にいみ歯科ブログ

【インプラントのデメリット】インプラント治療を受けられない場合とは?

2021年8月20日 (金)

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司

 

何かしらの理由で歯を失ってしまった場合、歯を補う方法の一つにインプラント治療が挙げられます。しかしインプラントは外科処置が必要なため、誰でも受けられる治療ではありません。インプラント治療を受けられない方を解説します。

 

インプラント治療を受けられない方

 

以下の項目に当てはまる方は、インプラント治療を受けられない可能性があります。

・成長期の方

・骨粗鬆症に罹患している方

・糖尿病に罹患している方

・金属アレルギーを持っている方

・放射線治療を行っている方

・重度の歯周病に罹患している方

それぞれ詳しく解説します。

 

成長期の方

インプラントは顎が成長している最中の若年層は受けられません。個人差はありますが、顎の成長はおおよそ20歳頃まで続いています。そのためインプラント手術が行えるのは20歳頃からとなります。

 

骨粗鬆症に罹患している方

インプラントの手術は顎の骨にネジを埋める手術が必要となります。そのため骨粗鬆症に罹患しており、ビスホスホネート製剤を服用しているまたは注射をしている方はインプラント治療を行えません。その理由はビスホスホネート製剤は顎骨壊死を引き起こす可能性があるとされており、インプラント治療では禁忌となっています。

 

糖尿病に罹患している方

糖尿病に罹患している方はインプラント手術時のリスクとインプラント治療の成功を妨げるリスクがあります。

 

糖尿病に罹患しておりインプラント手術を受けた場合、考えられるリスクは術中に低血糖症が起きる可能性があることです。また術後に起こる可能性がる高血糖は、術部の傷の治りが悪くなりインプラント手術の成功を妨げてしまいます。

 

金属アレルギーを持っている方

インプラントに使用する素材はチタンが多いですが、まれに金属アレルギーを引き起こす可能性があります。金属アレルギーをお持ちの方は術前に金属アレルギーの有無を確認することが大切です。また、金属アレルギーを持っていない方でも体内に金属がある限り突然アレルギーを発症することもあります。

 

放射線治療を行っている方

放射線治療を行っている方は、インプラント手術に限らず外科処置は慎重に行うことが大切になります。放射線治療中はお口の中が炎症を起こしやすい状態になっており、骨髄炎を生じる可能性があります。

 

重度の歯周病に罹患している方

重度の歯周病に罹患している方はインプラント前後に歯周治療を必要とします。しかし、インプラント前の歯周治療で改善が見込めない場合は、インプラント治療を受けられない可能性があります。

 

重度歯周病に罹患してい方が術前に歯周病治療を受けずインプラントを行うと、短期間のうちにインプラント周囲炎になり、インプラントが脱落することがあります。

 

まとめ

インプラント治療は歯を失ったときに補う方法として良い方法ですが、ご自身の健康状態によってインプラント手術を受けられない可能性もあります。

 

インプラント手術を希望される方は、歯科医師とよく相談してから適切な治療方法を選択しましょう。

 

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司


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銀歯が気になる

2021年8月12日 (木)

お口の中に銀歯が入っていて見た目が気になる、もしくは虫歯の治療中で被せ物をどんな種類にしたらいいか悩んでいる方はいっしゃいませんか。
銀歯のデメリットは、金属のため見た目が良くないと考える方が多いと思いますが、実は他にもいくつかあります。
できれば白い歯にしたい!と思っている方もいらっしゃると思います。
このことを踏まえて、銀歯白い歯(セラミック治療)について詳しく見ていきましょう。

 

①銀歯について

 

<デメリット>

 

1.二次的なむし歯になりやすい

 白い歯と銀歯では、接着方法が異なります。銀歯の場合、白い歯(セラミック)の時に使う接着材よりも接着力が劣る素材を使うため、接着剤の劣化により歯と被せ物の間に隙間ができてしまいます。また金属は、熱いものや冷たいもので収縮したり膨張したりすることで同じく隙間ができてしまうのです。
その隙間からむし歯になるリスクが増えます。

 

2.見た目が良くない


 人と会話したり笑ったりした時に、銀歯だとどうしても目立ってしまいます。
銀歯を気にして笑えないというストレスを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

 

3.メタルタトゥーが起こる

 

メタルタトゥーとは…
歯の根元の所の歯茎が帯状もしくは斑点状に黒く変色してしまった状態のこと

 

原因
被せ物や土台に使われている金属のイオンが溶け出し歯茎の中に入り込むことで起こる。

 

4.金属アレルギーを起こすことがある

 例えば、水の中に金属をつけておくと錆びてきますよね。その原理と同じで、お口の中は、唾液がありますので、金属を使用するとだんだん錆びてきます。
唾液に溶け出した金属にたんぱく質が反応した結果、体の内で異物と認識して、かゆみ湿疹発赤などが現れてくる可能性があります。

 

<メリット>


1.安価である

 保険適応のためセラミック治療に比べてコストを抑えることができます。

 

 

②白い歯(セラミック治療)について

 

<メリット>


1.天然歯(自分の歯)に近い色調や透明感があり、審美性に優れている


  ご自身の歯に近い色調で被せ物を作るので違和感がありません。また、口元に自信がつき、笑顔が増えた!という患者さんが多くいらっしゃいます。

 

 

2.銀歯に比べて汚れがつきにくい

 セラミック治療で使われるセラミックとは、お茶碗や湯のみと同じ材料である陶材をさします。プラスチックや金属と比べて表面はピカピカ、ツルツルのため汚れがつきにくく、さらに唾液で汚れが流れやすいという性質を持っています。

 

3.劣化しにくく、変色しにくい

 セラミックの被せ物は、金属とは違い、お口の中で溶け出さないセメントを使いますし、色がつきにくい性質を持っているので長持ちしやすいです。

 

4.被せ物の精度が高く、むし歯になりにくい

 銀歯は金属を溶かして、型に流して作るためどうしても膨張・収縮が起こり、ピッタリと合った被せ物を作るのは難しくなります。セラミックの場合、土台にセラミックを何層にも重ねて築盛して焼き固める作業を繰り返して作ります。そのため銀歯よりも精度が良い被せ物が出来上がります。

 

5.金属アレルギーを起こすことがない

 金属を用いないためアレルギーを起こす心配がありません。

 

 

<デメリット>

 


1.銀歯と比べて費用が高い

 セラミック治療は保険適応外のため、治療費が高くなります。
セラミッククラウン(歯を全て覆うタイプの被せ物)では、約7〜15万円
セラミックインレー(一部分を覆うタイプの詰め物)では、約4万円
ほどの値段です。
一方で、保険のクラウン(銀歯)では、5000〜6000円
インレー(銀の詰め物)では、4000〜5000円
となり、セラミック治療と比較しておよそ10分の1の金額となります。

 

2.割れる可能性がある

 被せ物は消耗品のため一生使えるというわけではありません。セラミックは陶器なので、お茶碗や湯のみと同じで、欠けたり、割れたりする恐れがあります。
 例えば、歯ぎしり、食いしばりのある方は、被せ物が割れるリスクが高いので、ナイトガード(睡眠時のマウスピース)の使用をオススメしています。

 

銀歯、白い歯(セラミック治療)のメリット・デメリットを知ってもらえたでしょうか?
当院スタッフは、患者様一人一人に合った被せ物を一緒に考えさせてもらいますので、気になることがあればぜひお話聞かせてくださいね!


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インプラントはどのような治療方法?|特徴とメリットを紹介

2021年8月6日 (金)

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司

歯を失った場合、治療の選択肢の一つにインプラントが挙げられます。インプラントは、顎の骨にインプラント体と呼ばれるチタン製のネジを埋めて、その上に被せ物をする治療方法です。今回はインプラントの特徴とメリットをご紹介します。

 

インプラントの特徴

インプラントは保険が適用しない自由診療のため費用が高額になりますが、インプラント治療の選択をされる方が増えてきています。その理由はインプラントは入れ歯やブリッジと違って自分の歯のように噛むことが可能です。見た目も天然歯のように自然であることから高額でも選ばれる治療方法となっています。

 

インプラントは手術が必要

インプラントは顎の骨にインプラント体と呼ばれる小さなチタン製のネジを埋める手術を行い、その上に被せ物をする治療方法です。そのため身体への負担は少なからずかかるといえます。

 

 

ブリッジや入れ歯は手術は必要ありませんが、ブリッジでは周囲の歯を削って被せ物をしたり、入れ歯では周囲の歯にバネをかけたりすることで周囲の歯に負担をかけます。

 

どの部分でも治療が受けられる

前歯から奥歯までのどの部分でもインプラントを埋めることができます。また全部の歯を失っていてもインプラントを入れることが可能です。この場合は4~6本のインプラントを埋め込み、歯の並びが一体化した補綴物を入れる治療方法か、インプラントで入れ歯を支えるインプラントオーバーデンチャーとなることが多いです。

 

インプラントのメリット

インプラントのメリットを紹介します。

 

自分の歯のように噛める

インプラントは顎の骨にしっかり固定されるため、自分の歯のようにしっかりと噛むことができます。

違和感が少ない

入れ歯と異なり、周囲の歯にバネをかける必要がありません。そのため違和感が少なくて済みます。またバネをかける必要がないため、周囲の歯に負担がかかることがありません。

見た目が良い

インプラントは見た目が良く、まるで歯肉から歯が生えているかのように自然な見た目をしています。被せ物も審美性が高いセラミックなどを用いることで天然の歯と同じような見た目になります。

 

まとめ

インプラントの特徴とメリットを紹介しました。インプラント治療は手術を必要とするため、糖尿病や高血圧の方はインプラント治療を受けられない可能性があります。インプラントを検討されている方は、歯科医院での適切な検査、診断を受ける必要があります。

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司


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スタッフ全員笑顔で「おもてなし」安心して通える四日市の歯科医院を目指して

四日市の歯医者・にいみ歯科医院では、『歯科を通じて皆様のお口の健康をサポートする』という理念のもと日々診療を行っております。そして、四日市の当歯医者にいらっしゃる患者様が、歯医者の診療に対して「怖い」「不安」という気持ちをできるだけ抱かず、安心して診療を受けていただけるよう、スタッフ一同おもてなしの気持ちで診療をさせていただきます。

設備面でも、患者様にリラックスしていただけるよう、ゆったりとした待合室や診療室を設けております。さらに四日市にある当歯医者では、診療方針を患者様にもきちんと納得していただいてから患者様お一人おひとりに合わせた診療を行っていきたいと考えています。

ですので、四日市にお住まいの患者様が診療についてわからないこと・疑問に思うことを、お気軽にスタッフに聞くことができる雰囲気づくりということも大切にしています。四日市の歯医者・にいみ歯科医院にご来院された患者様が、いつまでも楽しく食事ができ、笑顔で健やかな人生を過ごしていただけることを願っています。

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