虫歯は、小さなお子さんから高齢の方まで起きうる問題です。虫歯の進行状況によっても、その症状は異なり、初期の虫歯では無症状や少ししみる程度の場合も多く、進行するとひどい痛みを伴うこともあります。また、知らないうちにひどく進行し、歯を保存できない状態や歯の周りの歯ぐきや骨にまで影響が及ぶこともあります。
当院では、虫歯の治療において、MI(ミニマムインターベーション)という考え方を遵守しています。
MIとは、「人体に対する治療を最小限にとどめる」ということなのですが、虫歯の治療においても、虫歯になった本当に悪い部分のみを削り、歯質の犠牲や神経への刺激を最小限に抑えることが望ましいということです。つまり、できるだけ、歯の健康な部分や神経を残して、歯の寿命を長くできるようにという信念を持って、治療方法や治療器具を選択しています。
中でもダイレクトボンディングという方法は、極力虫歯の部分だけを削り、セラミックに近く、審美性の高い樹脂を直接歯に詰めていく方法です。使用する樹脂は、接着力の高い、歯質に類似した性能を持つペーストを使用しており、2次的な虫歯の予防になるだけでなく、透明感や光沢があり、審美的にも優れています。直接詰めることで、治療回数も少なくなります。
むし歯をMIバーと呼ばれるバーをはじめとする最小限の切削に適した器具で削除します。むし歯を染め出す液や歯質の硬さを確認する器具を使い、むし歯の取り残しが無いかを確認します。当院ではほとんどすべての治療において、拡大鏡の使用を行っており、より正確にむし歯の部分のみを取り除きます。
むし歯を削除した後の歯の形に合わせて、ダイレクトボンディングによって、歯の失われた形態を再現するために歯の間などに、器具を取り付けます。これらの器具も、ダイレクトボンディング専用に用意した新品を毎回使用します。
歯は人によっても、どの部分かによっても色が異なります。また、一つの歯であっても、一色ではなく、層によっても色や硬さが異なっています。それらを考慮した上で、歯質に調和し、審美的にも優れたペーストをいくつか選択します。また、ペーストは形態や色調を考慮しながら、層状に繰り返し充填します。これにより、確実にペーストを硬化させ、良好な予後につなげます。
充填を終えた部分の咬み合わせの確認と調整を行います。その後、研磨を行います。研磨についても、ダイレクトボンディング専用の研磨器具を用意し、より光沢があり、なめらかな表面に仕上げます。
むし歯の進行状況やお口の中の総合的な状態などによって、必ずしもダイレクトボンディングが第一選択となるわけではありませんが、多くの症例に選択可能な方法です。
「これまでに詰める治療をしたけど、隙間が気になる」「詰め物の色があっていない」などのお悩みを解決する手立ての一つになるかもしれません。
ぜひ、お気軽にご相談ください。
四日市の歯医者・にいみ歯科医院では、『歯科を通じて皆様のお口の健康をサポートする』という理念のもと日々診療を行っております。そして、四日市の当歯医者にいらっしゃる患者様が、歯医者の診療に対して「怖い」「不安」という気持ちをできるだけ抱かず、安心して診療を受けていただけるよう、スタッフ一同おもてなしの気持ちで診療をさせていただきます。
設備面でも、患者様にリラックスしていただけるよう、ゆったりとした待合室や診療室を設けております。さらに四日市にある当歯医者では、診療方針を患者様にもきちんと納得していただいてから患者様お一人おひとりに合わせた診療を行っていきたいと考えています。
ですので、四日市にお住まいの患者様が診療についてわからないこと・疑問に思うことを、お気軽にスタッフに聞くことができる雰囲気づくりということも大切にしています。四日市の歯医者・にいみ歯科医院にご来院された患者様が、いつまでも楽しく食事ができ、笑顔で健やかな人生を過ごしていただけることを願っています。