にいみ歯科ブログ

インプラント治療で抜歯した後の食事について

2021年12月24日 (金)

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司

 

インプラント治療では施術前に抜歯をすることがあります。抜歯後、食事について気になる方も多く、ここでは抜歯後に控えたほうがよい飲食物とおすすめの飲食物、併せて抜歯後の注意点について紹介します。

 

インプラント治療の抜歯後に控える飲食物

インプラント治療で抜歯をした後は、以下のような飲食物は控えましょう。

 

  • 熱いもの・冷たいもの
  • 酸っぱいもの・辛いもの
  • 粘着性のあるもの
  • アルコール類

 

これらの飲食物を摂取すると、傷口の治りが悪くなることがあります。

 

熱いもの・冷たいもの

熱いものや冷たいものは、傷口への刺激になります。そのため、熱いものは冷ましてから冷たいものは常温にしてから摂取しましょう。

 

酸っぱいもの・辛いもの

レモンやグレープフルーツなどの酸っぱいもの・わさびや唐辛子などの辛いものは、傷口への刺激になりしみたり腫れたりする可能性があるため、避けた方が望ましいです。

 

粘着性のあるもの

キャラメルやガム、お餅など歯にくっつきやすいものは傷口にできたかさぶたが剥がれてしまう可能性があるため、控えましょう。

 

アルコール類

アルコールやお酒は血行がよくなりすぎてしまう可能性があり、傷口の治りが悪くなるため、抜歯をした日は控えましょう。

 

 

インプラント治療の抜歯後におすすめの飲食物

インプラント治療で抜歯したあとに適している飲食物は、以下のようなものが挙げられます。

 

  • 豆腐
  • うどん
  • おかゆ
  • リゾット
  • 茶碗蒸し
  • ヨーグルト
  • ゼリー飲料

 

抜歯してから2~3日はなるべく柔らかい飲食物を中心に摂取するようにします。ただ栄養が偏らないようにする必要があり、様子を見ながら徐々に食生活を元に戻しましょう。

 

その他抜歯後の注意点

抜歯をした後は以下のことにも注意する必要があります。

 

  • 麻酔が切れるまでは食事を避ける
  • 食べ物は抜歯をした反対側の歯で噛むようにする
  • 傷口を舌や指で刺激しないようにする
  • ブクブクうがいといった強いうがいをしない

 

抜歯後3~4時間は麻酔が効いている状態になります。麻酔が効いている状態では熱い・冷たいなどの感覚がないため、やけどしたり粘膜が傷ついたりする恐れがあります。なお舌や指で傷口を刺激しないように注意します。なお、食べ物を摂取する際は、抜歯した反対側の歯で噛むようにすると良いでしょう。

 

抜歯後は歯磨きをしても良いですが、傷口に当たらないように注意し、うがいをするときはやさしくうがいをしましょう。

 

まとめ

インプラント治療の前に抜歯をした際は、飲食物に気をつける必要があります。なお抜歯の際は、事前に担当の歯科医師から注意点について指示をもらうことが多いです。必ず守るようにし、インプラント治療を進めましょう。

 

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司


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インプラントは虫歯になる?メンテナンスを怠るリスクを解説

2021年12月10日 (金)

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司

 

歯を失ったときの選択肢の一つにインプラント治療が挙げられます。これは顎の骨にインプラント体と呼ばれるものを埋め込み、その上に被せ物をする治療方法です。インプラント治療後はメンテナンスを受け良い状態をキープします。しかし、このメンテナンスを怠ってしまうとインプラント周囲炎などトラブルの原因になることも。今回はインプラントに起こり得るトラブルを解説します。

 

インプラントでも虫歯になる?

結論から言うとインプラントは虫歯にはなりません。そもそも虫歯とは虫歯菌が糖を原料とし、酸を排出して歯の表面にあるエナメル質を溶かすことです。虫歯が進行するとエナメル質の下にある象牙質まで広がり、さらに進行すると神経まで到達し痛みを伴います。これに比べてインプラントはセラミックなどの人工歯でできています。そのため虫歯菌の酸によって溶けることはありません。

 

インプラントのトラブルとは

上述ではインプラントは虫歯になりませんが、インプラント周囲粘膜炎やインプラント周囲炎になることガあります。前者はインパクト周囲の歯ぐきに炎症が起きた状態で、後者はインプラント周囲の組織までに進行したものになります。なおインプラントを支えている骨にまで進行するとインプラントが脱落してしまうこともあります。これらの原因は以下のようなことが挙げられます。

 

  • 歯の清掃不良
  • 喫煙
  • 歯ぎしり・食いしばり

 

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

歯の清掃不良

インプラントはセルフメンテナンスやプロによるメンテナンスは欠かせません。歯の清掃不良で歯ぐきの腫れや出血があるとインプラント周囲粘膜炎の原因となります。

 

喫煙

喫煙している方はインプラント周囲炎のリスクが高くなります。また顎の骨にインプラントが結合しにくいデメリットもあります。

 

歯ぎしり・食いしばり

歯ぎしりや食いしばりでは顎の骨に強い負荷をかけてしまいます。そのため就寝時に装着するナイトガードを使用するなど工夫が必要です。

 

インプラント治療にはメンテナンスが必要

インプラント治療を受けた後は歯科医院でのメンテナンスが必要になります。これはとても大切なことで、歯磨きでは落としきれない汚れをプロによる施術でしっかり落とします。歯科医院によって間隔は異なりますが、3~6ヶ月に1回定期的に行うことが多いです。

 

まとめ

今回はインプラントのトラブルについて紹介しました。インプラントは虫歯にはなりませんが、インプラント周囲粘膜炎やインプラント周囲炎になることがあります。これらを予防するためにもセルフメンテナンスやプロのメンテナンスを怠らないことが大切です。

 

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司


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歯茎から血が出る

2021年11月29日 (月)

みなさん、歯磨きをしていて歯茎から血が出る!歯茎から膿や血が出る!といった経験はありませんか?気づいていても、忙しかったり、歯科医院へ行くのは面倒なので、そのまま放置してしまっているということもあるかもしれません。
なぜ歯茎から血が出るのか、そのまま放っておくとどうなるのか、治療方法について今からお話していきます。

 

<歯茎の出血の原因>

①歯周病によるもの

歯茎から出血する原因の90%は、“歯周病”と言われています。

歯周病の初期は、歯磨きが上手に行われず、歯垢(細菌の塊)が歯と歯茎の境目に溜まることで歯茎に炎症が起きて歯肉炎という状態になります。

 その状態を放置すると、歯周病の原因菌がどんどん増えることで炎症が強くなり、歯茎から膿や血が出るだけでなく、口臭や歯を支えている骨が溶けてきて歯がぐらぐらするといった症状が出てきます。

 

②歯周病以外のもの

1.大きな虫歯による出血

虫歯が進行することで、歯の神経が死んでしまい、歯の根っこ先に膿がたまるお話は以前させていただきました。(2020.8.12ブログに詳細が記載)

 この状態が悪化すると歯の根っこの先が大きく腫れ、膿や出血が歯茎から出てきます。

ここまで虫歯が進んでいると、日頃の歯ブラシもしっかりとできていないことが多いので、歯周病も進んでいることがほとんどです。

2.歯磨き時の出血

ブラッシングの方法が間違っていたり、自分に合ってない歯ブラシや歯間ブラシを使用することで出血することがあります。あまりにも硬い歯ブラシを使ったり、歯間ブラシを無理矢理入れてしまうことで歯茎を傷つけてしまうことがあるので、適切なものを歯科医院で選んでもらうのがよいでしょう。

 

3.ホルモンバランスの変化による出血

妊娠中や更年期は、ホルモンバランスが変化するので、菌に対する抵抗性が弱くなります。歯周病が悪化したり、歯茎から出血しやすい状態になります。

 

4.全身疾患、薬が原因となる出血

 血友病や白血病、再生不良性貧血、血小板減少性紫斑病などの病気の症状として歯茎の出血があります。歯茎が腫れていないにも関わらず出血が続いていたり、歯茎を傷つけてしまった場合に血が止まりにくい症状がある場合、稀に重大な病気の可能性があります。

 抗血小板薬や抗凝固薬などの一般的にいう血をサラサラにするお薬を飲んでいると、血液の流れをよくしているため血が止まりにくいという症状があらわれます。

 

<歯周病の治療方法>

歯茎からの出血のほとんどが歯周病なので、歯周病における歯科医院での治療法を説明させていただきます。

軽度の歯周病

検査によって、歯周病と診断された場合、歯と歯茎に付着している歯垢と歯石を除去します。

それと同時に、ブラッシング指導を受けてもらい、ご自宅にて正しい歯の磨き方を継続してもらうことが重要になってきます。

中〜重度の歯周病

歯茎に膿や出血がみられる場合、膿を出したり、炎症を抑えるお薬を出すことがあります。

歯周ポケットが深く、歯茎の奥に入り込んでいる歯石を取り除く、SRP(スケーリング・ルートプレーニング)という治療を行います。それでも歯石が除去できない場合、外科的な手術で除去を行います。

治療後も、歯周病をこれ以上悪化させないように定期的な検査やメンテナンスが必要となります。メンテナンスの間隔、患者様によって変わってきますが、平均3~4ヶ月に一回といわれています。

歯茎に異変を感じたにもかかわらず、そのまま放置してしまうと、歯周病が進行して最悪の場合、歯が抜け落ちてしまうことがあります。原因を見つけ早めに適切な処置をして、私たちと一緒にお口の中の健康を保っていきましょう!


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インプラント治療の流れについて

2021年11月19日 (金)

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司

 

インプラント治療では通常のむし歯治療とは異なり、受診したらすぐに治療が開始するものではありません。まずはカウンセリングでインプラントの理解を深めてから、お口の中と全身の状態を検査し、その検査結果をもとに計画を立てて治療を行うことが多いです。今回はインプラント治療の流れについて解説します。

 

インプラント治療の流れ

インプラント治療では以下の流れで行うことが一般的です。なお埋入する本数や位置、顎の骨の硬さにより、治療方法にもさまざまな選択肢があります。

1.カウンセリング

2.検査

3.事前処置

4一次手術

5.抜糸

6.安静期間

7.二次手術

8.人工歯の型取り・セット

9.メンテナンス

 

それぞれ詳しく解説します。

 

カウンセリング

初診カウンセリングではインプラント治療について理解を深めたり、相談したりする場です。インプラント治療を希望してもインプラントについて理解しているかたは多くありません。そのためほとんどの歯科医院ではカウンセリングの時間を設け、インプラント治療について分りやすく説明していることが多いです。

 

検査

カウンセリングを受け、受診すると決めたらお口の中の検査を行います。主にむし歯や歯周病の検査とレントゲン・CT・口腔内写真を撮影し、歯型を取ることが多いです。また全身の健康状態を把握するために血液検査を行う歯科医院もあります。

 

事前処置

歯周病に罹患している場合、処置を行ってからインプラント治療に入ります。これは歯周病とインプラントには深く関わりがあり、インプラントが細菌感染しないために行います。また手術前に歯のクリーニングを行い、お口の中の細菌量を減らす処置も行います。

 

一次手術

インプラント治療では顎の骨にインプラント体と呼ばれているものを埋め込みます、この手術では麻酔をするため手術中は痛むこともありません。

 

抜糸

手術後1~2週間ほどで糸を抜く処置を行います。

 

安静期間

インプラントと骨が結合するまで約3~6ヶ月の安静期間をおきます。下顎では3ヶ月程度、上顎では4~6ヶ月ほどおくことが多いです。

 

二次手術

二回法の場合、インプラント上部を歯ぐきから出す処置を行います。この処置はインプラント手術とは異なり15~30分と短い時間で終わります。

 

人工歯の型取り・セット

歯ぐきが治ったらインプラントの上部に取り付ける人工歯の型を取ります。型取りをしてから約2週間後には人工歯に取り付けることができます。

 

メンテナンス

インプラント治療後は定期的なメンテナンスを行い、状態や噛み合わせの確認を行います。インプラント治療ではメンテナンスとご自身のケアが非常に大切です。

 

まとめ

今回はインプラント治療の流れについて解説しました。ただこれらはほんの一例であり、お口の中の状態や、失った歯の本数、顎の骨の状態により治療方法は異なります。インプラント治療を希望する方は歯科医師とよく相談しインプラント治療の理解を深めてから検討すると良いでしょう。

 

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司


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若くして入れ歯になるケースとおすすめの入れ歯を解説

2021年9月9日 (木)

 入れ歯と聞くとお年寄りの方が使用しているというイメージが多いと思います。しかし、若くして入れ歯を使用しなければいけないケースもあります。

理由としては様々な原因がありますが、多くは次の3つとなっています。

 

1.歯周病

歯周病により、歯を支えている骨が吸収されていくことにより、歯を支えきれずに抜けてしまいます。

 

2.虫歯

一本の歯は約6回の治療を行うことにより抜歯となるといわれてます。一度、虫歯治療をしてもまたそこが虫歯になりやすく治療を繰り返すことにより歯が割れてしまい、最終的に抜歯となります。

 

3.外傷

事故やなにかしらの大きな力が歯に加わり抜けてしまいます。

 

 

 患者様に相談されることで、入れ歯を入れるのには抵抗がある方が多数です。

「見た目が気になる」

「そんな大きいものを口に入れられない」

といった患者様からの相談が多いです。

歯を失った時にはまずインプラントの提案をさせてもらいますが、誰しもができる治療とは限りません。患者様の全身的な健康状態や、口腔内の状態により治療できないこともあります。

 

そこで今回は入れ歯でも見た目がよい入れ歯や装着感の良い入れ歯を紹介していきたいと思います。 

 

①ノンクラスプデンチャー

 見た目が気になるという点でまず入れ歯の金属の部分があります。歯に入れ歯を引っ掛けるところをクラスプといいます。クラスプを金属ではなくプラスチックのものを用いているものをノンクラスプデンチャーといいます。金属を使用することがないので、金属アレルギーを起こすこともなく、審美的にも優れているのが特徴です。デメリットとしては、保険適用外であること、強度が金属より劣るため壊れやすいことが挙げられます。

 

②金属床義歯 

 入れ歯を装着する際、異物感が強く装着できないということがあります。プラスチック製の入れ歯だと割れやすいため厚くする必要があります。金属を用いることにより、厚みを薄くすることができて、異物感を少なくすることができます。また、薄いことにより軽量となり負担が少なくなります。金属は熱が伝わりやすく、入れ歯の下の粘膜面に温かい物や冷たい物が伝わる感覚も良好です。入れ歯を支える歯の負担を軽減することができます。デメリットとしては保険適用外であるということです。

 

 

③アタッチメントデンチャー

  入れ歯を引っ掛ける歯に対してあらかじめ製作された装置を組み込むことにより入れ歯を維持するタイプのものです。クラスプとは異なり表から目立たないことが特徴です。種類も様々ありますが、審美的にもよく、入れ歯の維持力が高いというのがメリットです。デメリットとして、引っ掛ける歯が虫歯でなくても、装置をつけるために削る必要があります。また保険適用外であるということです。

 

 今回は3通りの入れ歯の紹介をさせて頂きました。実際に目で見てみないとわからないと思います。当院には模型などもありますので気軽にご相談下さい。


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銀歯が気になる

2021年8月12日 (木)

お口の中に銀歯が入っていて見た目が気になる、もしくは虫歯の治療中で被せ物をどんな種類にしたらいいか悩んでいる方はいっしゃいませんか。
銀歯のデメリットは、金属のため見た目が良くないと考える方が多いと思いますが、実は他にもいくつかあります。
できれば白い歯にしたい!と思っている方もいらっしゃると思います。
このことを踏まえて、銀歯白い歯(セラミック治療)について詳しく見ていきましょう。

 

①銀歯について

 

<デメリット>

 

1.二次的なむし歯になりやすい

 白い歯と銀歯では、接着方法が異なります。銀歯の場合、白い歯(セラミック)の時に使う接着材よりも接着力が劣る素材を使うため、接着剤の劣化により歯と被せ物の間に隙間ができてしまいます。また金属は、熱いものや冷たいもので収縮したり膨張したりすることで同じく隙間ができてしまうのです。
その隙間からむし歯になるリスクが増えます。

 

2.見た目が良くない


 人と会話したり笑ったりした時に、銀歯だとどうしても目立ってしまいます。
銀歯を気にして笑えないというストレスを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

 

3.メタルタトゥーが起こる

 

メタルタトゥーとは…
歯の根元の所の歯茎が帯状もしくは斑点状に黒く変色してしまった状態のこと

 

原因
被せ物や土台に使われている金属のイオンが溶け出し歯茎の中に入り込むことで起こる。

 

4.金属アレルギーを起こすことがある

 例えば、水の中に金属をつけておくと錆びてきますよね。その原理と同じで、お口の中は、唾液がありますので、金属を使用するとだんだん錆びてきます。
唾液に溶け出した金属にたんぱく質が反応した結果、体の内で異物と認識して、かゆみ湿疹発赤などが現れてくる可能性があります。

 

<メリット>


1.安価である

 保険適応のためセラミック治療に比べてコストを抑えることができます。

 

 

②白い歯(セラミック治療)について

 

<メリット>


1.天然歯(自分の歯)に近い色調や透明感があり、審美性に優れている


  ご自身の歯に近い色調で被せ物を作るので違和感がありません。また、口元に自信がつき、笑顔が増えた!という患者さんが多くいらっしゃいます。

 

 

2.銀歯に比べて汚れがつきにくい

 セラミック治療で使われるセラミックとは、お茶碗や湯のみと同じ材料である陶材をさします。プラスチックや金属と比べて表面はピカピカ、ツルツルのため汚れがつきにくく、さらに唾液で汚れが流れやすいという性質を持っています。

 

3.劣化しにくく、変色しにくい

 セラミックの被せ物は、金属とは違い、お口の中で溶け出さないセメントを使いますし、色がつきにくい性質を持っているので長持ちしやすいです。

 

4.被せ物の精度が高く、むし歯になりにくい

 銀歯は金属を溶かして、型に流して作るためどうしても膨張・収縮が起こり、ピッタリと合った被せ物を作るのは難しくなります。セラミックの場合、土台にセラミックを何層にも重ねて築盛して焼き固める作業を繰り返して作ります。そのため銀歯よりも精度が良い被せ物が出来上がります。

 

5.金属アレルギーを起こすことがない

 金属を用いないためアレルギーを起こす心配がありません。

 

 

<デメリット>

 


1.銀歯と比べて費用が高い

 セラミック治療は保険適応外のため、治療費が高くなります。
セラミッククラウン(歯を全て覆うタイプの被せ物)では、約7〜15万円
セラミックインレー(一部分を覆うタイプの詰め物)では、約4万円
ほどの値段です。
一方で、保険のクラウン(銀歯)では、5000〜6000円
インレー(銀の詰め物)では、4000〜5000円
となり、セラミック治療と比較しておよそ10分の1の金額となります。

 

2.割れる可能性がある

 被せ物は消耗品のため一生使えるというわけではありません。セラミックは陶器なので、お茶碗や湯のみと同じで、欠けたり、割れたりする恐れがあります。
 例えば、歯ぎしり、食いしばりのある方は、被せ物が割れるリスクが高いので、ナイトガード(睡眠時のマウスピース)の使用をオススメしています。

 

銀歯、白い歯(セラミック治療)のメリット・デメリットを知ってもらえたでしょうか?
当院スタッフは、患者様一人一人に合った被せ物を一緒に考えさせてもらいますので、気になることがあればぜひお話聞かせてくださいね!


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子どもたちのお口の発達と離乳食

2021年4月6日 (火)

お子さんがいる家庭であれば、離乳食の時期にうまくいかなぁという経験をされていることが多いのではないでしょうか?

 

離乳食の意義が何かを、保護者の方々は考えたことがありますか?多くの方が、おっぱいやミルクを卒業して食事のみで生活してくために食べるもの。おっぱいやミルクを早く卒業できる子ほどいい子。何でも初めからいっぱい食べる子が育てやすい子。というようなイメージを抱かれる方が多いのではないでしょうか?

実は、離乳食は、お口の機能や発達にとても深い関わりがあります。子どもたちの健康的なお口の発達にとって、離乳食の時期の食の経験は最も重要と言っても過言ではありません。お口の健康的な発達の見地から離乳食の意義を考えると、離乳食は母乳やミルクに代わるものではなく、それらに加えるものという考え方があります。詳しくお話しすると、生後6ヶ月頃から不足する亜鉛や鉄を補うために、食べ物を取り始める。不足するのはわずかな量なので、初めからたくさん食べる必要はないということです。初めから、たくさん食べることを期待してしまったり、食べてくれないと落胆してしまったりする保護者の方が多くいらっしゃると思いますが、それは必要ないことなんです。近年、口腔機能の発達が不十分な子や、口腔機能の発達段階で悪習癖がついてしまった子たちを日々の診察でもよく目にします。

また、筆者自身も子育て中の一児の母ですが、保育園の中で、離乳食時期の食への悩みはよく聞かれていました。「ペーストから固形になってきたら食べない。」「偏食でいろんなものを食べない。」「作ったものをほとんど食べてくれない。」など。子どもの食事について悩む保護者の方はとても多いと思います。しかし、その悩みを尋ねる場所がなかなか身近になく、本やホームページを見ても解決法が見つからないことも多いのではないでしょうか?

 

にいみ歯科医院では生涯通して通っていただける歯科医院を目指しています。そのために、歯が生えない赤ちゃんの時期からでも、受診する意義を感じていただけることとして、離乳食指導を行っております。
離乳食指導は、歯科医師、歯科衛生士、管理栄養士、口育士(子どものお口の発達について学んだ専門スタッフ)で、離乳食の始め方の指導や離乳食での悩みの相談を行っています。

また、当院では、従来のペースト食から始める離乳食だけでなく、BLWという方法を取り入れた離乳食の方法をお勧めしています。従来の離乳食の方法の中では、固形の食べ物を食べなくてつまずいてしまったり、赤ちゃんの発達に合わせて固形の食べ物をなかなか与えられずに困っていたり、自分で食べる機会を作れなかったりという悩みをよく伺います。

 

BLWという方法をベースに、“口に入れてあげる”をやめて、“自分で食べる”を促す方法やヒント、固形の食べ物を進める上での大切なことをお伝えしています。

 

離乳食は、やり方によっては、親にとっても、赤ちゃんにとっても、ストレスに感じてしまうことがありますが、やり方一つで、赤ちゃんの生命力や成長を感じられる、親子にとってかけがえのない時間になります。

 

また、正しい口腔機能を育む大切なプロセスになります。

 

何となく、「歯科医院は歯が生えてから行くところ」という感覚の方が多いと思いますが、歯科医院は、歯だけでなく、お口の専門家です。お子さんに歯が生えていなくても、お子さんの歯に心配がなくても、お越しください。口腔機能の発達を早い段階で確認することで、口腔機能発達不全やお口の悪習癖が歯ならびに顕著に影響が出る前に、発見し、アプローチできる可能性があります。現に、離乳食の相談をきっかけに来院されて、乳歯の問題や口腔機能の問題にかなり早い段階で発見できたケースもあります。早く知ることができれば、対応する方法も選択でき、保護者の方は心構えもできるので、とても大切な時間になりうると考えています。

 

赤ちゃんを連れて病院に行くのは、保護者の方にとって、時間も体力もいることだとは思います。赤ちゃんは、少しの時間お口をみるだけでも、泣いてしまうでしょう。それでも、知っていただきたいことがあります。

 

子育て中の方でも、これから子育てをされる方でも、お口の健康的な成長をお手伝いするにいみ歯科医院にぜひ、ご相談ください。


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スタッフ全員笑顔で「おもてなし」安心して通える四日市の歯科医院を目指して

四日市の歯医者・にいみ歯科医院では、『歯科を通じて皆様のお口の健康をサポートする』という理念のもと日々診療を行っております。そして、四日市の当歯医者にいらっしゃる患者様が、歯医者の診療に対して「怖い」「不安」という気持ちをできるだけ抱かず、安心して診療を受けていただけるよう、スタッフ一同おもてなしの気持ちで診療をさせていただきます。

設備面でも、患者様にリラックスしていただけるよう、ゆったりとした待合室や診療室を設けております。さらに四日市にある当歯医者では、診療方針を患者様にもきちんと納得していただいてから患者様お一人おひとりに合わせた診療を行っていきたいと考えています。

ですので、四日市にお住まいの患者様が診療についてわからないこと・疑問に思うことを、お気軽にスタッフに聞くことができる雰囲気づくりということも大切にしています。四日市の歯医者・にいみ歯科医院にご来院された患者様が、いつまでも楽しく食事ができ、笑顔で健やかな人生を過ごしていただけることを願っています。

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