ワイヤー矯正とマウスピース矯正はどう違う？それぞれの特徴と選ぶときのポイント

1. ワイヤー矯正とマウスピース矯正の基本的な違い

2. ワイヤー矯正のメリット・デメリット

3. マウスピース矯正のメリットとデメリット

4. 四日市で30年以上続く歯医者 にいみ歯科・矯正歯科のインビザライン矯正

1. ワイヤー矯正とマウスピース矯正の基本的な違い

ワイヤー矯正とマウスピース矯正は、どちらも歯に力を加えて少しずつ理想的な位置へ動かす治療ですが、使う装置の構造や仕組み、治療中の過ごし方に大きな違いがあります。ここではワイヤー矯正とマウスピース矯正の基本的な違いについて説明します。
 

①装置の構造と固定方法

ワイヤー矯正は、歯の表面に「ブラケット」という装置をつけてワイヤーを通し、歯を引っ張る力で動かします。装置は固定式のため、自分で外すことはできません。一方、マウスピース矯正では、透明な樹脂製のマウスピースを装着し、段階的に交換しながら歯を動かしていきます。
 

➁見た目の違い

ワイヤー矯正は金属製の装置が目立ちやすいのに対し、マウスピース矯正は透明な装置を使うため、装着していても目立ちにくい点が特徴です。そのため、見た目を重視する方に選ばれやすい傾向があります。
 

➂取り外しの可否

ワイヤー矯正は自分で外せませんが、マウスピース矯正は食事や歯磨きの際に取り外しができます。これは日常生活において大きな違いとなる部分です。
 

④治療の適応範囲

重度の歯並びや複雑な症例には、細かい調整が可能なワイヤー矯正が適している場合があります。一方、マウスピース矯正は、軽度〜中等度の不正咬合に対して用いられることが多いです。
 

⑤治療期間と通院頻度

症例にもよりますが、ワイヤー矯正は月1回の調整が必要です。マウスピース矯正では2〜3か月に1回の診察が一般的です。ただし、装着時間を自己管理する必要があります。
 
矯正方法によって治療中の過ごし方や管理方法は大きく異なるため、まずはそれぞれの基本的な違いを把握することが大切です。

2. ワイヤー矯正のメリット・デメリット

ワイヤー矯正は、長年にわたり多くの患者さんに提供されてきた矯正治療の代表的な方法です。装置が固定式で歯科医師の調整により歯を動かすため、幅広い歯並びに対応できる一方、見た目やお手入れ面での注意も必要です。
 
＜メリット＞
 

①複雑な歯並びにも対応しやすい

ワイヤー矯正では、歯にかける力を歯科医師が細かく調整できるため、歯の重なりやねじれが強い場合、噛み合わせに大きなズレがある場合など、さまざまな症例に対応できる可能性があります。
 

②歯の細かな移動が可能

ワイヤー矯正では、ワイヤーとブラケットを使うことで歯を前後・左右・上下へ三次元的に動かしやすいとされています。歯のねじれを回転させたり、上下の位置を細かく調整できるため、噛み合わせや歯列全体のバランスを整える際にも役立つといわれています。
 

③装着時間の自己管理が不要

固定された装置のため、装着時間を自分で管理する必要がありません。外す・つけるといった手間がなく、自己管理に不安がある方にも選びやすい場合があります。
 
＜デメリット＞
 

①見た目に影響が出やすい

金属の装置を使用する場合、口元から装置が見えることがあります。見た目が気になる方には、目立ちにくい素材への変更などを検討する必要があります。
 

②歯磨きがしにくくなる

装置が歯の表面に取りつけられているため、歯ブラシが届きにくく、磨き残しが出やすくなります。むし歯や歯周病を防ぐためには、より丁寧なブラッシングとケアが求められます。
 
幅広い歯並びに対応できる点は大きな特長ですが、見た目やセルフケアの工夫も必要になるため、それぞれの特徴をふまえて治療法を選択しましょう。
 

3. マウスピース矯正のメリットとデメリット

マウスピース矯正は、装置の見た目が目立ちにくく、日常生活にも取り入れやすいことから選ばれやすい治療法です。一方で、自己管理が必要になる場面も多く、治療を進めるうえでの注意点があります。
 
＜メリット＞
 

①装置が目立ちにくい

透明な素材でできたマウスピースを使用するため、装着中でも他人から気づかれにくく、見た目の変化に抵抗がある方や、人前で話す機会の多い方にとって選ばれることがあります。
 

②取り外しができて歯磨きしやすい

食事や歯磨きの際に取り外すことができるため、口の中を清潔に保ちやすいとされています。食べ物が装置に挟まる心配がなく、普段と同じように歯磨きやフロスを使える点もメリットのひとつです。
 

③金属アレルギーの心配がない

マウスピース矯正では金属を使用しないため、金属アレルギーがある方でも治療を受けやすいとされています。金属に対する不安を抱えている方にも適しているでしょう。
 
＜デメリット＞
 

①装着時間の自己管理が必要

マウスピースは1日20〜22時間の装着が推奨されています。決められた時間を守らなければ、歯が予定どおりに動かず、治療期間が延びる可能性があります。
 

②すべての症例に対応できるわけではない

歯の重なりが強い場合や、顎の位置に関わるような骨格的な問題がある場合など、マウスピース矯正だけでは対応が難しい症例もあります。その際は別の治療法を併用することも検討されます。
 
マウスピース矯正は、見た目の自然で目立ちにくいですが、装着時間の管理や症例の適応について十分に理解したうえで選ぶことが重要です。
 

4. 四日市で30年以上続く歯医者 にいみ歯科・矯正歯科のインビザライン矯正

三重県四日市市の歯医者「にいみ歯科・矯正歯科」では、透明なマウスピース型矯正装置「インビザライン」による歯列矯正を行っています。目立ちにくく取り外しができる装置の特性を活かし、見た目やライフスタイルに配慮した矯正治療を提供しています
 

にいみ歯科・矯正歯科のインビザライン矯正の特長

①矯正担当歯科医師が一人ひとりに合わせた治療を計画

当院では矯正を専門に扱う歯科医師が在籍しており、精密な検査をもとに、お口の状態に合った矯正プランを立てています。ご希望や生活スタイルも丁寧にヒアリングします。
 

②口腔内スキャナーで治療後の歯並びを事前に確認可能

iTeroスキャナーを用いて、現在の歯並びや噛み合わせを立体的に計測。治療後のシミュレーションを可視化できます。
 

③総合歯科ならではの一貫対応

当院は一般歯科・小児歯科・口腔外科なども対応しているため、むし歯や歯周病などがあっても他院に移ることなく治療が進められます。トータルでお口の健康をサポートします。
 

④プライバシーに配慮した個室診療・託児サービスも完備

患者さんが安心して通院できるよう、相談しやすい個室診療室です。保育士による託児サービスもあり、お子さま連れの方も通いやすいような環境を整えています。

まずは無料カウンセリングで、あなたの歯並びのお悩みをお聞かせください。

まとめ

ワイヤー矯正とマウスピース矯正は、いずれも歯並びを整えるための有効な治療法ですが、それぞれに異なる特徴があります。ワイヤー矯正は幅広い症例に対応できる一方で、見た目や口腔ケアのしづらさが課題となることもあります。マウスピース矯正は装置が目立ちにくく取り外しが可能ですが、装着時間の管理など自己管理が求められます。自分の歯並びの状態やライフスタイルに合った方法を選ぶことが大切です。
 
三重県四日市市周辺で矯正治療をご検討の方は、にいみ歯科・矯正歯科までお気軽にご相談ください。

監修　にいみ歯科・矯正歯科　院長　新美 敦司
所属学会・取得資格等
日本歯周病学会会員
日本臨床歯周病学会　認定医
日本歯内療法学会
国際歯周内科学研究会会員
日本糖尿病協会 歯科医師登録医
JIADS会員
白眉会（愛知学院大学 歯学部 口腔治療学講座OB会）会員
BPS認定歯科医師、BASIC LEVEL ANCHORAGE 受講

空閑大輝

略歴
長崎大学歯学部卒業
長崎大学大学院歯科矯正学分野歯学博士号取得
長崎大学病院矯正歯科客員研究員として在籍

所属学会
日本矯正歯科学会
九州矯正歯科学会