にいみ歯科ブログ

インプラントに寿命はある?|インプラントの寿命を縮めてしまう原因

2022年12月23日 (金)

インプラント手術を希望しているけれど、寿命が気になる方も多いのでは?

 

インプラントはメンテナンスや、セルフケアを怠らず受けることで長く使用できます。今回はインプラントの寿命と寿命を縮めてしまう原因について解説します。

インプラントの10年生存率は約90%以上

研究ではインプラントの10年生存率は、約90%と報告されています。個人差はありますが、目安として平均寿命は10〜15年以上といわれています。なかには30〜40年以上と長持ちするケースもあります。

 

10年経っても約90%の方がインプラントを問題なく使用していることから、平均寿命は10年よりも長いと考えられます。

インプラントの寿命が短くなる2つの原因

インプラントの寿命が短くなる原因に「噛み合わせの問題」と「メンテナンスをしていない」が挙げられます。

噛み合わせの問題

歯ぎしりやくいしばりなどインプラントに強い力がかかると、埋入したインプラントや、アバットメントが緩くなたり、被せ物が欠けてしまったりと寿命を縮める原因となります。

 

対策は就寝時に装着するナイトガードで、インプラントを守ることができます。

 

またインプラントは骨と直接結合しているため、血液の供給がありません。そのため噛む力が強いと感染症になりやすく、炎症が起きやすいとされています。

メンテナンスをしていない

インプラントはメンテナンスが非常に大切です。インプラントと歯肉の間に汚れが蓄積したまま放置すると、インプラントの歯周病になる可能性が非常に高くなります。

 

インプラントの歯周病は「インプラント歯周粘膜炎」と呼ばれ、重症化すると「インプラント周囲炎」になり、骨に炎症を起こします。このような状態になると、インプラントが脱落する原因となります。

 

セルフケアも非常に大切ですが、メンテナンスは自分では落とせない汚れをしっかり落とします。メンテナンスは怠らないようにしましょう。

インプラントの寿命を長持ちさせるコツ

インプラントの寿命を長くするコツは、定期的なメンテナンスとセルフケアが非常に大切です。また使用していて違和感があれば、すぐに歯科医院に相談することも寿命を長くするコツです。

定期的なメンテナンス

歯科医院の定期的なメンテナンスでは、クリーニングのほかにレントゲン撮影を行いインプラントを支えている骨の量を見ます。

また噛み合わせの確認を行い、問題があれば噛み合わせの調整をします。

 

特殊な器具で着脱可能なインプラントの場合、アバットメントや被せ物の緩みを締め直すことができます。

 

メンテナンスはインプラントだけではなく、お口全体をチェックします。そのため残った歯の健康を守るためにも、必ず定期的なメンテナンスを行いましょう。

しっかりとセルフメンテナンス

セルフメンテナンスは自分で行うメンテナンスです。最終的な被せ物を入れた後、歯科医師や歯科衛生士から歯磨き指導を受けます。

 

インプラントは歯ブラシや歯間ブラシ、フロスといった道具を使用して汚れをしっかり落とす必要があります。

 

難しいからと諦めずに歯間ブラシやフロスを使いこなし、毎日汚れを落とすことで、寿命を伸ばす可能性が高くなります。

まとめ

インプラントの平均寿命は10〜15年と非常に高いです。長持ちさせるには、定期的なメンテナンスとしっかりとセルフケアを行うことで長持ちする可能性が高くなります。

 

また違和感や異変を感じたら、次のメンテナンスまで我慢をするのではなく、すぐにインプラント手術を受けた歯科医院に連絡をしましょう。


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歯周病に罹患してもインプラント治療は可能?

2022年12月9日 (金)

歯を失ってしまう原因の一つに歯周病が挙げられます。失った歯を補う治療方法にインプラント治療がありますが、歯周病に罹患している場合はリスクがあります。

歯周病とは

歯周病は歯垢の中に潜んでいる歯周病菌が、歯肉の炎症を起こし、進行すると歯を支えている骨が溶けてしまう病気です。日本人の成人の約8割が歯周病に罹患しており、世界で最も罹患率が高い病気といわれています。

 

歯周病の初期症状は腫れや出血をしますが、自覚されない方が多く、ある程度進行してから膿が出たり、歯が動揺したりとある程度進行してから自覚する方が多い病気です。重度になるを歯を抜かなければなりません。

インプラントも歯周病になる

インプラントはむし歯にはなりませんが、歯垢が溜まってしまうとインプラントの周囲に炎症を起こす「インプラント周囲粘膜炎」になる可能性があります。

 

歯周病と同じ菌が原因で、歯磨きやメンテナンスを怠ってしまうと発症するリスクが高くなります。さらに進行して骨まで達すると、「インプラント周囲炎」と呼ばれるインプラントの歯周病を引き起こします。

 

天然の歯は歯根膜と呼ばれる靭帯があります。歯根膜は歯に無理な力がかからないようにクッションの役割があり、歯周病菌が体内に侵入しないように、歯と歯肉をしっかり付着する役割を担っています。

 

一方インプラントは、骨とインプラントが結合しているため、歯根膜がありません。そのため、天然の歯と比べると歯周病菌が侵入しやすく進行が早いです。

歯周病治療をせずにインプラント治療を受けるリスク

歯周病に罹患しているのにもかかわらず、治療をせずにインプラントを受けると、インプラントの成功率が低くなるほか、手術が成功しても5年生存率は、著しく低下することがわかっています。

 

歯周病に罹患しているケースはインプラント治療ができないわけではなく、事前に歯周病治療をし、術後も継続して治療を行うことでリスクを軽減することができます。

まとめ

歯周病は日本人約8割が罹患している病気です。そのためインプラント治療前に歯周病治療をする可能性が高くなります。

 

インプラント歯周炎のリスクを軽減するためには、インプラント治療を受ける前に、必ず歯周病検査が必要です。そのため歯周病治療に精通した歯科医院で受診する必要があります。

 

またセルフケアを怠らないように、術後は歯科医師、歯科衛生士のもとで歯ブラシの指導を受け、予防することも非常に大切です。


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スタッフ全員笑顔で「おもてなし」安心して通える四日市の歯科医院を目指して

四日市の歯医者・にいみ歯科医院では、『歯科を通じて皆様のお口の健康をサポートする』という理念のもと日々診療を行っております。そして、四日市の当歯医者にいらっしゃる患者様が、歯医者の診療に対して「怖い」「不安」という気持ちをできるだけ抱かず、安心して診療を受けていただけるよう、スタッフ一同おもてなしの気持ちで診療をさせていただきます。

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