2018年11月30日 (金)
こんにちは
歯科衛生士の河内です。
11月はシリーズとして
『お子さまの歯とお口の健康を守るためにママさん、パパさんがするべきこと』のお話を
させていただきました。
お子様の歯については前回のブログ
『お子さまの歯とお口の健康を守るためにママさん、パパさんがするべきこと4』で
おさらいしていますのでまたご覧ください。
話は変わり、私事になりますがこの度、
日本歯周病学会認定歯科衛生士試験を受験し、
晴れて合格しました。
今回はこの日本歯周病学会認定歯科衛生士についてと
私の歯科衛生士のお仕事のお話をしたいと思います。
日本歯周病学会認定歯科衛生士とは、
日本歯周病学会が認定する歯科衛生士の専門資格です。
現在、就業歯科衛生士数は約12万人になります。
そのうち日本歯周病学会認定歯科衛生士はまだ約1000名ほどです。
受験資格には、いろいろな条件をクリアして、
書類審査とケースプレゼンテーションの試験を受けるので、
歯科衛生士の認定試験の中で最も取得に時間がかかると言われています。
今回、数年前から準備をしていた資料が整い、
受験資格の条件をクリアしたので、挑戦させて頂き、
院長先生やスタッフのサポートと担当の患者様がお口の健康を維持し、
定期的に通っていただいたお陰で試験を合格することができました。
私は普段のお仕事の他に、幼稚園や保育園などで
ママさん、パパさん向けのお子さまの歯とお口の健康についてのお話も
させて頂いております。
お子さまが通う幼稚園や保育園で
ママさん、パパさんにお話をさせていただきますと
最近ではママさん、パパさんもご自身の歯やお口の健康への意識が高くなり
お子さまの歯やお口の健康にもしっかりと注意される方が増えてきました。
そういった歯やお口への健康に気遣われるママさん、パパさんには
専門用語を使わないように、わかりやすく伝える事を心がけています。
また、早口にならないようにゆっくり、丁寧に話すことにも心がけていますが、
伝えたい気持ちが強すぎてついつい早口になってしまうので、
こちらは今後の課題にしたいと思っています。
この度、認定歯科衛生士の専門資格も取得できたことにより、
歯周病についての知識がさらに深まりましたが、
患者様おひとりおひとりのお口の健康のために、
今後もさらにスキルアップをしていきたいと思っております。
今後ともよろしくお願い致します!
三重県四日市 医療法人 にいみ歯科医院
歯科衛生士:河内妙子
2018年11月24日 (土)
こんにちは
歯科衛生士の河内です。
11月は『お子さまの歯とお口の健康を守るためにママさん、パパさんがするべきこと』として
そして前回の3回目で子供たちの歯を守るために具体的なブラッシングの
『子供の歯の歯磨き』についてお話をしました。
今回、4回目で『お子さまの歯とお口の健康を守るためにママさん、パパさんがするべきこと』で
シリーズ最後となります。
今回のブログでは過去3回のお話のおさらいとまとめをいたしましょう。
⚫︎お子さまの歯(乳歯)が生え始めるのは生後6ヶ月くらい。
⚫︎乳歯が生え始めることを『萌出』といいます。
⚫︎乳歯が生え始めた頃の赤ちゃんは歯ブラシが慣れていないので
スキンシップしながら歯ブラシに慣れさせましょう。
⚫︎乳歯は大人の歯(永久歯)に比べて歯のエナメル質が薄いので
虫歯になりやすく進行が早い。
⚫︎離乳食が始まると食べ物が大人と同じになるので
乳歯に汚れ(細菌)が付きやすくなる。
⚫︎お子さまの歯磨きは最初、小帯を傷つけないように気をつけて
やさしく磨いてください。
⚫︎奥歯の歯と歯の間はむし歯になりやすいので
糸ようじ(デンタルフロス)を使用して汚れをとりましょう。
⚫︎ご自宅では歯のエナメル質を守るために
フッ素入りの歯磨き粉を使いましょう。
⚫︎定期的に歯科医院でのフッ素塗布をするといいでしょう。
⚫︎ダラダラと飲食の回数が増えないように時間を決めて食事をとり
お口の環境を整えてむし歯菌から歯を守りましょう。
⚫︎ママさん、パパさんで仕上げ磨きをしっかりしてあげましょう。
『子供の歯とお口の健康を守るためにママさん、パパさんがするべきこと』については以上です。
ご自宅でもママさん、パパさんが協力して
お子さまの歯とお口の環境を整えて
むし歯菌から守ってあげましょう。
話は変わり、私事になりますが
この度、日本歯周病学会認定歯科衛生士試験を受験し、
晴れて合格しました。
日本歯周病学会認定歯科衛生士とは、
日本歯周病学会が認定する歯科衛生士の専門資格です。
次回はこの日本歯周病学会認定歯科衛生士について詳しくと
歯科衛生士のお仕事のお話をしたいと思います。
三重県四日市 医療法人 にいみ歯科医院
歯科衛生士:河内妙子
2018年11月16日 (金)
こんにちは
歯科衛生士の河内です。
前回ではお子さまの歯(乳歯)は大人の歯(永久歯)よりも
むし歯になりやすいのでママさん、パパさんも仕上げ磨きの協力をして
大切な子供たちの歯を守りましょうといった
『大人と子供の歯と歯茎の違い』についてお話をしました。
今回は子供たちの歯を守るために具体的なブラッシングの
『子供の歯の歯磨き』についてお話します。
乳歯の磨き方といっても乳児期と幼児期では
歯を守る歯ぐきや本数の違いなどからブラッシングの方法に違いがあります。
乳児の場合は、前歯だけ歯が生えているので、
まずは歯ブラシに慣れさせることです。
磨くときに強くブラッシングをしたり、乱暴にブラッシングをしてしまうと
唇の小帯(画像参照)を歯ブラシで傷つけることがあります。
小帯を傷つけないように気をつけてください。
幼児になると、20本の歯が生えてきます。
特に奥歯の歯と歯の間は、むし歯になりやすい場所なので
糸ようじ(デンタルフロス)を使用していただき、
6歳ぐらいに生えてくる永久歯を守るためにも
お口の環境作りをすることが大切です。
乳歯が虫歯にならないためにはまず、ブラッシングをしっかりすること。
ご自宅では歯のエナメル質を守るためにフッ素入りの歯磨き粉を使って、
定期的に歯科医院でのフッ素塗布をするといいでしょう。
そして、ダラダラと飲食の回数が増えないように時間を決めて
食事をとりましょう。
では、今回のお話はここまで。
次回は1回目、2回目、そして今回お話をしました
『子供の歯とお口の健康を守るためにママさん、パパさんがするべきこと』の
おさらいについてお話しします。
三重県四日市 医療法人 にいみ歯科医院
歯科衛生士:河内妙子
2018年11月9日 (金)
こんにちは
歯科衛生士の河内です。
前回では『子供の歯が生え始めた時にまず気をつけることは?』についてお話ししました。
今回は『大人と子供の歯と歯ぐきの違い』についてお話します。
まず、大人の歯(永久歯)と子供の歯(乳歯)について。
どちらも同じ『歯』ではありますが、乳歯は永久歯に比べて
歯の表面を覆う『エナメル質』がまだ薄いため非常に柔らかい歯になっています。
歯の健康を守るために大切なエナメル質は酸に溶けやすい性質があります。
つまり酸は歯の健康を守るエナメル質にとって大敵でありますが
酸は砂糖から作られます。
エナメル質がまだ薄い乳歯は永久歯に比べて、酸にも弱いため
一度むし歯になってしまうと、永久歯よりもむし歯の進行が非常に早くなり
注意が必要です。
次に『歯ぐき』について。
子供の歯ぐきは1歳まで(乳児)から1歳以上(幼児)の間に
乳歯がどんどん生えてきます。
そんな乳歯が生えそろうまでの成長の間にも食生活が大きく変わります。
母乳やミルクだけを飲む時期から少しずつ離乳食が始まり、
大人と同じ食べ物を食べるようになるので、
汚れ(細菌)が付きやすくなります。
この汚れが歯の表面や歯と歯の間にたまってしまうと
細菌のかたまり=歯垢となって歯をむし歯にさせてしまう
むし歯菌へと成長してしまいます。
小さなお子さまはまだ自分で歯磨きができないので
ママさん、パパさんでしっかり磨いてあげましょう。
そして少しずつ成長して自分でも歯磨きをはじめた頃は
ママさん、パパさんが仕上げ磨きの協力をして
大切な子供たちの歯を守りましょう。
では、今回のお話はここまで。
次回は『子供の歯の歯磨き』についてお話しします。
三重県四日市 医療法人 にいみ歯科医院
歯科衛生士:河内妙子
2018年11月2日 (金)
こんにちは
歯科衛生士の河内です。
当院では小さなお子様をお連れになったママさん、パパさんも
たくさん来院されます。
ある日、自分のお子様に歯が生え始めたり、
乳歯から永久歯に生え変わるといった変化に
気づくと子供の成長を実感できますね。
そんなママさん、パパさんからもよくお子様の歯について
質問されることもありますので
今回のブログでは数回にわたって
お子様の歯についてのお話をします。
今回のテーマは『子供の歯が生え始めた時にまず気をつけることは?』です。
まず子供の歯(乳歯)は生後6か月ぐらいから歯が生え始めます。
歯が生え始めることを『萌出』といいます。
最初は下の前歯から萌出し、2歳半頃には20本の乳歯が生え揃います。
乳歯が萌出してきたら、すこしずつ歯磨きの練習を始めていきましょう。
歯が萌出しはじめた赤ちゃんも、もちろん歯磨きが必要になりますが
そんな赤ちゃんのお口の中に歯ブラシが入ることは、
赤ちゃんにとってお口の中に食べ物以外の異物が入ることで、
まだ慣れていません。
だからグズったりすることもあります。
最初は少しずつスキンシップをしながら
赤ちゃんの口周りの筋肉を刺激し
徐々に慣れさせることで、歯磨きが生活の一部になるように
習慣づけをすることが大切です。
また、乳歯は永久歯に比べてると歯の質がやわらかいので、
むし歯になりやすいこともあります。
そのため、むし歯菌をお子様に移さないようにすることも大事です。
むし菌菌は唾液を介して感染します。
約1歳半~2歳半くらいまでの間が一番移りやすい時期といわれています。
大人と同じ箸やスプーンを使用したり、
過度なスキンシップにも気を付けてください。
なによりもママさん、パパさんご自身がお口のケアをすることが
一番重要です。
食生活に関しては、食べる時間を決めてダラダラと間食をしないように
気をつけて下さい。
今回のお話はここまで。
次回のテーマは『大人と子供の歯と歯ぐきの違い』について
お話します。
三重県四日市 医療法人 にいみ歯科医院
歯科衛生士:河内妙子
カテゴリー: スタッフブログ
四日市の歯医者・にいみ歯科医院では、『歯科を通じて皆様のお口の健康をサポートする』という理念のもと日々診療を行っております。そして、四日市の当歯医者にいらっしゃる患者様が、歯医者の診療に対して「怖い」「不安」という気持ちをできるだけ抱かず、安心して診療を受けていただけるよう、スタッフ一同おもてなしの気持ちで診療をさせていただきます。
設備面でも、患者様にリラックスしていただけるよう、ゆったりとした待合室や診療室を設けております。さらに四日市にある当歯医者では、診療方針を患者様にもきちんと納得していただいてから患者様お一人おひとりに合わせた診療を行っていきたいと考えています。
ですので、四日市にお住まいの患者様が診療についてわからないこと・疑問に思うことを、お気軽にスタッフに聞くことができる雰囲気づくりということも大切にしています。四日市の歯医者・にいみ歯科医院にご来院された患者様が、いつまでも楽しく食事ができ、笑顔で健やかな人生を過ごしていただけることを願っています。