にいみ歯科ブログ

インプラントに種類はあるの?|使用するインプラントの種類を知っておくべき理由

2021年5月21日 (金)

 

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司

 

インプラントには世界中の各メーカーから販売され、その数はなんと100種類以上。日本でもおよそ30種類のインプラントが販売されています。

 

4種類の代表的なインプラントメーカー

日本も使用されているインプラントの種類は、なんと30種類以上。各メーカーから様々な種類のインプラントが販売されていますが、インプラントにトラブルがあった際、会社が倒産してしまって、部品が取り寄せることができないケースも。

 

インプラントはメーカーごとに規格が異なります。引っ越しなどでインプラントを入れた歯科医院に通えなくなった場合、代表的なインプラントメーカーを使用していれば、これまでと変わらず継続してメンテナンスを行えます。

 

ノーベルバイオケア社

ブローネマルク教授が世界で初めて、インプラントと骨の結合を発見してから世界で初めてインプラントを作った老舗メーカーです。40年以上の歴史と実績を誇っており、世界のトップ企業となっています。

 

ストローマン社

ノーベルバイオケアに次ぐ、実績を残している大手企業。数多くのインプラント関連製品を販売しており、世界で70カ国以上に提供され、世界シェア率1位を誇っています。

 

アストラテック社

1985年に開発されたインプラントです。インプラントの性能が優れており、骨とインプラントの結合は、通常3ヶ月〜半年ほどかかりますが、アストラテック社は1ヶ月程で結合が可能です。

 

ジンマー・バイオメット・デンタル社

インプラント体に特殊な加工をすることで、骨とインプラントの結合を高めており、骨の量が少ない方でもインプラントを入れることが可能です。アメリカではシェア1位を誇っています。

 

インプラントは種類によって構造が違う

各メーカーによって素材や構造が異なります。素材や構造によって使用する部品や器具が異なるので、種類も把握しておきましょう。

 

素材の種類

基本的なインプラントの素材は、チタンが99.8%以上の純チタンやチタン合金が使用されます。骨と結合がしやすく、強度があるのが特徴です。

 

また、骨と結合性は劣りますが、成形しやすく、形状記憶する特徴があるチタン・ニッケル素材を使用しているメーカーもあります。

 

インプラントの構造

インプラントの基本的な構造は、人工歯根である「インプラント体」、人工歯である「上部構造」、人工歯根と人工歯を連結させる「アバットメント」の3つの構造からなります。

 

メーカーによって、インプラント体とアバットメントが一体化している1ピースタイプと、インプラント体とアバットメントを連結させる2ピースタイプに分かれます。

 

使用するインプラントの種類を知っておこう

インプラントは入れたら一生安心できものではなく、何らかのトラブルが起きた場合はアバットメントの交換や、インプラントの除去をしなければなりません。メジャーではないメーカーを使用している場合は、他医院でトラブルの対応が困難になる可能性があります。

 

引っ越しやトラブルといった通院が困難になった場合に備えておくために、少なくとも使用したインプラントのメーカーと種類を知っておくようにしましょう。

 

まとめ

インプラントは入れたら「一生安心」ではなく、定期的なメンテナンスが必要です。また、トラブルがあった場合、部品の交換やインプラントを除去しなければならない可能性があります。

 

インプラントは体内に人工物を入れているので、どのようなメーカーのインプラントが入っているか、を知っておくことをおすすめします。

 

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司

 

 


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インプラントと差し歯の違いは?

2021年5月7日 (金)

 

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司

 

患者様のなかにはインプラントと差し歯の違いがわからず、差し歯のことをインプラント誤解されている方がたまに見受けられます。インプラントと差し歯は全くの別物です。今回はインプラントと差し歯の違いを解説します。

 

差し歯とは

差し歯は歯の根っこが残っており、歯の根っこや歯の一部に歯を差し込み、歯を補う治療方法です。専門用語ではクラウンと呼ばれおり、むし歯で歯を削って、必要に応じて歯の根っこの治療を行った後に、最終的な歯を被せます。

 

差し歯の構造

むし歯が進行して、根っこの治療が必要になった場合、最終的に被せ物をして歯を補います。差し歯の構造は、歯の根っこに「メタルコア」や「ファイバーコア」と呼ばれる土台を入れて、被せ物の基礎とします。

土台の形を整えたあとに型を取り、「銀歯」「セラミック」「メタルボンド」「硬質レジン」といわれる被せ物を被せます。

 

インプラントとは

歯を失った場合に、骨に歯の根っこの代わりとなるチタン製のインプラント体を埋めて、失った歯を補う治療方法です。

 

差し歯とインプラントは全くの別物

差し歯は歯が残っている状態で、インプラントは歯を失っている状態に行う治療方法ですので、両者は全く別物になります。

 

差し歯は選択する素材によって、保険が適用される治療方法ですが、インプラントは保険が適用されない自由診療となっています。

 

差し歯のことをインプラントと誤解されている方は、差し歯が土台ごと脱離した場合、「インプラントが取れた」と来院される方も見受けられます。また歯が抜けてしまったら「差し歯にすればいい」と誤解されている方も多いです。

 

トラブルの予防や最善の治療を受けるためには、治療の説明をしっかり行う歯科医院に通院し、説明を理解したうえで治療を選択することが大切になります。

 

まとめ

インプラントと差し歯の違いについて解説しました。差し歯は自分の歯が残っている場合に行う治療方法で、インプラントは歯を失った場合に歯を補うために行う治療方法です。

 

最善な治療を受けるためには十分な説明を受け、理解したうえで治療を行うことが大切になります。

 

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司


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スタッフ全員笑顔で「おもてなし」安心して通える四日市の歯科医院を目指して

四日市の歯医者・にいみ歯科医院では、『歯科を通じて皆様のお口の健康をサポートする』という理念のもと日々診療を行っております。そして、四日市の当歯医者にいらっしゃる患者様が、歯医者の診療に対して「怖い」「不安」という気持ちをできるだけ抱かず、安心して診療を受けていただけるよう、スタッフ一同おもてなしの気持ちで診療をさせていただきます。

設備面でも、患者様にリラックスしていただけるよう、ゆったりとした待合室や診療室を設けております。さらに四日市にある当歯医者では、診療方針を患者様にもきちんと納得していただいてから患者様お一人おひとりに合わせた診療を行っていきたいと考えています。

ですので、四日市にお住まいの患者様が診療についてわからないこと・疑問に思うことを、お気軽にスタッフに聞くことができる雰囲気づくりということも大切にしています。四日市の歯医者・にいみ歯科医院にご来院された患者様が、いつまでも楽しく食事ができ、笑顔で健やかな人生を過ごしていただけることを願っています。

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