にいみ歯科ブログ

インプラントが失敗する原因は?失敗しないための予防策を紹介

2021年4月16日 (金)

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司

 

歯を失った場合、「ブリッジ」「入れ歯」「インプラント」が選択肢に挙げられます。以前の歯を同じように噛めることからインプラントを選択される方も増えています。しかし、何らかの理由でインプラントが失敗してしまう方もいます。そこで、インプラントが失敗してしまう理由とその対策を解説します。

 

インプラントが失敗する原因

インプラントは外科的手術が必要な治療方法です。診査診断が不十分、歯科医師の経験不足、インプラントが骨と結合されないなど、インプラントが失敗するケースは、何らかの理由があります。

 

診査診断が不十分

インプラントは顎の骨にインプラント体を埋め込むため、外科的手術が必要な治療です。CT撮影が行われず診査診断が不十分だと、神経麻痺や動脈損傷など思わぬトラブルの原因となります。

 

レントゲン写真では骨の厚み、神経や血管の走行している位置が分かりません。CT撮影を行うことで、三次元的にそれらの位置が分かり、インプラントを入れる方向が分かります。

 

またインプラントの手術は静脈内鎮静を行う場合もあるため、アレルギーや既往歴、服用している薬など全身の状態をあらかじめ伝えるようにしましょう。

 

歯科医師の知識や経験が不足している

歯科医師の知識や技術、経験不足が原因でインプラントが失敗してしまうケースもあります。

 

歯科医師の技術は測ることは難しく、一つの目安としてインプラントに関する学会に属し、研修にも精力的に参加しているかどうかを院内のホームページや掲示物で確認すると判断がしやすいです。

 

インプラントが骨と結合されない

インプラントは骨と結合することで、噛み合わせの回復ができます。インプラントと骨が結合されないと脱落の原因となります。

 

結合されない可能性として、インプラントを入れる位置が適切ではない場合や骨にダメージが与えられた場合はインプラントと骨が結合されません。

 

歯周病に罹患している

歯周病に罹患している場合は、インプラント治療を受ける前に歯周病の治療を行う必要があります。

 

歯周病に罹患していると、インプラント治療後にインプラント周囲炎になり、脱落するリスクが高くなります。

 

インプラントの失敗を防ぐためにすべきこと

インプラントの失敗を防ぐためには、歯科医師とコミュニケーションをしっかりとることや、診査診断を的確にする歯科医院に通院することです。術後もインプラントのメンテナンスを怠らないようにしましょう。

 

歯科医師と十分なコミュニケーションをとる

どの治療にもメリットとデメリットがあります。インプラント治療は保険が適用されない高額な治療なので、事前に治療方法や診断結果をよく確認しましょう。

 

また、歯科医師によって考え方が違うことが少なくありません。歯科医師と「何か合わない」と感じたらセカンドオピニオンを受けることをおすすめします。

 

診査診断をしっかり行う歯科医院を選ぶ

インプラントは事前の診査診断が非常に大切です。診査診断ではCT撮影をし、シミュレーションソフトでインプラントの入れる位置を確認し診断をします。

CT撮影を行わないでインプラント治療を進める歯科医院では注意が必要です。

 

インプラントのメンテナンスを怠らない

インプラントのメンテナンスを怠ってしまうと、インプラント歯周炎になる可能性が高くなります。

 

インプラントを入れた後は歯科医師、歯科衛生士から歯磨きの方法を身につけます。また定期的な検診やクリーニングも必ず行うようにしましょう。

 

まとめ

失った歯の噛み合わせを回復する治療方法は、インプラントが最適です。しかし高額で外科的処置を行うインプラント治療は、不安が多いもの。

 

失敗しないためには、診査診断や治療の説明をしっかりしてくれる歯科医院を選び、納得したうえでインプラント治療を選択するようにしましょう。

 

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司


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子どもたちのお口の発達と離乳食

2021年4月6日 (火)

お子さんがいる家庭であれば、離乳食の時期にうまくいかなぁという経験をされていることが多いのではないでしょうか?

 

離乳食の意義が何かを、保護者の方々は考えたことがありますか?多くの方が、おっぱいやミルクを卒業して食事のみで生活してくために食べるもの。おっぱいやミルクを早く卒業できる子ほどいい子。何でも初めからいっぱい食べる子が育てやすい子。というようなイメージを抱かれる方が多いのではないでしょうか?

実は、離乳食は、お口の機能や発達にとても深い関わりがあります。子どもたちの健康的なお口の発達にとって、離乳食の時期の食の経験は最も重要と言っても過言ではありません。お口の健康的な発達の見地から離乳食の意義を考えると、離乳食は母乳やミルクに代わるものではなく、それらに加えるものという考え方があります。詳しくお話しすると、生後6ヶ月頃から不足する亜鉛や鉄を補うために、食べ物を取り始める。不足するのはわずかな量なので、初めからたくさん食べる必要はないということです。初めから、たくさん食べることを期待してしまったり、食べてくれないと落胆してしまったりする保護者の方が多くいらっしゃると思いますが、それは必要ないことなんです。近年、口腔機能の発達が不十分な子や、口腔機能の発達段階で悪習癖がついてしまった子たちを日々の診察でもよく目にします。

また、筆者自身も子育て中の一児の母ですが、保育園の中で、離乳食時期の食への悩みはよく聞かれていました。「ペーストから固形になってきたら食べない。」「偏食でいろんなものを食べない。」「作ったものをほとんど食べてくれない。」など。子どもの食事について悩む保護者の方はとても多いと思います。しかし、その悩みを尋ねる場所がなかなか身近になく、本やホームページを見ても解決法が見つからないことも多いのではないでしょうか?

 

にいみ歯科医院では生涯通して通っていただける歯科医院を目指しています。そのために、歯が生えない赤ちゃんの時期からでも、受診する意義を感じていただけることとして、離乳食指導を行っております。
離乳食指導は、歯科医師、歯科衛生士、管理栄養士、口育士(子どものお口の発達について学んだ専門スタッフ)で、離乳食の始め方の指導や離乳食での悩みの相談を行っています。

また、当院では、従来のペースト食から始める離乳食だけでなく、BLWという方法を取り入れた離乳食の方法をお勧めしています。従来の離乳食の方法の中では、固形の食べ物を食べなくてつまずいてしまったり、赤ちゃんの発達に合わせて固形の食べ物をなかなか与えられずに困っていたり、自分で食べる機会を作れなかったりという悩みをよく伺います。

 

BLWという方法をベースに、“口に入れてあげる”をやめて、“自分で食べる”を促す方法やヒント、固形の食べ物を進める上での大切なことをお伝えしています。

 

離乳食は、やり方によっては、親にとっても、赤ちゃんにとっても、ストレスに感じてしまうことがありますが、やり方一つで、赤ちゃんの生命力や成長を感じられる、親子にとってかけがえのない時間になります。

 

また、正しい口腔機能を育む大切なプロセスになります。

 

何となく、「歯科医院は歯が生えてから行くところ」という感覚の方が多いと思いますが、歯科医院は、歯だけでなく、お口の専門家です。お子さんに歯が生えていなくても、お子さんの歯に心配がなくても、お越しください。口腔機能の発達を早い段階で確認することで、口腔機能発達不全やお口の悪習癖が歯ならびに顕著に影響が出る前に、発見し、アプローチできる可能性があります。現に、離乳食の相談をきっかけに来院されて、乳歯の問題や口腔機能の問題にかなり早い段階で発見できたケースもあります。早く知ることができれば、対応する方法も選択でき、保護者の方は心構えもできるので、とても大切な時間になりうると考えています。

 

赤ちゃんを連れて病院に行くのは、保護者の方にとって、時間も体力もいることだとは思います。赤ちゃんは、少しの時間お口をみるだけでも、泣いてしまうでしょう。それでも、知っていただきたいことがあります。

 

子育て中の方でも、これから子育てをされる方でも、お口の健康的な成長をお手伝いするにいみ歯科医院にぜひ、ご相談ください。


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インプラントが失敗する原因は?失敗しないための予防策を紹介

2021年4月2日 (金)

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司

 

歯を失った場合、「ブリッジ」「入れ歯」「インプラント」が選択肢に挙げられます。以前の歯を同じように噛めることからインプラントを選択される方も増えています。しかし、何らかの理由でインプラントが失敗してしまう方もいます。そこで、インプラントが失敗してしまう理由とその対策を解説します。

 

インプラントが失敗する原因

インプラントは外科的手術が必要な治療方法です。診査診断が不十分、歯科医師の経験不足、インプラントが骨と結合されないなど、インプラントが失敗するケースは、何らかの理由があります。

診査診断が不十分

インプラントは顎の骨にインプラント体を埋め込むため、外科的手術が必要な治療です。CT撮影が行われず診査診断が不十分だと、神経麻痺や動脈損傷など思わぬトラブルの原因となります。

レントゲン写真では骨の厚み、神経や血管の走行している位置が分かりません。CT撮影を行うことで、三次元的にそれらの位置が分かり、インプラントを入れる方向が分かります。

またインプラントの手術は静脈内鎮静を行う場合もあるため、アレルギーや既往歴、服用している薬など全身の状態をあらかじめ伝えるようにしましょう。

歯科医師の知識や経験が不足している

歯科医師の知識や技術、経験不足が原因でインプラントが失敗してしまうケースもあります。

歯科医師の技術は測ることは難しく、一つの目安としてインプラントに関する学会に属し、研修にも精力的に参加しているかどうかを院内のホームページや掲示物で確認すると判断がしやすいです。

インプラントが骨と結合されない

インプラントは骨と結合することで、噛み合わせの回復ができます。インプラントと骨が結合されないと脱落の原因となります。

結合されない可能性として、インプラントを入れる位置が適切ではない場合や骨にダメージが与えられた場合はインプラントと骨が結合されません。

インプラントが骨と結合されない

インプラントは骨と結合することで、噛み合わせの回復ができます。インプラントと骨が結合されないと脱落の原因となります。

結合されない可能性として、インプラントを入れる位置が適切ではない場合や骨にダメージが与えられた場合はインプラントと骨が結合されません。

歯周病に罹患している

歯周病に罹患している場合は、インプラント治療を受ける前に歯周病の治療を行う必要があります。

歯周病に罹患していると、インプラント治療後にインプラント周囲炎になり、脱落するリスクが高くなります。

インプラントの失敗を防ぐためにすべきこと

インプラントの失敗を防ぐためには、歯科医師とコミュニケーションをしっかりとることや、診査診断を的確にする歯科医院に通院することです。術後もインプラントのメンテナンスを怠らないようにしましょう。

歯科医師と十分なコミュニケーションをとる

どの治療にもメリットとデメリットがあります。インプラント治療は保険が適用されない高額な治療なので、事前に治療方法や診断結果をよく確認しましょう。

また、歯科医師によって考え方が違うことが少なくありません。歯科医師と「何か合わない」と感じたらセカンドオピニオンを受けることをおすすめします。

診査診断をしっかり行う歯科医院を選ぶ

インプラントは事前の診査診断が非常に大切です。診査診断ではCT撮影をし、シミュレーションソフトでインプラントの入れる位置を確認し診断をします。

CT撮影を行わないでインプラント治療を進める歯科医院では注意が必要です。

インプラントのメンテナンスを怠らない

インプラントのメンテナンスを怠ってしまうと、インプラント歯周炎になる可能性が高くなります。

インプラントを入れた後は歯科医師、歯科衛生士から歯磨きの方法を身につけます。また定期的な検診やクリーニングも必ず行うようにしましょう。

まとめ

失った歯の噛み合わせを回復する治療方法は、インプラントが最適です。しかし高額で外科的処置を行うインプラント治療は、不安が多いもの。

失敗しないためには、診査診断や治療の説明をしっかりしてくれる歯科医院を選び、納得したうえでインプラント治療を選択するようにしましょう。

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司


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スタッフ全員笑顔で「おもてなし」安心して通える四日市の歯科医院を目指して

四日市の歯医者・にいみ歯科医院では、『歯科を通じて皆様のお口の健康をサポートする』という理念のもと日々診療を行っております。そして、四日市の当歯医者にいらっしゃる患者様が、歯医者の診療に対して「怖い」「不安」という気持ちをできるだけ抱かず、安心して診療を受けていただけるよう、スタッフ一同おもてなしの気持ちで診療をさせていただきます。

設備面でも、患者様にリラックスしていただけるよう、ゆったりとした待合室や診療室を設けております。さらに四日市にある当歯医者では、診療方針を患者様にもきちんと納得していただいてから患者様お一人おひとりに合わせた診療を行っていきたいと考えています。

ですので、四日市にお住まいの患者様が診療についてわからないこと・疑問に思うことを、お気軽にスタッフに聞くことができる雰囲気づくりということも大切にしています。四日市の歯医者・にいみ歯科医院にご来院された患者様が、いつまでも楽しく食事ができ、笑顔で健やかな人生を過ごしていただけることを願っています。

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