にいみ歯科ブログ

転んで歯が欠けたり、抜けた場合について

2015年9月1日 (火)




こんにちは。今日は澤田が担当です。

9月になりました。

子供たちは今日から新学期ですね!

もう少しすると運動会があったり、色々と身体を動かす機会も多くなるのではないでしょうか。

この時期に、よく起こるのが転んで歯をぶつけた、くちびるを切った、顎をぶつけたという歯の外傷です。

今日は歯の外傷についての対処法をお話します。

 

★歯をぶつけて、歯茎に血が少し滲んでいる、もしくは少し揺れている場合

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ぶつけた歯から出血しているということは、その歯が完全には抜けていないけれど、少し揺らされて歯の神経への血液供給が一部、もしくは完全に断裂している状態が高いです。

あまり歯を触らないようにして来院してください。

揺れが大きい場合は、隣の歯と接着材で固定して揺れを抑えるような処置をとる場合もあります。

 

★歯をぶつけて、歯が引っ込んだ、位置が変わった場合

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歯が衝撃によって骨の中で抜けて位置が変わってしまっています。

できるだけ早く来院して下さい。元の位置に戻し歯を固定する処置を行います。

その際に笑顔の写真だったり、もとの歯の並びの状態が判るものを持ってきていただけるとより正確な位置へ歯を戻すことが可能になります。

 

★歯をぶつけて、歯が欠けた場合

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大きく歯が欠けてしまった場合は、歯の欠けた破片も持ってきてください。

接着材でくっつけることが可能な場合が多いです。

歯の中から出血がある場合は神経が出ていることがあります。

その場合はできるだけ早く来院してください。神経が汚染される前に処置をすることで神経を残すことができる可能性が上がります。

 

★歯をぶつけて、歯が抜けた場合


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抜けた歯をそのままの状態でできるだけ早く持ってきて下さい。

抜けた歯の周りには歯根膜と呼ばれる柔らかい組織が付いていますが、絶対に歯から剥がさないで下さい

抜けた歯が再植の成功率は、歯の周りにある歯根膜と呼ばれる組織が生きているかどうかにかかっています。

歯根膜は、乾燥に弱く、乾燥状態で2時間放置すると大半は死滅すると言われています。

乾燥しないようにして持ってきてほしいのですが、水道水では含まれる塩素により歯根膜が死んでしまうので、牛乳、もしくはお口の中(誤って飲んでしまうのを防ぐために、歯とくちびるの間)に入れて持ってきていただくのが理想的です。

土が付いている際も、あまり水道水で歯を洗わないように数秒程度に留めてください。

抜けた歯は、歯の頭の部分を持ち、根っこの部分は持たないようにして下さい。

外傷後、抜けた歯をすぐに牛乳に入れた場合は6時間ほど保存が可能と言われています。

 

また顎をぶつけて歯や唇に出血や症状がない場合でも顎の骨折の可能性もありますので、顎が開きにくいなどの症状がありましたらご相談ください。

 


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