2019年5月20日 (月)
こんにちは
にいみ歯科医院です。
今回も前回に引き続き食育についてお話しましょう。
私たちだけでなく子どもたちが食べる食料で、
これはどこで生産されたものなのか?
食品の安全面は大丈夫?など疑問に感じることも多くあると思います。
日本の食糧自給率は農林水産省の発表によれば、1946年度で88%でしたが
2017年度では38%となっています。
この自給率の水準が低いのか、高いのかと考えたとき
海外と比べるとどうでしょうか?
2013年度の農林水産省の発表では
・カナダ264%
・オーストラリア224%
・アメリカ130%
・フランス127%
と極めて低い水準となっています。
日本はいわゆる食糧輸入大国で多くの食材を海外から輸入しています。
食品となって食卓に並ぶまでに不信感が生じることもありますが
どういったものが自給できているのかを確認し、
できるだけ「地産地消」を心がけて食品を選び、安全な食品選びをすることも
子どもたちの食育には大切な要素だと考えられます。
「地産地消」にも多く関わるのが地域の食に関わる伝統行事であり
この食の伝統行事は昔から地域で独自に子どもたちの成長を願って
いろいろ、歯とお口にまつわる行事が行われてきました。
同じ名前の行事であっても、内容や時期が地域によって
違っていることもあります。
伝統行事をいくつか紹介しますと「お食い初め」があります。
本来は餅、栗、大豆、干し柿など硬いものを食べて歯を丈夫にし、
長寿を願う行事で正月、6月などに行うところが多いようです。
古くは紀貫之の「土佐日記」にも書かれており、ここでは生後100日から
半年頃に行われる食い初めの行事を「歯固め」として取り上げました。
佐渡では「ハガタメ」と呼ばれ、食い初めの祝いをします。
このような「お食い初め」の行事は赤ちゃんの成長を祝い
お乳から少しずつ離乳食へと食べるものが変わる頃に、
この歯固めの行事が終わり、赤ちゃんには歯が生え始めてきます。
他にも満1歳のお誕生日をお祝いする行事の「いっしょうもち」があります。
1歳まで無事に成長したことをお祝いする伝統行事です。
全国的には「立ったり餅」、「誕生餅」、「一升餅」や「一生餅」と呼ばれています。
このように子どもの歯とお口の健康を願って行われてきた伝統行事も
昔から伝わる食育であり、後世に伝えていくのも大切な食育でしょう。
さて、今回の食育の話はここまで。
では次回も食育についてお話しましょう。
ではまた。
三重県四日市 医療法人 にいみ歯科医院
四日市の歯医者・にいみ歯科医院では、『歯科を通じて皆様のお口の健康をサポートする』という理念のもと日々診療を行っております。そして、四日市の当歯医者にいらっしゃる患者様が、歯医者の診療に対して「怖い」「不安」という気持ちをできるだけ抱かず、安心して診療を受けていただけるよう、スタッフ一同おもてなしの気持ちで診療をさせていただきます。
設備面でも、患者様にリラックスしていただけるよう、ゆったりとした待合室や診療室を設けております。さらに四日市にある当歯医者では、診療方針を患者様にもきちんと納得していただいてから患者様お一人おひとりに合わせた診療を行っていきたいと考えています。
ですので、四日市にお住まいの患者様が診療についてわからないこと・疑問に思うことを、お気軽にスタッフに聞くことができる雰囲気づくりということも大切にしています。四日市の歯医者・にいみ歯科医院にご来院された患者様が、いつまでも楽しく食事ができ、笑顔で健やかな人生を過ごしていただけることを願っています。