にいみ歯科ブログ

治療したインプラントのぐらつきの原因とは?対処法はありますか!?

2023年1月27日 (金)

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司

 

インプラントは天然の歯と異なり、顎の骨と結合するため動くことはありません。しかし、インプラント周囲炎や被せ物が消耗してしまった場合は揺れてしまうこともあります。そのまま放置してしまうと思わぬトラブルに発展してしまうことも。今回はインプラントがぐらぐらする原因と対処法も併せて解説します。

 

インプラントがぐらぐらする3つの原因

インプラントが揺れてしまう原因には以下のことが挙げられます。

 

  • ネジが緩んでいる
  • インプラント周囲炎に罹患している
  • 被せ物に不具合が起きている

 

それぞれの原因について詳しく見ていきましょう。

 

ネジが緩んでいる

インプラントは主に人工歯根の代わりになる「インプラント体」と歯の代わりになる「人工歯」、それらを結合する「アバットメント」の3つの部品からなります。なおインプラントとアバットメントはネジで締めて固定するもので、歯ぎしりや食いしばりによって緩むこともあります。また人工歯とアバットメントはネジで固定するタイプと接着剤で固定するタイプがあり、ネジが緩んでしまったり接着剤が剥がれてしまうと揺れる可能性があります。

 

インプラント周囲炎に罹患している

セルフメンテナンスや歯科医院でのメンテナンスを怠ってしまうとインプラントが歯周病になることもあります。初期の段階ではインプラント周囲の歯ぐきが炎症を起こす「インプラント周囲粘膜炎」と呼ばれている状態で腫れや出血を伴いますが、進行するとインプラント周囲まで影響が及んでしまい「インプラント周囲炎」になります。この状態になるとインプラントを支えている骨が溶けてしまうため揺れや脱落してしまうこともあります。

 

被せ物に不具合が起きている

先述したとおり、インプラントと被せ物はネジで固定するものと接着剤で固定するものがあります。被せ物とアバットメントのネジが緩んでしまった場合、インプラントが揺れているように感じることがあります。また接着剤が剥がれてきたときも同様に感じるでしょう。

 

インプラントがぐらぐらするときの対処法

インプラントが揺れている場合、速やかに施術を受けた歯科医院に相談しましょう。これはインプラントと被せ物の間のネジが緩んでいたりアバットメントのネジが緩んでいたりする場合、施術した以外の歯科医院では締める器具がない可能性があるためです。なおインプラント周囲炎で揺れている場合はインプラントを除去しなければならないこともあります。

 

まとめ

今回はインプラントが揺れる原因とその対処法について紹介しました。原因にはネジの揺れや接着剤の劣化、インプラント周囲炎に罹患していることが考えられます。揺れを感じる場合は速やかに歯科医師に相談し、適切な処置を受けることが望ましいです。

 

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司


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インプラント歯科治療のデメリットとは?

2023年1月13日 (金)

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司

 

何かしらの理由で歯を失ってしまった場合、歯を補う方法の一つにインプラント治療が挙げられます。しかしインプラントは外科処置が必要なため、誰でも受けられる治療ではありません。インプラント治療を受けられない方を解説します。

 

インプラント治療を受けられない方

 

以下の項目に当てはまる方は、インプラント治療を受けられない可能性があります。

・成長期の方

・骨粗鬆症に罹患している方

・糖尿病に罹患している方

・金属アレルギーを持っている方

・放射線治療を行っている方

・重度の歯周病に罹患している方

それぞれ詳しく解説します。

 

成長期の方

インプラントは顎が成長している最中の若年層は受けられません。個人差はありますが、顎の成長はおおよそ20歳頃まで続いています。そのためインプラント手術が行えるのは20歳頃からとなります。

 

骨粗鬆症に罹患している方

インプラントの手術は顎の骨にネジを埋める手術が必要となります。そのため骨粗鬆症に罹患しており、ビスホスホネート製剤を服用しているまたは注射をしている方はインプラント治療を行えません。その理由はビスホスホネート製剤は顎骨壊死を引き起こす可能性があるとされており、インプラント治療では禁忌となっています。

 

糖尿病に罹患している方

糖尿病に罹患している方はインプラント手術時のリスクとインプラント治療の成功を妨げるリスクがあります。

 

糖尿病に罹患しておりインプラント手術を受けた場合、考えられるリスクは術中に低血糖症が起きる可能性があることです。また術後に起こる可能性がる高血糖は、術部の傷の治りが悪くなりインプラント手術の成功を妨げてしまいます。

 

金属アレルギーを持っている方

インプラントに使用する素材はチタンが多いですが、まれに金属アレルギーを引き起こす可能性があります。金属アレルギーをお持ちの方は術前に金属アレルギーの有無を確認することが大切です。また、金属アレルギーを持っていない方でも体内に金属がある限り突然アレルギーを発症することもあります。

 

放射線治療を行っている方

放射線治療を行っている方は、インプラント手術に限らず外科処置は慎重に行うことが大切になります。放射線治療中はお口の中が炎症を起こしやすい状態になっており、骨髄炎を生じる可能性があります。

 

重度の歯周病に罹患している方

重度の歯周病に罹患している方はインプラント前後に歯周治療を必要とします。しかし、インプラント前の歯周治療で改善が見込めない場合は、インプラント治療を受けられない可能性があります。

 

重度歯周病に罹患してい方が術前に歯周病治療を受けずインプラントを行うと、短期間のうちにインプラント周囲炎になり、インプラントが脱落することがあります。

 

まとめ

インプラント治療は歯を失ったときに補う方法として良い方法ですが、ご自身の健康状態によってインプラント手術を受けられない可能性もあります。

 

インプラント手術を希望される方は、歯科医師とよく相談してから適切な治療方法を選択しましょう。

 

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司


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スタッフ全員笑顔で「おもてなし」安心して通える四日市の歯科医院を目指して

四日市の歯医者・にいみ歯科医院では、『歯科を通じて皆様のお口の健康をサポートする』という理念のもと日々診療を行っております。そして、四日市の当歯医者にいらっしゃる患者様が、歯医者の診療に対して「怖い」「不安」という気持ちをできるだけ抱かず、安心して診療を受けていただけるよう、スタッフ一同おもてなしの気持ちで診療をさせていただきます。

設備面でも、患者様にリラックスしていただけるよう、ゆったりとした待合室や診療室を設けております。さらに四日市にある当歯医者では、診療方針を患者様にもきちんと納得していただいてから患者様お一人おひとりに合わせた診療を行っていきたいと考えています。

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