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マウスピース矯正で出っ歯は治せる？治療を検討する際の注意点
▼目次
1. 出っ歯はマウスピース矯正で治せる？
2. マウスピース矯正で治しやすい出っ歯と難しい出っ歯
3. 出っ歯をマウスピース矯正で治療する前に知っておきたい注意点
4. 四日市で30年以上の実績｜にいみ歯科・矯正歯科のマウスピース矯正治療
出っ歯は笑顔や横顔の印象に関わるだけでなく、噛み合わせやお口の健康にも影響を与えることがあります。「矯正をしたいけれど装置が目立つのは避けたい」と考える方に検討されているのが、透明なマウスピースを使った矯正方法です。取り外しができるため食事や歯磨きがしやすく、見た目にも目立ちにくいのが特徴です。ただし、出っ歯のすべてがマウスピース矯正で治せるわけではなく、骨格や歯並びの状態によっては他の方法が適している場合もあります。また、治療を進めるにあたっては、患者さん自身が注意すべき点もあります。今回は、出っ歯をマウスピース矯正で治せるケースと、治療を検討する際の注意点について解説します。
1. 出っ歯はマウスピース矯正で治せる？
出っ歯に対するマウスピース矯正の適応は、歯並びや顎の状態によって大きく異なります。症例の程度や治療の目的によっても適応範囲は変わるため、正確な判断には専門的な診断が欠かせません。
①軽度の歯の傾きによる出っ歯
前歯がわずかに前方へ傾いている程度であれば、マウスピース矯正で歯を後ろに動かし、改善が期待できるケースがあります。
➁歯の位置や隙間が原因の場合
歯の隙間や軽度のガタつきが出っ歯の見た目を強調している場合には、マウスピースを段階的に交換することで整えやすいとされています。
➂骨格が原因の出っ歯
上顎が前に出ている、下顎が小さいといった骨格性の出っ歯は、マウスピース矯正だけでは対応が難しいことがあります。ワイヤー矯正や外科的処置を組み合わせることも検討されます。
④年齢による違い
子どもは顎の成長を利用した治療が優先されるため、必ずしもマウスピース矯正が適しているとは限りません。一方で大人は顎の成長が終わっているため、歯の移動による治療が計画されることがあります。
⑤審美面と機能面の両立
出っ歯治療では見た目の改善とともに、噛み合わせの安定も考慮されます。見た目だけを整えても、矯正後に不具合が残る可能性があるため注意が必要です。
出っ歯に対するマウスピース矯正は、軽度から中等度の症例で治療の選択肢となることがあります。ただ、骨格性の問題には限界があるため、歯科医師による精密な診断が不可欠です。
2. マウスピース矯正で治しやすい出っ歯と難しい出っ歯
出っ歯といっても、その原因や程度によって治療の難易度は大きく異なります。マウスピース矯正は透明で目立ちにくい装置を用いるため、多くの方に検討されていますが、すべての出っ歯に適応できるわけではありません。以下に出っ歯が比較的治しやすいケースと難しいケースを解説します。
＜治しやすい出っ歯＞
①軽度の歯の傾き
前歯がわずかに前に出ている程度であれば、マウスピース矯正で後方に移動させることで改善が見込めることがあります。
➁軽度の歯列不正
前歯に小さな隙間や軽いガタつきがある場合には、マウスピースを段階的に交換することで整えやすいとされています。
➂骨格に大きな問題がないケース
上下の顎の大きさや位置に大きな差がない場合、歯の移動だけで見た目と噛み合わせを整えやすい傾向にあります。
＜難しい出っ歯＞
①骨格性の出っ歯
上顎の突出や下顎の後退など、顎の骨格が原因となる出っ歯の場合は、マウスピース矯正だけでは改善が難しく、ワイヤー矯正や外科的処置が必要になることもあります。
➁噛み合わせに大きな問題がある場合
歯並びとあわせて噛み合わせの調整が必要なケースでは、より複雑な治療方法が選ばれることがあります。
出っ歯がマウスピース矯正で治しやすいかどうかは、見た目だけでは判断できず、精密検査で原因を確認したうえで適切な方法を選ぶことが大切です。
3. 出っ歯をマウスピース矯正で治療する前に知っておきたい注意点
出っ歯をマウスピース矯正で治療する際には、事前に理解しておくべき注意点がいくつかあります。適応できるケースであっても、これらを守らなければ治療が計画通りに進みにくくなることがあります。
①装着時間を守る必要がある
マウスピース矯正は1日20時間以上の装着が推奨されています。取り外しが容易な分、装着時間が不足すると歯の動きが遅れ、治療期間に影響する可能性があります。
➁治療期間が長引くことがある
出っ歯の程度によっては、ワイヤー矯正よりも時間がかかる場合があります。特に突出が強いケースでは、数年にわたる治療を想定することもあります。
➂噛み合わせの安定が重要
見た目が整っても噛み合わせが不安定だと、咀嚼や発音に影響が残ることがあります。見た目と機能の両方を重視することが大切です。
④むし歯や歯周病への配慮
マウスピースを外して食事や歯磨きができるため使いやすい一方で、ケアを怠るとむし歯や歯周病のリスクが高まることがあります。治療中はより丁寧なケアが求められます。
⑤治療方針が変わることもある
開始後の歯の動きや噛み合わせの変化によって、ワイヤー矯正などへ移行するケースもあります。最初から複数の選択肢を理解しておくことが大切です。
マウスピース矯正はメリットの多い方法ですが、出っ歯の治療では適応や注意点を理解したうえで取り組むことが大切です。
4. 四日市で30年以上の実績｜にいみ歯科・矯正歯科のマウスピース矯正治療
三重県四日市市の歯医者「にいみ歯科・矯正歯科」では、透明なマウスピース型矯正装置（クリアアライナー）による歯列矯正を行っています。目立ちにくく取り外しができる装置の特性を活かし、見た目やライフスタイルに配慮した矯正治療を提供しています。
にいみ歯科・矯正歯科のマウスピース矯正の特長
①矯正担当歯科医師が一人ひとりに合わせた治療を計画
当院では矯正を専門に扱う歯科医師が在籍しており、精密な検査をもとに、お口の状態に合った矯正プランを立てています。ご希望や生活スタイルも丁寧にヒアリングします。
②口腔内スキャナーで治療後の歯並びを事前に確認可能
iTeroスキャナーを用いて、現在の歯並びや噛み合わせを立体的に計測。治療後のシミュレーションを可視化できます。
③総合歯科ならではの一貫対応
当院は一般歯科・小児歯科・口腔外科なども対応しているため、むし歯や歯周病などがあっても他院に移ることなく治療が進められます。トータルでお口の健康をサポートします。
④プライバシーに配慮した個室診療・託児サービスも完備
患者さんが安心して通院できるよう、相談しやすい個室診療室です。保育士による託児サービスもあり、お子さま連れの方も通いやすいような環境を整えています。
まずは無料カウンセリングで、あなたの歯並びのお悩みをお聞かせください。
まとめ
出っ歯に対するマウスピース矯正は、軽度から中等度の症例であれば治療の選択肢となることがあります。一方で、骨格に原因がある出っ歯や重度の症例では対応が難しく、ワイヤー矯正や外科的治療を併用する場合もあります。治しやすい出っ歯と難しい出っ歯を見極めるには、歯並びだけでなく顎の状態や噛み合わせを含めた精密な診断が重要です。治療を始める前には、装着時間や治療期間、口腔ケアといった注意点を理解しておきましょう。
出っ歯のマウスピース矯正についてお悩みの方は、三重県四日市市の歯医者「にいみ歯科・矯正歯科」までお気軽にご相談ください。
監修 にいみ歯科・矯正歯科 院長 新美 敦司
所属学会・取得資格等
日本歯周病学会会員
日本臨床歯周病学会 認定医
日本歯内療法学会
国際歯周内科学研究会会員
日本糖尿病協会 歯科医師登録医
JIADS会員
白眉会（愛知学院大学 歯学部 口腔治療学講座OB会）会員
BPS認定歯科医師、BASIC LEVEL ANCHORAGE 受講
空閑大輝
略歴
長崎大学歯学部卒業
長崎大学大学院歯科矯正学分野歯学博士号取得
長崎大学病院矯正歯科客員研究員として在籍
所属学会
日本矯正歯科学会
九州矯正歯科学会