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マウスピース矯正の基本の仕組みとは?タイプ別の種類と特徴まとめ
▼目次
1. マウスピース矯正の仕組みとは?
2. マウスピース矯正の種類と特徴
3. 自分に合ったマウスピース矯正を選ぶポイント
4. 四日市で30年以上続く歯医者 にいみ歯科・矯正歯科のマウスピース矯正治療
透明で目立ちにくく、取り外しができる点が特長のマウスピース矯正。仕事や学校生活にも支障をきたしにくいため、大人だけでなく学生にも選ばれやすい治療方法です。しかし、「どうやって歯が動くの?」「種類によって違いはあるの?」と疑問を持つ方も少なくありません。マウスピース矯正には、歯が動く仕組みや装置のタイプごとに異なる特徴があります。
今回は、マウスピース矯正の基本的な仕組みの特徴、選ぶときのポイントについて解説します。
1. マウスピース矯正の仕組みとは?
歯は「歯槽骨(しそうこつ)」という骨に埋まっており、歯を支える「歯根膜(しこんまく)」がクッションのような役割を果たしています。マウスピース矯正は、この構造を利用して少しずつ歯を動かす仕組みです。
①マウスピースの圧力による歯の移動
透明なマウスピースを装着すると、歯に一定の力が加わります。その圧力により、歯の周りの骨がゆっくりと吸収・再生を繰り返しながら歯が動いていきます。1枚で動く距離はおよそ0.25mm程度とわずかです。
➁段階的なマウスピース交換
約1〜2週間ごとに新しいマウスピースに交換し、少しずつ歯の位置を整えていきます。複数のマウスピースを順番に使うことで、最終的に理想の歯並びへ導きます。
➂装着時間と治療効果の関係
1日20時間以上の装着が推奨されています。装着時間が短いと歯が十分に動かず、治療計画が遅れる可能性があります。日常生活の中でも意識的な継続が大切です。
④歯を支える組織の反応
歯は力を受けると、その方向の骨が吸収され、反対側では新しい骨が作られます。この「骨のリモデリング」が繰り返されることで、歯が動いていきます。無理な力をかけない設計であることが特徴です
マウスピース矯正は、歯や骨の自然な反応を利用した仕組みで、段階的に歯並びを整えていく治療です。継続的な装着と計画的な交換が成功の鍵といえます。
2. マウスピース矯正の種類と特徴
マウスピース矯正には、歯全体を動かす「フルタイプ」と、前歯など限られた範囲を整える「部分タイプ」があります。それぞれに適した症例や特徴が異なります。
①部分マウスピース矯正とは
前歯や数本のみを対象とする矯正方法です。軽度の歯並びの乱れやすき間の改善に向いており、比較的短期間で終了するケースもあります。治療期間の目安は3か月〜1年程度です。ただし、奥歯や噛み合わせの調整には向かない場合があります。
➁全体マウスピース矯正とは
歯列全体を動かして、噛み合わせまで整える方法です。奥歯の位置や上下のバランスも考慮しながら進めるため、治療期間は1年〜2年半ほどかかることが一般的です。
➂部分と全体の違い
部分矯正は「見える部分を整える」目的に向いているのに対し、全体矯正は「機能的な噛み合わせ」まで改善する点が異なります。どちらが適しているかは、歯並びの状態や希望する仕上がりによって判断されます。
④適応できる症例の違い
部分タイプは軽度のすき間や前歯のねじれなどが対象で、中等度〜重度の症例には全体タイプが推奨されます。自己判断せず、歯科医師の診断に基づいて選択することが重要です。
マウスピース矯正の種類は、歯並びの状態や目的に応じて選ぶことが大切です。見た目の改善だけでなく、噛み合わせや長期的な安定も考慮しながら、歯科医師と相談のうえで自分に合った治療方法を検討しましょう。
3. 自分に合ったマウスピース矯正を選ぶポイント
マウスピース矯正は、見た目の改善だけでなく、噛み合わせの調整や将来的な歯の健康にも関わる治療です。自分に合ったタイプを選ぶためには、いくつかの観点を確認することが大切です。
①歯並びの状態を把握する
軽度のすき間やねじれであれば部分タイプが向いている場合が多く、全体的なズレや噛み合わせまで整える場合はフルタイプが選ばれる傾向があります。自己判断では見落としが生じやすく、歯科医師による診断が欠かせません。
➁治療期間と生活スタイルのバランス
マウスピースは1日20時間以上の装着が求められるため、ライフスタイルに合うかどうかを考慮する必要があります。食事や会話の際に外せる点はメリットである一方、装着時間を守れないと治療が遅れることもあります。
③治療の進め方やサポート体制
マウスピース矯正は定期的なチェックが必要です。通院頻度やマウスピースの交換方法、トラブル時の対応体制などを事前に確認しておくとよいでしょう。
④仕上がりのイメージを共有する
歯科医師とのカウンセリングで、仕上がりのシミュレーションを確認しておくことが効果的です。治療前に目標を共有することで、イメージのずれを防ぎ、計画的に進められます。
マウスピース矯正は、歯の状態・生活環境・希望する仕上がりによって最適な方法が異なります。焦らず比較検討し、自分にとって無理のない計画を立てることが大切です。
4. 四日市で30年以上続く歯医者 にいみ歯科・矯正歯科のマウスピース矯正治療
三重県四日市市の歯医者「にいみ歯科・矯正歯科」では、透明なマウスピース型矯正装置(クリアアライナー)による歯列矯正を行っています。目立ちにくく取り外しができる装置の特性を活かし、見た目やライフスタイルに配慮した矯正治療を提供しています。
にいみ歯科・矯正歯科のマウスピース矯正の特長
①矯正担当歯科医師が一人ひとりに合わせた治療を計画
当院では矯正を専門に扱う歯科医師が在籍しており、精密な検査をもとに、お口の状態に合った矯正プランを立てています。ご希望や生活スタイルも丁寧にヒアリングします。
②口腔内スキャナーで治療後の歯並びを事前に確認可能
iTeroスキャナーを用いて、現在の歯並びや噛み合わせを立体的に計測。治療後のシミュレーションを可視化できます。
③総合歯科ならではの一貫対応
当院は一般歯科・小児歯科・口腔外科なども対応しているため、むし歯や歯周病などがあっても他院に移ることなく治療が進められます。トータルでお口の健康をサポートします。
④プライバシーに配慮した個室診療・託児サービスも完備
患者さんが安心して通院できるよう、相談しやすい個室診療室です。保育士による託児サービスもあり、お子さま連れの方も通いやすいような環境を整えています。
まずは無料カウンセリングで、あなたの歯並びのお悩みをお聞かせください。
まとめ
マウスピース矯正は、透明で目立ちにくく、生活への影響が少ない矯正方法として多くの方に選ばれています。歯が動く仕組みを理解し、自分の症例に合ったタイプを選ぶことで、より満足度の高い結果が期待できます。部分・全体どちらを選ぶ場合も、歯科医師と相談しながら無理のない計画を立てることが重要です。
マウスピース矯正について詳しく知りたい方は、四日市の歯医者 にいみ歯科・矯正歯科までお問い合わせください。
監修 にいみ歯科・矯正歯科 院長 新美 敦司
所属学会・取得資格等
日本歯周病学会会員
日本臨床歯周病学会 認定医
日本歯内療法学会
国際歯周内科学研究会会員
日本糖尿病協会 歯科医師登録医
JIADS会員
白眉会(愛知学院大学 歯学部 口腔治療学講座OB会)会員
BPS認定歯科医師、BASIC LEVEL ANCHORAGE 受講
空閑大輝
略歴
長崎大学歯学部卒業
長崎大学大学院歯科矯正学分野歯学博士号取得
長崎大学病院矯正歯科客員研究員として在籍
所属学会
日本矯正歯科学会
九州矯正歯科学会