さし歯の治療には、
「保険診療さし歯」と「自由診療のさし歯」の2種類あるのはご存知ですか?
患者様の中には、「今まではか”ぶせ物を選ぶということもなく、知らない間に
奥歯に保険治療の銀歯が入っていた。」とおっしゃる方がいらっしゃいます。
・・・。
「保険治療の銀歯」とは、一般的になんとなく知られている治療ではないでしょうか?
保険治療は もちろん歯科医院によってドクターの技術的な違いはありますが、ただ、
治療の手順や使用できる材料などにルールがあり、場合によっては
治療に時間がかかってしまうことがあります。
とはいえ、治療費の支払いが3割又は1割で済み、残りは国が支払ってくれます。
メリットは経済的という点です。
これに対して、「自由診療」では、
最新の材料や治療技術を制限なく使用できます。
保険診療と比較して、若干治療費が高額になってしまう反面、
一切金属を使用しない美しいかぶせ物などが製作できるのも、自由診療ならではです。
このように当院でも、大きく分けると 保険診療で作るさし歯や入れ歯と、
自由診療で作るさし歯や、入れ歯の2種類がございます。
自由診療の治療では、より高い精度、よりよいフィット感を求められるために、
多くの手間をかけて製作されています。
また、それぞれの過程で使用される材料や道具も精度の高いものが使用されています。
そのため、患者様の健康を第一に考える私たちの目からみても
保険診療で作ったさし歯と比較して、
フィット感・舌触りの良さ・汚れの着きにくさなどが
非常に大きな違いであると感じています。
もちろん審美的(見た目の美しさ)に優れている点も忘れてはなりません。
ただ、ものによっては高額な費用がかかってしまうこともあります。
2つのかぶせ物の主な違い
●自由診療のセラミックのかぶせ物
※ セラミックとは… 例えると陶器やせともののイメージです。
長所
・天然色に近く変色しない。
・透明感があり自然。
・自分の歯との適合性が良く、虫歯の再発リスクを下げる。
・生体親和性が良い。
※ 生体親和性が良いとは…?
身体の組織、細胞との馴染みがよく、身体がその素材を異物と認識しないので
アレルギーが起こりにくいという事です。
短所
・値段がかかる。
●保険適用のかぶせ物
長所
・安価
短所
・腐食が起こる。
・前歯だとプラスチック製のかぶせ物。奥歯は銀歯になる。
・プラスチック製のかぶせ物はお醤油など日常の食べ物でも年数と共に着色が起こる。
・汚れが付着しやすい。
・歯と歯ぐきの境い目に黒ずみが起こってくることもある。
・人によっては金属アレルギーを引き起こす場合がある。
●当院では、自由診療でのさし歯や入れ歯を提供しております。
確かに、費用は安いのにこしたことはありません。しかし、
高い費用にはそれなりの根拠があるのも事実です。
料金を節約することだけにこだわると、すぐに黄ばみや腐食の原因を招いたり、
結果的に3年後、5年後再治療となる可能性も出てきます。
(実際、歯医者さんを”ハシゴ”して再治療を繰り返している方はいませんか)。
良いか差し歯はメインテナンス(お手入れ)さえ行っていれば、
長期に渡りお使い頂くことができます。
歯科医院では、正しい歯科治療の説明を受け、
生涯に渡って豊かな食生活が出来ますよう、
治療をご選択される事をお勧めします。
健康あっての豊かな生活です。