にいみ歯科ブログ

健康寿命はいい噛み合わせから その4

2019年7月12日 (金)

こんにちは

にいみ歯科医院です。

 

シリーズでお送りしている『健康寿命はいい噛み合わせから』。

前回は成年期・壮年期の噛み合わせについてお話ししました。

今回は高齢期についてお話ししましょう。

 

読者のみなさまは『8020(ハチマルニイマル)運動』をご存知でしょうか?

1989年(平成元年)より厚生省(当時)と日本歯科医師会が推進している

「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動です。

高齢期の噛み合わせについてお話をする際には、やはり自分の歯を

いつまでも大切に残すということが私たちの願いでもあります。

 

しかし、高齢期になると歯を喪失してしまうことも多く

歯を失ったまま放置しておくと、残った歯にも影響が出はじめ、

噛み合わせのバランスにも影響が出ます。

それが原因で起きる影響は

・認知症やうつ病になりやすくなる

・誤嚥性肺炎を引き起こす

・腰痛や肩こりがひどくなる

・運動機能が低下する

など。

 

しかし高齢期に入ったから突然歯が喪失するかといえば、そうではなく

普段からの口腔ケアが十分でないと40歳以降から

徐々に歯は失われていくことが多くなります。

もし歯を失ってしまっても義歯(入れ歯)を入れることで

噛み合わせは調整することができますが

できることなら自分の歯で毎日の生活を過ごしたいものです。

そのために高齢期になっても自分の歯を多く残すためには

定期的な歯科検診と毎日自分で行う口腔ケアが大切になってきます。

 

歯が多く残り、なおかつしっかりとした噛み合わせであることは

しっかりとよく噛めることであり、よく噛むという行為は

脳への刺激にもなります。

あごの骨や筋肉がよく動いていると血液の循環がよくなり、

脳細胞の働きも活発になり、運動、生理機能が向上します。

その結果、認知症やうつ病にもなりにくくなるといわれています。

 

三重県四日市_にいみ歯科医院_認知症

 

 

高齢期には運動能力も低下していくに伴い、ちょっとしたことでも

転びやすくなりますが、これは噛み合わせの悪さが無関係とはいえません。

例えば、噛みしめる力が低下しているために転倒する可能性が

危険性が非常に高くなります。

高齢者の場合、ちょっとして転倒で骨折する恐れも非常に高いため

より注意が必要となります。

 

三重県四日市_にいみ歯科医院_高齢者転倒

 

そこで歯が失くなったまま放置しておくと肉などの噛み切りにくいものから

栄養の摂取を避けがちになるため、骨や筋肉、運動能力への影響に

拍車がかかる悪循環となってしまいます。

仮に義歯(入れ歯)になってしまったとしても

日頃のチェックをこまめに、少しでも噛み合わせに問題があると感じたら

かかりつけの歯科医師に診てもらい、常に自分に合った正しい噛み合わせを

保つようにしましょう。

 

さて今回の『健康寿命はいい噛み合わせから』はここまで。

次回は噛み合わせについて自分でもできる簡単なチェックと

正しい口腔ケアについてお話ししましょう。

次回もお楽しみに。

ではまた。

 

 

三重県四日市 医療法人 にいみ歯科医院


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