2021年8月12日 (木)
お口の中に銀歯が入っていて見た目が気になる、もしくは虫歯の治療中で被せ物をどんな種類にしたらいいか悩んでいる方はいっしゃいませんか。
銀歯のデメリットは、金属のため見た目が良くないと考える方が多いと思いますが、実は他にもいくつかあります。
できれば白い歯にしたい!と思っている方もいらっしゃると思います。
このことを踏まえて、銀歯や白い歯(セラミック治療)について詳しく見ていきましょう。
白い歯と銀歯では、接着方法が異なります。銀歯の場合、白い歯(セラミック)の時に使う接着材よりも接着力が劣る素材を使うため、接着剤の劣化により歯と被せ物の間に隙間ができてしまいます。また金属は、熱いものや冷たいもので収縮したり膨張したりすることで同じく隙間ができてしまうのです。
その隙間からむし歯になるリスクが増えます。
人と会話したり笑ったりした時に、銀歯だとどうしても目立ってしまいます。
銀歯を気にして笑えないというストレスを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
メタルタトゥーとは… |
原因
被せ物や土台に使われている金属のイオンが溶け出し歯茎の中に入り込むことで起こる。
例えば、水の中に金属をつけておくと錆びてきますよね。その原理と同じで、お口の中は、唾液がありますので、金属を使用するとだんだん錆びてきます。
唾液に溶け出した金属にたんぱく質が反応した結果、体の内で異物と認識して、かゆみや湿疹、発赤などが現れてくる可能性があります。
保険適応のためセラミック治療に比べてコストを抑えることができます。
ご自身の歯に近い色調で被せ物を作るので違和感がありません。また、口元に自信がつき、笑顔が増えた!という患者さんが多くいらっしゃいます。
セラミック治療で使われるセラミックとは、お茶碗や湯のみと同じ材料である陶材をさします。プラスチックや金属と比べて表面はピカピカ、ツルツルのため汚れがつきにくく、さらに唾液で汚れが流れやすいという性質を持っています。
セラミックの被せ物は、金属とは違い、お口の中で溶け出さないセメントを使いますし、色がつきにくい性質を持っているので長持ちしやすいです。
銀歯は金属を溶かして、型に流して作るためどうしても膨張・収縮が起こり、ピッタリと合った被せ物を作るのは難しくなります。セラミックの場合、土台にセラミックを何層にも重ねて築盛して焼き固める作業を繰り返して作ります。そのため銀歯よりも精度が良い被せ物が出来上がります。
金属を用いないためアレルギーを起こす心配がありません。
セラミック治療は保険適応外のため、治療費が高くなります。
セラミッククラウン(歯を全て覆うタイプの被せ物)では、約7〜15万円
セラミックインレー(一部分を覆うタイプの詰め物)では、約4万円
ほどの値段です。
一方で、保険のクラウン(銀歯)では、5000〜6000円
インレー(銀の詰め物)では、4000〜5000円
となり、セラミック治療と比較しておよそ10分の1の金額となります。
被せ物は消耗品のため一生使えるというわけではありません。セラミックは陶器なので、お茶碗や湯のみと同じで、欠けたり、割れたりする恐れがあります。
例えば、歯ぎしり、食いしばりのある方は、被せ物が割れるリスクが高いので、ナイトガード(睡眠時のマウスピース)の使用をオススメしています。
銀歯、白い歯(セラミック治療)のメリット・デメリットを知ってもらえたでしょうか?
当院スタッフは、患者様一人一人に合った被せ物を一緒に考えさせてもらいますので、気になることがあればぜひお話聞かせてくださいね!
四日市の歯医者・にいみ歯科医院では、『歯科を通じて皆様のお口の健康をサポートする』という理念のもと日々診療を行っております。そして、四日市の当歯医者にいらっしゃる患者様が、歯医者の診療に対して「怖い」「不安」という気持ちをできるだけ抱かず、安心して診療を受けていただけるよう、スタッフ一同おもてなしの気持ちで診療をさせていただきます。
設備面でも、患者様にリラックスしていただけるよう、ゆったりとした待合室や診療室を設けております。さらに四日市にある当歯医者では、診療方針を患者様にもきちんと納得していただいてから患者様お一人おひとりに合わせた診療を行っていきたいと考えています。
ですので、四日市にお住まいの患者様が診療についてわからないこと・疑問に思うことを、お気軽にスタッフに聞くことができる雰囲気づくりということも大切にしています。四日市の歯医者・にいみ歯科医院にご来院された患者様が、いつまでも楽しく食事ができ、笑顔で健やかな人生を過ごしていただけることを願っています。