2022年5月31日 (火)
三重県四日市市 にいみ歯科医院
歯科医師 院長 新美敦司
インプラントは高額な治療のため、トラブルが起きてしまったら金銭面が不安になりますよね。インプラントは保証制度を設けている歯科医院が多いです。今回はインプラントの保証について解説します。
インプラントには様々なメーカーから提供されており、ほとんどのメーカーで保証がついています。大体5~10年保証がついていることが多く、インプラントの脱落といったトラブルに保証が適用されます。
保証が受けられる条件であれば、インプラントの脱落や破損した場合に、新しいインプラント体に交換することができます。再埋入にかかる手術費の負担も無料になることがほとんどです。
メーカー側のインプラント保証は埋入した「インプラント体」や土台となる「アバットメント」に適用されることが多く、人工歯は適用されません。歯科医院によって人工歯などは独自の保証を設けている場合があります。
保証は以下のような条件が設けられている歯科医院が多いです。
・食事など日常生活の範囲以内でインプラントが脱落、破折した場合
・埋入を行った歯科医院で、定期的なメンテナンスを行っている
・喫煙者の方は、禁煙を行っている
・保証期間の範囲以内である
メンテナンスを怠っていたり、事故などで脱落した場合、保証期間が過ぎている場合は保証が受けられません。
メーカーが定めた保証期間内で、トラブルが起きた際上記の条件を守っていれば、ほとんどのケースで保証が受けられます。しかし、なかには保証期間内でも受けられないケースがあり、原因の多くは「メンテナンスを怠っていた」ことが最も多く挙げられます。
インプラントのトラブルは、「インプラント体」よりも人工歯が破損するケースが多いです。人工歯の保証を5年間設けている歯科医院が多く、保証期間内であれば修理や作り直しをすることができます。
インプラント治療を受ける際は、歯科医院との契約書を交わすことが多く、保証に関しても書面に書かれています。手術前にしっかり確認しておくことが非常に大切です。
トラブルを予防するためには、術前の説明をしっかり受け、理解したうえで治療を行うことと、定期的なメンテナンスを怠らないようにすることが大切です。
メンテナンスはクリーニングの他に、インプラントと骨の状態を確認や、かみ合わせの確認をします。多くの歯科医院では3~4ヶ月に1度の間隔でメンテナンスを推奨しており、残っている歯を大切にするためにも定期的なメンテナンスを怠らないようにしましょう。
インプラントはメーカーによって5~10年の保証がついていることがほとんどです。また人工歯にも歯科医院によって保証がついていることが多く、安心してインプラントの手術を受けられます。
インプラントの成功率は高いものになっていますが、入れたら一生安心なものではありません。トラブルを予防するためにも日頃のケアと、定期的なメンテナンスは非常に大切になります。
三重県四日市市 にいみ歯科医院
歯科医師 院長 新美敦司
カテゴリー: ドクターブログ
2022年5月18日 (水)
日市市 にいみ歯科医院
歯科医師 院長 新美敦司
奥歯が抜けた状態が続くと、食べ物が思ったように噛めず不便を感じます。自分の歯のように噛める治療方法は、インプラントが適しています。そのためインプラント治療を考えている方も少なくありません。そこで奥歯をインプラントにするメリットとデメリットを解説します。
奥歯は食べ物を噛んだり、発音に影響したりと非常に大切な役割を持っています。奥歯をインプラントにすると以下の4つのメリットがあります。
インプラントの最大のメリットは、自分の歯のように噛めることです。あごの骨に歯の根っこの代わりとなる、人工歯根を埋めると骨と結合して自分の歯のように噛めます。
奥歯がないとうまく発音ができません。奥歯がないと母音のイ段の発音が難しいとされています。
奥歯にインプラントを埋入することで、歯があった頃のようにスムーズに発音がしやすくなります。
歯がない状態のまま過ごすと、あごの骨に刺激が伝わらないため、骨の吸収が進みます。そのため歯が抜けた部分の骨だけ、薄くなったりへこんでしまたりする変化が見られます。
インプラントは噛むことができるため、骨に刺激が与えられ骨の吸収を防ぎます。
奥歯を失ったまま長期間にわたって放置すると、両隣の歯が倒れてきたりと噛み合わせのバランスが崩れます。
奥歯にインプラントを埋入することで、噛み合わせのバランスが整います。
メリットが多いインプラントですが、デメリットもあります。メリットとデメリットの両者をしっかり理解しましょう。
インプラントは一部の場合を除き、保険が適用されない高額な治療です。
インプラントは材料、器具、機材、人件費など一つひとつにコストがかかるため、高額な治療になります。
インプラントを埋入するために、十分な骨の量がないとインプラントを支えることができません。骨の量が足りない場合は、骨を造る手術が必要です。
ブリッジや入れ歯の治療と比べて、インプラント治療は骨と結合するまでしっかり待つので、治療期間は長くなります。
また2回法と呼ばれるインプラント手術の方法では、2度手術が必要なため、さらに長期化します。
奥歯にインプラントを埋入するメリットとデメリットを紹介しました。失った歯を補うための治療としてインプラントは確立されている治療方法です。そのためインプラント治療をする方が増えいます。
どの治療もメリットとデメリットがあります。歯科医師とよく相談をし、しっかり理解したうえでインプラント治療を受けましょう。
三重県四日市市 にいみ歯科医院
歯科医師 院長 新美敦司
カテゴリー: ブログ
四日市の歯医者・にいみ歯科医院では、『歯科を通じて皆様のお口の健康をサポートする』という理念のもと日々診療を行っております。そして、四日市の当歯医者にいらっしゃる患者様が、歯医者の診療に対して「怖い」「不安」という気持ちをできるだけ抱かず、安心して診療を受けていただけるよう、スタッフ一同おもてなしの気持ちで診療をさせていただきます。
設備面でも、患者様にリラックスしていただけるよう、ゆったりとした待合室や診療室を設けております。さらに四日市にある当歯医者では、診療方針を患者様にもきちんと納得していただいてから患者様お一人おひとりに合わせた診療を行っていきたいと考えています。
ですので、四日市にお住まいの患者様が診療についてわからないこと・疑問に思うことを、お気軽にスタッフに聞くことができる雰囲気づくりということも大切にしています。四日市の歯医者・にいみ歯科医院にご来院された患者様が、いつまでも楽しく食事ができ、笑顔で健やかな人生を過ごしていただけることを願っています。