ歯科ブログ

【矯正治療】抜歯の際は、依頼書をお持ちください

2021年11月19日 (金)

当院では、矯正治療により抜歯依頼を頂いた場合、連携している矯正歯科からの依頼書をお持ちでないと抜歯できかねます。
当日は、必ず依頼書をお持ちいただくよう、お願い致します。


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インプラントがぐらつく原因は?対処法も併せて解説!

2021年11月5日 (金)

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司

 

インプラントは天然の歯と異なり、顎の骨と結合するため動くことはありません。しかし、インプラント周囲炎や被せ物が消耗してしまった場合は揺れてしまうこともあります。そのまま放置してしまうと思わぬトラブルに発展してしまうことも。今回はインプラントがぐらぐらする原因と対処法も併せて解説します。

 

インプラントがぐらぐらする3つの原因

インプラントが揺れてしまう原因には以下のことが挙げられます。

 

  • ネジが緩んでいる
  • インプラント周囲炎に罹患している
  • 被せ物に不具合が起きている

 

それぞれの原因について詳しく見ていきましょう。

 

ネジが緩んでいる

インプラントは主に人工歯根の代わりになる「インプラント体」と歯の代わりになる「人工歯」、それらを結合する「アバットメント」の3つの部品からなります。なおインプラントとアバットメントはネジで締めて固定するもので、歯ぎしりや食いしばりによって緩むこともあります。また人工歯とアバットメントはネジで固定するタイプと接着剤で固定するタイプがあり、ネジが緩んでしまったり接着剤が剥がれてしまうと揺れる可能性があります。

 

インプラント周囲炎に罹患している

セルフメンテナンスや歯科医院でのメンテナンスを怠ってしまうとインプラントが歯周病になることもあります。初期の段階ではインプラント周囲の歯ぐきが炎症を起こす「インプラント周囲粘膜炎」と呼ばれている状態で腫れや出血を伴いますが、進行するとインプラント周囲まで影響が及んでしまい「インプラント周囲炎」になります。この状態になるとインプラントを支えている骨が溶けてしまうため揺れや脱落してしまうこともあります。

 

被せ物に不具合が起きている

先述したとおり、インプラントと被せ物はネジで固定するものと接着剤で固定するものがあります。被せ物とアバットメントのネジが緩んでしまった場合、インプラントが揺れているように感じることがあります。また接着剤が剥がれてきたときも同様に感じるでしょう。

 

インプラントがぐらぐらするときの対処法

インプラントが揺れている場合、速やかに施術を受けた歯科医院に相談しましょう。これはインプラントと被せ物の間のネジが緩んでいたりアバットメントのネジが緩んでいたりする場合、施術した以外の歯科医院では締める器具がない可能性があるためです。なおインプラント周囲炎で揺れている場合はインプラントを除去しなければならないこともあります。

 

まとめ

今回はインプラントが揺れる原因とその対処法について紹介しました。原因にはネジの揺れや接着剤の劣化、インプラント周囲炎に罹患していることが考えられます。揺れを感じる場合は速やかに歯科医師に相談し、適切な処置を受けることが望ましいです。

 

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司


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金属アレルギーでもインプラント治療は受けられる?

2021年10月22日 (金)

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司

 

インプラント治療を希望しているけれども金属アレルギーをお持ちの方は少なくありません。また金属アレルギーを持っていなくても今後アレルギーを発症する可能性もあるため心配する方も多いです。今回はインプラント治療と金属アレルギーについて解説します。

 

金属アレルギーでもインプラント治療は可能

結論から言うと金属アレルギーの方でもインプラント治療を受けることができます。これは金属アレルギーと言っても全ての金属に対して発症するものではないからです。インプラントに使用する金属は「チタン」が用いられており、症状がでにくい素材として人工関節でも使用されています。そのためインプラント治療ではチタンアレルギーでない限り受けることができます。

 

かぶせ物には注意が必要

インプラント治療ではインプラントを顎の骨に埋め込み、そのうえにかぶせ物をして失った歯を補う治療方法です。かぶせ物の種類にはオールセラミック、ジルコニア、ハイブリッドセラミックを用いることが多いですが、金属を使用したメタルボンドがあります。この素材は金属アレルギーを持つ方に適していないためかぶせ物を選択する際は注意が必要です。

 

インプラント治療後に金属アレルギーになったら

インプラント治療後にアレルギー症状が出た場合、まずはパッチテストを行い、チタンアレルギーでないか確認します。チタンが原因であれば、インプラントを撤去する必要があり、その後は入れ歯か金属を使用しないブリッジで失った歯を補うことが多いです。ただこのような問題が起きてしまうと、身体に負担が大きくかかります。これらの問題を防ぐためにもアレルギーが心配であれば治療の前にパッチテストをしておくと良いでしょう。

 

金属アレルギーの症状

さいごにインプラントによってアレルギーが発症した場合どのような症状がでるのか解説します。代表的な症状には手足の発疹やかゆみがでることが挙げられ、扁平苔癬(へんぺいたいせん)と呼ばれる症状が出ることもあります。前者の自覚症状は皮膚の赤みやかゆみがあり、後者はお口の中に白い線状の腫れができ、痛みや違和感を覚えることがあります。

 

まとめ

金属アレルギーでもチタンアレルギーでない限りインプラント治療を受けることができます。アレルギーの心配がある場合、事前にパッチテストを受けてからインプラント治療を受けるもの良いでしょう。インプラント治療ではすぐに治療を開始するものではなく、事前に歯科医師と相談してからになります。少しでも不安な方は歯科医師とよく相談し適切な治療方法を選択しましょう。

 

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司

 


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インプラント治療ができない人とは?難しいケースを解説

2021年10月8日 (金)

 

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司

 

インプラント治療とは歯を失ったときに補う治療方法の一つです。近年ではインプラント治療を行う歯科医院も増えている傾向にあり、身近な治療方法として確立しつつあります。ただインプラン治療は誰でも受けられる治療ではありません。今回はインプラント治療が難しいケースを解説します。

 

インプラント治療が難しいケース

インプラント治療が難しいケースは以下のとおりです。ただそのような場合でも対応できることもあります。

 

  • 顎の骨の量が少ない
  • 重度の歯周病である
  • 高血圧や糖尿病に罹患している
  • 骨粗鬆症に罹患している
  • 喫煙をしている

 

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

顎の骨の量が少ない

インプラント治療は顎の骨にインプラント体を埋入する手術を必要とします。そのため顎の骨に厚みがないとインプラントを支えることができないため治療が難しいケースとなります。

 

重度の歯周病である

歯周病に罹患しているとインプラントを埋入してもすぐにインプラント周囲炎になり、最悪の場合脱落する可能性があります。これは歯周病とインプラント周囲炎の原因は同じ細菌であるためです。このような場合は手術前に歯周病治療を行うことが一般的です。

 

高血圧や糖尿病に罹患している

インプラント治療は手術を行うため、血液をサラサラにする薬を飲んでいる場合は出血が止まらなくなるため手術を受けられないこともあります。また糖尿病では血糖値のコントロールが不安定な場合、インプラント治療を受けることは難しいでしょう。

 

骨粗鬆症に罹患している

骨粗鬆症では骨密度が低いため、インプラントを埋入しても支えることができず手術を行うことができません。

 

喫煙している

タバコを吸っている方はインプラント治療を受ける前に禁煙を推奨しています。これはタバコに含まれるニコチンがインプラントと骨の結合の妨げになるためです。またニコチンは歯ぐきの血行を悪くするためインプラント周囲炎になりやすい傾向にあります。

 

難しいケースの対応

上記のようにインプラント治療が難しいケースでは診査・診断をしっかり行って対応できるようであれば治療を受けることができます。例えば、骨粗鬆症でも軽度であればインプラントを受けることができます。ただビスフォスフォネート系の服薬している場合は骨が壊死してしまう可能性があるためインプラント治療は受けられません。また高血圧など血液に問題がある場合は、内科医との相談によりインプラント治療を受けることも可能です。このように難しいケースでも歯科医院によって対応できることもあります。

 

まとめ

インプラント治療は全身の疾患とも関わりがあるため誰もが受けられる治療方法ではありません。インプラント治療を受ける際はよく歯科医師と相談し、しっかり検査を行いご自身にあった治療方法を選択しましょう。

 

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司


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インプラントには痛みがある?痛みや腫れをなるべく少なくする方法とは

2021年9月17日 (金)

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司

 

インプラント治療は失った歯の骨にインプラント体と呼ばれるチタン製のネジを埋めてから被せ物をして歯を補う方法のことです。骨にインプラント体を埋める手術が必要になるため、痛みは腫れを心配する方も少なくありません。今回はインプラント治療の痛みについてとその痛みと腫れをなるべく少なくする方法について解説します。

 

インプラント手術の痛みとは

インプラント治療を受けるとき一番不安になるのは「痛み」ではないでしょうか。手術と聞くと痛みが不安でインプラント治療に踏み切れない方も多いです。インプラント治療には、手術中に起こる痛みと手術後に起こる痛みがあるといわれています。それぞれ詳しく解説します。

 

手術時の痛み

手術は患部に麻酔をするため、術中は痛みを強く感じることはほとんどありません。しかし注射針を刺す痛みや、麻酔の薬が入るときは痛みを伴うことがあります。痛みを軽減する工夫を行っている歯科医院では、針を刺す前に表面麻酔を行ったり、麻酔の薬を体温と同じ温度に温めたりすることで痛みの緩和を図ります。

 

また痛みや手術に対する不安、緊張を和らげるために点滴で鎮静剤を投与する方法を行うところもあります。

 

術後の痛み

手術中よりも、術後の麻酔が切れたあとは痛みや腫れを伴うことがあります。インプラントを入れた本数が多い場合や、インプラント手術と骨を造る手術を行った場合は痛みや腫れが生じやすい傾向にありますが、痛みに関しては個人差が大きいです。

 

手術当日

術後麻酔が切れた後は痛みを伴うことがあるため、インプラント治療では痛み止めと抗生物質を処方します。痛み止めは痛いときに、抗生物質は歯科医師の指示通りに服用しましょう。

 

2~10日後

痛みや腫れを伴った場合は約2~10日間続くといわれています。個人差はあり、痛みがない方もいれば、10日以上痛みを伴うこともあります。また、インプラント手術と同時に骨を造る手術を行った場合は、顔にあざができることがあります。あざは10日から2週間ほどかけて下に下がっていき、時間と共に消失します。

 

抜糸時

インプラント手術後約7~10日ほどで歯肉が回復するため抜糸を行います。歯肉が回復すると糸によって歯肉が引っ張られるため、多少の違和感がありますが抜糸すると違和感はなくなります。

 

抜糸時は基本的に麻酔をせずに行います。痛みには個人差がありますが、チクチクした程度です。しかし歯肉の中に糸が入り込んでいる場合は痛みが強く出る可能性があるため、表面麻酔や麻酔をして抜糸をすることもあります。

 

痛みや腫れをなるべく少なくする方法とは

術中も術後もできれば痛みや腫れを少なくしたいものですね。痛みや腫れをなるべく少なくする方法を紹介します。

 

術中の痛みは我慢しない

インプラント手術は麻酔しているため痛みを感じることはほとんどありませんが、まれに麻酔が効きにくい方もいます。「しみる」「痛い」といった症状がある場合は我慢せずにすぐに歯科医師に伝えましょう。

 

術前に伝えられた注意事項を守る

術前のカウンセリング時には注意事項を説明する歯科医院が多いです。その注意事項には以下のような内容が挙げられます。

・当日の入浴は避けてシャワーのみにする

・当日は激しい運動を避ける

・お酒は控える

・処方された薬を服用する

・術部を指や舌で触らないようにする

 

歯科医院によって注意事項は異なりますが、当日は血行が良くなることは避けます。これらを守ることで、痛みや腫れをできるだけ少なくできる可能性があるため、注意事項は必ず守るようにしましょう。

 

まとめ

インプラント手術に伴う痛みと腫れ、それを少なくする方法を紹介しました。痛みに対して不安が強い方は事前に歯科医師によく相談して納得してから治療を始めましょう。

 

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司


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若くして入れ歯になるケースとおすすめの入れ歯を解説

2021年9月9日 (木)

 入れ歯と聞くとお年寄りの方が使用しているというイメージが多いと思います。しかし、若くして入れ歯を使用しなければいけないケースもあります。

理由としては様々な原因がありますが、多くは次の3つとなっています。

 

1.歯周病

歯周病により、歯を支えている骨が吸収されていくことにより、歯を支えきれずに抜けてしまいます。

 

2.虫歯

一本の歯は約6回の治療を行うことにより抜歯となるといわれてます。一度、虫歯治療をしてもまたそこが虫歯になりやすく治療を繰り返すことにより歯が割れてしまい、最終的に抜歯となります。

 

3.外傷

事故やなにかしらの大きな力が歯に加わり抜けてしまいます。

 

 

 患者様に相談されることで、入れ歯を入れるのには抵抗がある方が多数です。

「見た目が気になる」

「そんな大きいものを口に入れられない」

といった患者様からの相談が多いです。

歯を失った時にはまずインプラントの提案をさせてもらいますが、誰しもができる治療とは限りません。患者様の全身的な健康状態や、口腔内の状態により治療できないこともあります。

 

そこで今回は入れ歯でも見た目がよい入れ歯や装着感の良い入れ歯を紹介していきたいと思います。 

 

①ノンクラスプデンチャー

 見た目が気になるという点でまず入れ歯の金属の部分があります。歯に入れ歯を引っ掛けるところをクラスプといいます。クラスプを金属ではなくプラスチックのものを用いているものをノンクラスプデンチャーといいます。金属を使用することがないので、金属アレルギーを起こすこともなく、審美的にも優れているのが特徴です。デメリットとしては、保険適用外であること、強度が金属より劣るため壊れやすいことが挙げられます。

 

②金属床義歯 

 入れ歯を装着する際、異物感が強く装着できないということがあります。プラスチック製の入れ歯だと割れやすいため厚くする必要があります。金属を用いることにより、厚みを薄くすることができて、異物感を少なくすることができます。また、薄いことにより軽量となり負担が少なくなります。金属は熱が伝わりやすく、入れ歯の下の粘膜面に温かい物や冷たい物が伝わる感覚も良好です。入れ歯を支える歯の負担を軽減することができます。デメリットとしては保険適用外であるということです。

 

 

③アタッチメントデンチャー

  入れ歯を引っ掛ける歯に対してあらかじめ製作された装置を組み込むことにより入れ歯を維持するタイプのものです。クラスプとは異なり表から目立たないことが特徴です。種類も様々ありますが、審美的にもよく、入れ歯の維持力が高いというのがメリットです。デメリットとして、引っ掛ける歯が虫歯でなくても、装置をつけるために削る必要があります。また保険適用外であるということです。

 

 今回は3通りの入れ歯の紹介をさせて頂きました。実際に目で見てみないとわからないと思います。当院には模型などもありますので気軽にご相談下さい。


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インプラントはどのような手術をするの?

2021年9月3日 (金)

 

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司

 

インプラント治療は顎の骨にインプラントを入れる手術が必須です。そのため手術に不安も覚える方も多いのではないでしょうか。そこでインプラントの手術について解説します。

 

インプラント手術の方法

インプラント手術はお口や歯を支えてる骨の状態や症例によって、一回法か二回法の選択を行います。その名の通り一回で済む手術を行うのが一回法、二回手術を行うのが二回法です。手術方法の選択はお口や骨の状態を確認してから歯科医師の判断で選択されます。

 

インプラントを埋入した後に、骨とインプラントが結合するまで粘膜の下に覆うか、インプラントの上部が粘膜の上に露出した状態する違いがあります。

 

骨の量が少なくて骨を造る手術を併用した場合や、インプラントと骨をしっかり結合するのを待ちたい場合に二回法が選択されます。2回目の手術はインプラントを粘膜の上に露出する手術が行われます。簡単な手術なので、15~30分程度で手術が完了します。

 

一回法は骨がしっかりしている場合に選択されることが多く、2回目の手術が必要ないので、比較的短期間で人工歯を入れることが可能です。

 

手術にかかる時間

埋入する本数や、骨を造る手術の併用の有無によって大きく異なります。例えば、骨がしっかりした状態で1本埋入の場合、手術時間は30~60分が目安となります。しかし、当日の検査と準備、術後の状態確認を含めると約1~2時間はかかるので、手術当日は時間に余裕を持つことが大切です。

 

埋入本数や骨を造る手術を併用する場合は、約1~3時間かかることもあります。また、オールオン4といった大がかりな手術を行う場合は3~6時間かかることがあります。

 

手術の痛み

手術中は局所麻酔を行うので痛みを感じることはほとんどありません。歯科医院によっては患者様の緊張や不安を軽減するために、静脈内鎮静法を併用することがあります。静脈内鎮静法は半分眠っているような状態になり、リラックスして手術を受けられる鎮静法です。

 

術後、麻酔がきれた後は腫れや痛み、内出血を伴うことがあります。鎮痛剤や抗生物質を処方されるので必ず歯科医師の指示通りに服用しましょう。

 

鎮痛剤を服用しても痛みが強い場合は、すぐに歯科医院に連絡をします。

 

まとめ

インプラントの手術には一回法と二回法に分けられます。手術方法の選択は適切な診査・診断をもとに歯科医師が選択します。

 

手術にかかる時間は埋入する本数や骨の状態によって大きく異なりますので、インプラント手術で不安な場合は、歯科医師の説明をしっかり聞いて、不安やわからないことがあれば遠慮なく歯科医師に相談しましょう。

 

どの治療方法も理解して納得したうえで始めるのが大切です。

 

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司

 


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【インプラントのデメリット】インプラント治療を受けられない場合とは?

2021年8月20日 (金)

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司

 

何かしらの理由で歯を失ってしまった場合、歯を補う方法の一つにインプラント治療が挙げられます。しかしインプラントは外科処置が必要なため、誰でも受けられる治療ではありません。インプラント治療を受けられない方を解説します。

 

インプラント治療を受けられない方

 

以下の項目に当てはまる方は、インプラント治療を受けられない可能性があります。

・成長期の方

・骨粗鬆症に罹患している方

・糖尿病に罹患している方

・金属アレルギーを持っている方

・放射線治療を行っている方

・重度の歯周病に罹患している方

それぞれ詳しく解説します。

 

成長期の方

インプラントは顎が成長している最中の若年層は受けられません。個人差はありますが、顎の成長はおおよそ20歳頃まで続いています。そのためインプラント手術が行えるのは20歳頃からとなります。

 

骨粗鬆症に罹患している方

インプラントの手術は顎の骨にネジを埋める手術が必要となります。そのため骨粗鬆症に罹患しており、ビスホスホネート製剤を服用しているまたは注射をしている方はインプラント治療を行えません。その理由はビスホスホネート製剤は顎骨壊死を引き起こす可能性があるとされており、インプラント治療では禁忌となっています。

 

糖尿病に罹患している方

糖尿病に罹患している方はインプラント手術時のリスクとインプラント治療の成功を妨げるリスクがあります。

 

糖尿病に罹患しておりインプラント手術を受けた場合、考えられるリスクは術中に低血糖症が起きる可能性があることです。また術後に起こる可能性がる高血糖は、術部の傷の治りが悪くなりインプラント手術の成功を妨げてしまいます。

 

金属アレルギーを持っている方

インプラントに使用する素材はチタンが多いですが、まれに金属アレルギーを引き起こす可能性があります。金属アレルギーをお持ちの方は術前に金属アレルギーの有無を確認することが大切です。また、金属アレルギーを持っていない方でも体内に金属がある限り突然アレルギーを発症することもあります。

 

放射線治療を行っている方

放射線治療を行っている方は、インプラント手術に限らず外科処置は慎重に行うことが大切になります。放射線治療中はお口の中が炎症を起こしやすい状態になっており、骨髄炎を生じる可能性があります。

 

重度の歯周病に罹患している方

重度の歯周病に罹患している方はインプラント前後に歯周治療を必要とします。しかし、インプラント前の歯周治療で改善が見込めない場合は、インプラント治療を受けられない可能性があります。

 

重度歯周病に罹患してい方が術前に歯周病治療を受けずインプラントを行うと、短期間のうちにインプラント周囲炎になり、インプラントが脱落することがあります。

 

まとめ

インプラント治療は歯を失ったときに補う方法として良い方法ですが、ご自身の健康状態によってインプラント手術を受けられない可能性もあります。

 

インプラント手術を希望される方は、歯科医師とよく相談してから適切な治療方法を選択しましょう。

 

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司


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銀歯が気になる

2021年8月12日 (木)

お口の中に銀歯が入っていて見た目が気になる、もしくは虫歯の治療中で被せ物をどんな種類にしたらいいか悩んでいる方はいっしゃいませんか。
銀歯のデメリットは、金属のため見た目が良くないと考える方が多いと思いますが、実は他にもいくつかあります。
できれば白い歯にしたい!と思っている方もいらっしゃると思います。
このことを踏まえて、銀歯白い歯(セラミック治療)について詳しく見ていきましょう。

 

①銀歯について

 

<デメリット>

 

1.二次的なむし歯になりやすい

 白い歯と銀歯では、接着方法が異なります。銀歯の場合、白い歯(セラミック)の時に使う接着材よりも接着力が劣る素材を使うため、接着剤の劣化により歯と被せ物の間に隙間ができてしまいます。また金属は、熱いものや冷たいもので収縮したり膨張したりすることで同じく隙間ができてしまうのです。
その隙間からむし歯になるリスクが増えます。

 

2.見た目が良くない


 人と会話したり笑ったりした時に、銀歯だとどうしても目立ってしまいます。
銀歯を気にして笑えないというストレスを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

 

3.メタルタトゥーが起こる

 

メタルタトゥーとは…
歯の根元の所の歯茎が帯状もしくは斑点状に黒く変色してしまった状態のこと

 

原因
被せ物や土台に使われている金属のイオンが溶け出し歯茎の中に入り込むことで起こる。

 

4.金属アレルギーを起こすことがある

 例えば、水の中に金属をつけておくと錆びてきますよね。その原理と同じで、お口の中は、唾液がありますので、金属を使用するとだんだん錆びてきます。
唾液に溶け出した金属にたんぱく質が反応した結果、体の内で異物と認識して、かゆみ湿疹発赤などが現れてくる可能性があります。

 

<メリット>


1.安価である

 保険適応のためセラミック治療に比べてコストを抑えることができます。

 

 

②白い歯(セラミック治療)について

 

<メリット>


1.天然歯(自分の歯)に近い色調や透明感があり、審美性に優れている


  ご自身の歯に近い色調で被せ物を作るので違和感がありません。また、口元に自信がつき、笑顔が増えた!という患者さんが多くいらっしゃいます。

 

 

2.銀歯に比べて汚れがつきにくい

 セラミック治療で使われるセラミックとは、お茶碗や湯のみと同じ材料である陶材をさします。プラスチックや金属と比べて表面はピカピカ、ツルツルのため汚れがつきにくく、さらに唾液で汚れが流れやすいという性質を持っています。

 

3.劣化しにくく、変色しにくい

 セラミックの被せ物は、金属とは違い、お口の中で溶け出さないセメントを使いますし、色がつきにくい性質を持っているので長持ちしやすいです。

 

4.被せ物の精度が高く、むし歯になりにくい

 銀歯は金属を溶かして、型に流して作るためどうしても膨張・収縮が起こり、ピッタリと合った被せ物を作るのは難しくなります。セラミックの場合、土台にセラミックを何層にも重ねて築盛して焼き固める作業を繰り返して作ります。そのため銀歯よりも精度が良い被せ物が出来上がります。

 

5.金属アレルギーを起こすことがない

 金属を用いないためアレルギーを起こす心配がありません。

 

 

<デメリット>

 


1.銀歯と比べて費用が高い

 セラミック治療は保険適応外のため、治療費が高くなります。
セラミッククラウン(歯を全て覆うタイプの被せ物)では、約7〜15万円
セラミックインレー(一部分を覆うタイプの詰め物)では、約4万円
ほどの値段です。
一方で、保険のクラウン(銀歯)では、5000〜6000円
インレー(銀の詰め物)では、4000〜5000円
となり、セラミック治療と比較しておよそ10分の1の金額となります。

 

2.割れる可能性がある

 被せ物は消耗品のため一生使えるというわけではありません。セラミックは陶器なので、お茶碗や湯のみと同じで、欠けたり、割れたりする恐れがあります。
 例えば、歯ぎしり、食いしばりのある方は、被せ物が割れるリスクが高いので、ナイトガード(睡眠時のマウスピース)の使用をオススメしています。

 

銀歯、白い歯(セラミック治療)のメリット・デメリットを知ってもらえたでしょうか?
当院スタッフは、患者様一人一人に合った被せ物を一緒に考えさせてもらいますので、気になることがあればぜひお話聞かせてくださいね!


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インプラントはどのような治療方法?|特徴とメリットを紹介

2021年8月6日 (金)

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司

歯を失った場合、治療の選択肢の一つにインプラントが挙げられます。インプラントは、顎の骨にインプラント体と呼ばれるチタン製のネジを埋めて、その上に被せ物をする治療方法です。今回はインプラントの特徴とメリットをご紹介します。

 

インプラントの特徴

インプラントは保険が適用しない自由診療のため費用が高額になりますが、インプラント治療の選択をされる方が増えてきています。その理由はインプラントは入れ歯やブリッジと違って自分の歯のように噛むことが可能です。見た目も天然歯のように自然であることから高額でも選ばれる治療方法となっています。

 

インプラントは手術が必要

インプラントは顎の骨にインプラント体と呼ばれる小さなチタン製のネジを埋める手術を行い、その上に被せ物をする治療方法です。そのため身体への負担は少なからずかかるといえます。

 

 

ブリッジや入れ歯は手術は必要ありませんが、ブリッジでは周囲の歯を削って被せ物をしたり、入れ歯では周囲の歯にバネをかけたりすることで周囲の歯に負担をかけます。

 

どの部分でも治療が受けられる

前歯から奥歯までのどの部分でもインプラントを埋めることができます。また全部の歯を失っていてもインプラントを入れることが可能です。この場合は4~6本のインプラントを埋め込み、歯の並びが一体化した補綴物を入れる治療方法か、インプラントで入れ歯を支えるインプラントオーバーデンチャーとなることが多いです。

 

インプラントのメリット

インプラントのメリットを紹介します。

 

自分の歯のように噛める

インプラントは顎の骨にしっかり固定されるため、自分の歯のようにしっかりと噛むことができます。

違和感が少ない

入れ歯と異なり、周囲の歯にバネをかける必要がありません。そのため違和感が少なくて済みます。またバネをかける必要がないため、周囲の歯に負担がかかることがありません。

見た目が良い

インプラントは見た目が良く、まるで歯肉から歯が生えているかのように自然な見た目をしています。被せ物も審美性が高いセラミックなどを用いることで天然の歯と同じような見た目になります。

 

まとめ

インプラントの特徴とメリットを紹介しました。インプラント治療は手術を必要とするため、糖尿病や高血圧の方はインプラント治療を受けられない可能性があります。インプラントを検討されている方は、歯科医院での適切な検査、診断を受ける必要があります。

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司


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スタッフ全員笑顔で「おもてなし」安心して通える四日市の歯科医院を目指して

四日市の歯医者・にいみ歯科医院では、『歯科を通じて皆様のお口の健康をサポートする』という理念のもと日々診療を行っております。そして、四日市の当歯医者にいらっしゃる患者様が、歯医者の診療に対して「怖い」「不安」という気持ちをできるだけ抱かず、安心して診療を受けていただけるよう、スタッフ一同おもてなしの気持ちで診療をさせていただきます。

設備面でも、患者様にリラックスしていただけるよう、ゆったりとした待合室や診療室を設けております。さらに四日市にある当歯医者では、診療方針を患者様にもきちんと納得していただいてから患者様お一人おひとりに合わせた診療を行っていきたいと考えています。

ですので、四日市にお住まいの患者様が診療についてわからないこと・疑問に思うことを、お気軽にスタッフに聞くことができる雰囲気づくりということも大切にしています。四日市の歯医者・にいみ歯科医院にご来院された患者様が、いつまでも楽しく食事ができ、笑顔で健やかな人生を過ごしていただけることを願っています。

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