にいみ歯科ブログ

金属アレルギーでもインプラントはできる?注意点について解説

2022年9月30日 (金)

インプラント治療を希望する方で金属アレルギーがある方は、そもそもインプラントを入れてもよいのか心配になるでしょう。ここでは金属アレルギーでもインプラントはできるのか、注意点についてご紹介します。

そもそも金属アレルギーでもインプラント治療はできる?

インプラントは顎の骨に人工歯根を埋めて、そこに被せ物をする治療方法です。人工歯根はチタンでできており、金属アレルギーが起きにくいとされています。またチタンは人工関節にも使用されており、人体と馴染みやすい特徴があります。そのため「チタンアレルギー」でなければ金属アレルギーであってもインプラントは問題ないと言われています。なお自分がどの金属にアレルギー反応を起こすかは、皮膚科での検査が必要になります。

金属にアレルギーの人がインプラントを受けるときの注意点

チタンアレルギーでない限り、インプラント治療を受けることができます。ただそのような場合以下の点に留意しておきましょう。

 

  • 歯科医師に金属アレルギーがあることを伝える
  • 被せ物は金属アレルギーが出ない素材を使用する

歯科医師に金属アレルギーがあることを伝える

チタンは金属アレルギーがほとんどないとはいえ、金属アレルギーがある方、疑いがある方、心配な方はカウンセリングを受ける際は必ず歯科医師に伝えましょう。これは安心して治療を受けるためにも必要なことで、場合によってはパッチテストを行なったり、皮膚科を紹介したりすることがあるためです。また被せ物は金属が含まれていないものを提案します。

被せ物は金属アレルギーが出ない素材を使用する

インプラント治療では最終的に、被せ物をして失った歯を補います。その被せ物の種類には金属アレルギーを起こしてしまうもの、そうでないものがあります。例えば、以下のような素材は金属アレルギーが起きません。

  • オールセラミック
  • ハイブリッドセラミック
  • ジルコニア など

 

なおメタルボンドといった金属を使用している素材は、金属アレルギーを起こす可能製があるため、アレルギーがある方は使用することはできません。

インプラント治療後に金属アレルギーが発症したら

今までに金属アレルギーの症状がなくても、長期間お口の中に金属があると、アレルギーを引き起こしてしまうことがあります。インプラント治療後にアレルギーが発症した場合は、まずはどの金属が原因になのか検査を行います。インプラントが原因である場合、症状によって除去する必要があります。

 

なおインプラントが原因でアレルギーが起きてしまった場合、主に以下のような症状が出ることがあります。

 

  • お口の中に炎症が起きる
  • 手足の発疹・赤み・かゆみがでる

 

ただ金属アレルギーは人によって症状は異なります。インプラントを入れたあとにこのような症状がある場合は、まずは歯科医師に相談しましょう。

まとめ

インプラントはチタンアレルギーでない限り、治療を受けることができます。ただ、金属アレルギーがある方や心配な方は、インプラント治療の前に必ず歯科医師に相談し、パッチテストなど受けるようにしましょう。またインプラントを入れたあとにお口の中に炎症が起きたり、手足の発疹ができた場合は原因を確認する必要があります。インプラントが原因でアレルギーを起こしている場合は、症状によってインプラントを除去することがあります。安心して受診するためにも、インプラントを受ける前は皮膚科でパッチテストを受けておくと良いでしょう。


カテゴリー: 院長ブログ

数ある種類からインプラントの選び方を解説

2022年9月30日 (金)

インプラントは様々なメーカーから提供されており、その種類は30以上にも及びます。しかし、あまり流通していないメーカーを選択すると、トラブルがあったときに対応できる歯科医院が少ないため、対処できないというこがあります。今回はインプラントの選び方について解説します。

インプラントの選び方

日本では、30種類以上のインプラントが各メーカーから提供されています。同じメーカーでも種類によって規格が異なるため、基本的には他社のものや種類の違うものを組み合わせて使用することができません。

 

インプラントの選び方の一つに「臨床に多く使用されているメーカー」を選ぶと、引っ越ししをしたときに、同じメーカーのものを扱っている歯科医院でメンテナンスや治療を受けやすくなります。あまり普及していないインプラントメーカーを使用していると、対応が困難になるか、費用がかかってしまうなどリスクがあります。

世界でも信頼されているメーカーを選ぶ

以下のメーカーは世界でも信頼されているインプラントで、長期的な臨床実績を誇っています。

・ストローマン・ジャパン株式会社

・ノーベル・バイオケア・ジャパン株式会社

・ジンマー・バイオメット・デンタル合同会社

・デンツプライシロナ株式会社

 

インプラントは顎の骨にチタン製の金属を埋入する治療方法です。世界でも信頼されているインプラントメーカーを選ぶことによって安心して治療が受けられます。また、数多く使用されているインプラントメーカーを選ぶことで、引っ越しをした際も扱っている歯科医院を見つけやすくなります。

インプラントのメーカーと種類を知っておこう

自分の体の中に入っているインプラントの種類を知っておくことは非常に大切です。

 

インプラントは入れたら一生安心して使えるものではありません。10年成功率は高いものになっていますが、アバットメントの緩みや何かしらのトラブルが起こる可能性は少なからずあります。万が一のことを考えてメーカーと種類を知っておくようにしましょう。

まとめ

インプラントを検討されている方は、カウンセリングのときに使用するインプラントメーカーと種類の把握をしておくことをおすすめします。日本でも多くの症例で使用されているインプラントメーカーや種類を選択すると、埋入した歯科医院への通院が難しくなっても対応することができます。

 

また埋入した歯科医院での通院が困難になる場合は、引っ越し先の歯科医院を紹介してもらうなどすると、スムーズにメンテナンスやトラブルの対応ができることがあるので、事前に相談しておくと良いでしょう。


カテゴリー: 院長ブログ

インプラント治療の流れについて解説

2022年8月31日 (水)

インプラントは、失った歯の本数や骨の量などによって治療計画は異なります。またインプラントは手術を必要とする治療方法のため、どのような流れになるのか気になる方もいるでしょう。ここではインプラント治療の流れについて解説します。

インプラント治療の流れ

インプラントは主に以下のような流れで行なうことが一般的です。

 

  1. 検査
  2. 事前処置
  3. 一次手術
  4. 抜糸
  5. 固定期間
  6. 二次手術
  7. 被せ物の型取り
  8. 装着
  9. メンテナンス

 

それぞれ具体的に見ていきましょう。

検査

検査では問診・レントゲン撮影・お口の中の状態・写真撮影・型取りなど行うことが多いです。これらをもとに歯科医師が適切な位置にインプラントを入れる治療計画を立てます。

事前処置

むし歯・歯周病がある場合は、インプラントを入れる前に治療をすることが多いです。なお歯周病に罹患しているとインプラントに悪影響を及ぼすため、治す必要があります。またお口の中の状態が良い場合は、事前にクリーニングをしてお口の中を清潔にします。

一次手術

顎の骨にインプラントを埋める手術を行います。症例にもよりますが、1~2本であれば局所麻酔で済みます。またインプラントは入院の必要はありません。

抜糸

約1週間~10日で糸を抜く処置を行います。

固定期間

インプラントを入れてから約3~6ヶ月は骨と結合するまで時間をおきます。下顎で2~3ヶ月程度、上顎で4~6ヶ月程度待つことが多いです。

二次手術

インプラント手術には、一回法と二回法があり、前者は1回の手術で済みますが、後者の場合は、2回目の手術で歯ぐきを開いて人工の歯を取り付ける土台をつけます。再度縫合し、傷口が治るまで期間をおきます。

被せ物の型取り

傷口が治ったら被せ物の型取りを行います。このときまでに被せ物の種類を決めておくことが多いです。なお被せ物の種類は歯科医院によって異なります。

装着

型取りをしてから約2~3週間後に被せ物をつけます。同時に噛み合わせの調整を行います。

メンテナンス

インプラント治療はメンテナンスが非常に大切です。3ヶ月~半年に1回は歯科医院でのメンテナンスを受けることをおすすめします。これを怠ってしまうとインプラントの周囲の歯ぐきが炎症を起こし、そのままにすると顎の骨が溶けてインプラントが脱落することがあります。

まとめ

今回はインプラント手術の一般的な流れについて解説しました。インプラントの被せ物が入るまでは約3ヶ月~1年の期間が必要になり、また通院頻度も多くなります。スムーズに進めるためにも、予定の調節をしておきましょう。治療後はメンテナンスを怠らないようにしましょう。


カテゴリー: ブログ,院長ブログ

インプラントの治療期間はどれくらい?

2022年8月31日 (水)

インプラントを希望しているけれど、治療期間がどのくらいかかるのか気になる方は多いでしょう。結論から言うとインプラントの治療期間は平均3カ月~1年かかることが多いです。ただ症例によって大きく異なるため、今回はインプラントの治療期間について解説します。

インプラントの治療期間

冒頭でも解説したとおり、インプラントの治療期間は症例により異なりますが、平均3カ月~1年かかることが多いです。これは顎の骨にインプラントを埋め込み、骨とインプラントが結合するまで待たなければならないため、通常のむし歯治療よりも長い期間必要となるためです。

治療期間が症例によって異なるのは、顎の骨の状態に個人差があるためです。顎の骨がしっかりしており、歯ぐきも健康な状態であればすぐに手術を受けることができますが、歯周病や顎の骨が薄い方は歯周病治療や顎の骨を造る手術をしなければならないため治療期間は長くなるでしょう。

インプラント治療の流れ

インプラント治療では以下の流れで行うことが一般的です。

  • 精密検査
  • 事前処置
  • インプラント埋入手術
  • インプラント定着期間
  • 人工歯の型取りとセット

それぞれ詳しく見ていきましょう。

精密検査

インプラント手術を行うと決まったら、お口の中の状態を確認します。検査ではむし歯や歯周病検査、歯の型取りやレントゲン・CT・お口の中の写真撮影などを行い、これらの資料を元に治療計画を立てます。

事前処置

歯周病に罹患している場合など事前に治療をする必要があります。また骨が薄い方は骨を造る手術を行うこともあります。その場合は骨ができるまで後約3~6カ月待つ必要があります。

インプラント埋入手術

インプラント手術には1回法と2回法があり、お口の中の状態により異なります。1回法では手術が1回で済み、約3カ月期間を置くことが多いです。2回法ではインプラントを埋入したあと歯ぐきの中に埋め、骨と結合するまで約3カ月~6カ月期間を置き、再度人工歯とインプラントを結合する装置を装着します。

人工歯の型取りとセット

骨とインプラントが結合したのを確認したら人工歯の型取りを行います。型を取ってから人工歯が入るまでは約1~3週間かかることが多いです。

まとめ

インプラントの治療期間はお口の中の状態より異なりますが、約3カ月~1年かかります。これは通常のむし歯治療と異なるため期間が長くなりますが、骨とインプラントがしっかり結合することで自分の歯のように噛めます。インプラント治療をご希望の方は歯科医師とよく相談し、適切な治療方法の選択をしましょう。


カテゴリー: ブログ,院長ブログ

いまさら聞けない?歯科用インプラントとは?

2022年7月31日 (日)

体内に埋める器具の総称をインプラントといいます。例えば、人工関節や心臓のペースメーカーも含まれ、歯科ではチタン性でできた、人工歯根を顎の骨の中に埋めることをいいます。

 

歯科用インプラントは技術の発展に伴い、一般的な治療方法として確立しています。

インプラントとは歯を失った後の治療法の一つ

何らかの理由で歯を失った場合、「入れ歯」「ブリッジ」「インプラント」のいずれかで補う必要があります。そのなかでもインプラントは顎の骨に「インプラント体」と呼ばれる人工歯根を埋入し、骨と結合させてから人工歯を被せて噛み合わせの回復をします。

歯を失った後の治療方法

歯を失った後の治療方法にはそれぞれメリットとデメリットがあります。

 

 

メリット

デメリット

入れ歯

保険が適用される、治療回数が少ない

噛めない、違和感がある、取り外して清潔に保つ必要がある

ブリッジ

保険が適用される、治療回数が少ない、取り外す必要がない

両隣の健康な歯を大きく削る必要がある、虫歯になりやすい

インプラント

自分の歯のように噛める、両隣の健康な歯を削る必要がない、違和感が少ない

保険が適用されないため高額、外科的手術が必要、メンテナンスが必要

 

歯を失った箇所によりますが、両隣の歯が健康であれば、ブリッジかインプラントが挙げられます。両隣の歯がない症例では入れ歯かインプラントが選択肢に挙げられます。

インプラントの仕組み

基本的なインプラントの仕組みは、「インプラント体」と呼ばれる人工歯根、「上部構造」を呼ばれる人工歯、人工歯根と人工歯をつなぐ「アバットメント」からなります。

 

インプラント体はチタンという金属が使用されており、アレルギーが少なく、骨とインプラントが結合しやすいという特長を持っています。

インプラントは保険外診療

インプラントは保険が適用されないため、高額な治療です。歯科医院や地域によって異なりますが、おおよその費用は1本300,000〜500,000円程です。

 

費用が高額な理由は

・使用する器具、材料が高い

・歯科医師の技術が必要

・万全な感染対策をして手術を受ける必要がある

そのことからインプラント治療は高額になります。

インプラントとは安全性の高い治療

メディアでインプラントは危険と報道されていますが、様々な文献で10年生存率が上顎で80%以上、下顎で95%以上と高い確立であることが証明されています。

 

インプラントの歴史は50年以上前になり、日々進化し続けています。診査診断を行い、十分な治療計画を立て、知識と技術を持った歯科医師のもとで手術を行えば、安全性の高い治療と言えるでしょう。

まとめ

失った歯を補うために、インプラント治療は優れた治療方法です。しかし、全ての人にインプラント治療が優れている治療ではありません。

 

インプラントをご希望される方は、トラブルを防ぐためにもしっかりと説明を受け、納得したうえでインプラント治療を選択しましょう。

 


カテゴリー: 院長ブログ

歯周病に罹患していてもインプラントはできる?|インプラント治療における歯周病のリスク

2022年7月31日 (日)

日本人の8割が罹患している歯周病ですが、自覚症状がないため歯が動揺したり、抜けるまで気づかない方がほとんどです。歯を失ったときの選択肢にインプラントが挙げられますが、歯周病に罹患している場合はリスクがあります。今回はインプラント治療における歯周病のリスクについて解説します。

 

インプラントと歯周病の関係

歯周病はお口の中の歯垢が原因で、歯肉に炎症を起こし、進行すると歯を支えてる骨を溶かす恐ろしい病気です。日本人の8割が罹患していると言われており、自覚症状がないことから、気づいたときにはある程度進行してしまうことが多いです。

 

インプラントになる原因は、歯周病に罹患して歯を失ってしまったことが多いのですが、リスクを十分に理解していないと、脱落といったトラブルになりがちです。

 

インプラントは歯肉との付着が、天然歯に比べるとほとんどなく、歯周病菌が侵入しやすい環境になることがわかっています。そのため、歯周病菌が原因でインプラントに周囲に炎症を起こす可能性があり、インプラント周囲の粘膜に炎症が起きているものを「インプラント周囲粘膜炎」とよばれ、骨にまで到達した場合、「インプラント周囲炎」になり脱落する恐れがあります。

インプラント治療における歯周病のリスク

歯周病に罹患している方が歯周病治療を行わず、インプラント手術を行うと「インプラント周囲粘膜炎」や「インプラント周囲炎」になる可能性が高くなり、結果インプラントが脱落するリスクがあります。

 

天然の歯の歯周病と比べると、インプラントの歯周病は進行が非常に早く、歯周病に罹患している方は注意が必要になります。

術前の検査と歯周病治療が大切

歯周病に罹患していても、手術を受けることができますが、術前の検査と歯周病治療が非常に大切になります。歯周病治療を受けずインプラント手術を行ってしまうとインプラントが長持ちしない結果になります。

 

術前にしっかり検査を行い、歯周病治療を行ってからインプラント手術を受けることで、インプラントの脱落といったリスクを最小限にすることができます。

 

また術後も歯周病治療の継続と、定期的なメンテナンスやセルフケアを行うようにしましょう。

まとめ

歯周病に罹患しており、インプラントを検討されている方は、しっかり検査を行い適切な処置を行う歯科医院に通院することをおすすめします。

 

なかには歯周病に罹患していても、お金儲けのことだけしか考えいないため、歯周病治療を行わず、インプラント手術をすすめる歯科医院もあるため、歯科医院選びが非常に大切になります。


カテゴリー: 院長ブログ

インプラント治療をするメリット

2022年6月30日 (木)

プラントは失った歯を補うため、人工歯根を歯の根っこの代わりに顎の骨に埋め込む手術です。骨とインプラントがしっかりくっついてから被せ物をして失った歯を補います。

 

近年では広く受け入れられるようになりました。失った歯を補うための治療方法ですが、インプラントにはどのようなメリットがあるのでしょうか?

今回はインプラント治療をするメリットを紹介します。

歯を失った場合の治療方法

歯を失った場合、治療の選択肢としてインプラントのほかに、入れ歯やブリッジがあります。

 

ブリッジとは両隣の歯を削って、橋渡しをするように被せ物をします。そのため、両隣の歯がないとできません。また両隣の歯に虫歯がなくて健康でも、ブリッジをするために歯を削らなけばなりません。

 

入れ歯の場合、インプラントやブリッジに比べて、非常に安定感が劣ります。そのため、噛めない、食べ物が詰まりやすい、話しにくいといったデメリットがあります。部分入れ歯では、入れ歯を支えるために金属のバネを使用するため、見栄えがよくありません。

インプラント治療のメリット

インプラント治療には以下のメリットがあります。

・天然の歯と同じように噛める

・周囲の歯に負担がかからない

・違和感が少ない

・天然の歯と同じように見える

 

インプラントは顎の骨に埋め込み、骨と結合させるため、天然の歯と同じように噛めます。

 

ブリッジと違い、両隣の歯を削る必要がないため、周囲の歯に負担がかかりません。また入れ歯と違って取り外しの必要がないため、違和感が少なく、自分の歯のように磨けます。

 

天然の歯と同じに見えるので、審美性も非常に高い治療方法です。

インプラントは保険外治療

インプラントは保険が適用されない自費診療です。歯科医院によって料金が異なります。

 

高額な治療方法ですが、天然の歯と同じように使用できるので、インプラントを選択する方が増えています。しかし、インプラントは誰でも受けられる治療方法ではありません。

 

何かしらの疾患を患っている、重度の歯周病に罹患している、20歳未満など治療に適さないケースがあります。

まとめ

インプラントはブリッジや入れ歯と違い審美性に優れ、周囲の歯に負担をかけることなく、失った歯を補う治療方法です。

 

多くのメリットがありますが、誰でも受けられる治療方法ではありません。気になったらまず歯科医院で気軽に相談しましょう。


カテゴリー: 院長ブログ

インプラントの寿命はどれくらい?|インプラントを長持ちさせるコツ

2022年6月13日 (月)

三重県四日市市 にいみ歯科医院
歯科医師 院長 新美敦司

インプラントはしっかりケアをすることで10~15年以上長く持ちます。今回はインプラントの寿命と長持ちさせるポイントについて紹介します。

 

インプラントの寿命とは

世界でもトップクラスのシェアを誇るメーカーによると、インプラントの10年生存率は10年で99.8%といわれています。またほとんどのメーカーで同じ数値の臨床研究結果が出ていることから、インプラントの寿命ははおおよそ10~15年以上といえるでしょう。

 

インプラントを長持ちさせるコツ

インプラントは保険が適用しない高額な治療になります。そのため長く持たせたいと思う方は多いでしょう。インプラントを長持ちさせるコツは以下のようなものがあります。

  • 歯ぎしりや食いしばりの対策をする
  • メンテナンスを怠らないようにする

それぞれ詳しく解説します。

 

歯ぎしりや食いしばりの対策をする

仕事中や就寝時に無意識に歯ぎしりや食いしばりをする方は多いです。噛む力が強いとインプラントと被せ物の間にあるアバットメントに負担がかかることがあります。そのような場合はネジが緩くなったり、インプラントに負担がかかり破損したりする可能性が高くなります。

 

歯ぎしりや食いしばりの対策は就寝時に装着するナイトガードなどを使用することで、インプラントにかかる負担を軽減することができます。

 

メンテナンスを怠らないようにする

インプラントでも歯周病になることがあります。これはインプラント周囲粘膜炎やインプラント周囲炎と呼ばれています。インプラント周囲粘膜炎が発症するとインプラント周囲の歯肉が腫れたり出血したりする症状です。進行するとインプラント周囲の骨にまで感染しインプラントが脱落する可能性があります。これをインプラント周囲炎といいます。

 

インプラントは天然の歯と異なり、神経がありません。そのため自覚しにくく、病気が進行しやすい特徴があります。インプラントの歯周病を予防するためにも、自宅でのセルフケアと専門家によるプロフェッショナルケアを怠らないようにしましょう。

 

まとめ

インプラントはおおよそ10~15年以上持つといわれており、中には30年以上持つ方もいます。インプラントの寿命はメンテナンスをしっかり行うことで、長持ちさせることが可能です。また、歯ぎしりや食いしばりがある方でもナイトガードなどの対策をすることで、被せ物やインプラントに与えるダメージを軽減することができます。インプラント治療をご希望の方は、メンテナンスも考慮して受けるようにしましょう。

 

三重県四日市市 にいみ歯科医院
歯科医師 院長 新美敦司


カテゴリー: ブログ

インプラントの保証を受けるには?|インプラントの保証について解説

2022年5月31日 (火)

三重県四日市市 にいみ歯科医院
歯科医師 院長 新美敦司

インプラントは高額な治療のため、トラブルが起きてしまったら金銭面が不安になりますよね。インプラントは保証制度を設けている歯科医院が多いです。今回はインプラントの保証について解説します。

インプラントの保証とは

インプラントには様々なメーカーから提供されており、ほとんどのメーカーで保証がついています。大体5~10年保証がついていることが多く、インプラントの脱落といったトラブルに保証が適用されます。

 

保証が受けられる条件であれば、インプラントの脱落や破損した場合に、新しいインプラント体に交換することができます。再埋入にかかる手術費の負担も無料になることがほとんどです。

 

メーカー側のインプラント保証は埋入した「インプラント体」や土台となる「アバットメント」に適用されることが多く、人工歯は適用されません。歯科医院によって人工歯などは独自の保証を設けている場合があります。

インプラントの保証を受けられる条件

保証は以下のような条件が設けられている歯科医院が多いです。

・食事など日常生活の範囲以内でインプラントが脱落、破折した場合

・埋入を行った歯科医院で、定期的なメンテナンスを行っている

・喫煙者の方は、禁煙を行っている

・保証期間の範囲以内である

 

メンテナンスを怠っていたり、事故などで脱落した場合、保証期間が過ぎている場合は保証が受けられません。

 

メーカーが定めた保証期間内で、トラブルが起きた際上記の条件を守っていれば、ほとんどのケースで保証が受けられます。しかし、なかには保証期間内でも受けられないケースがあり、原因の多くは「メンテナンスを怠っていた」ことが最も多く挙げられます。

 

インプラントのトラブルは、「インプラント体」よりも人工歯が破損するケースが多いです。人工歯の保証を5年間設けている歯科医院が多く、保証期間内であれば修理や作り直しをすることができます。

 

インプラント治療を受ける際は、歯科医院との契約書を交わすことが多く、保証に関しても書面に書かれています。手術前にしっかり確認しておくことが非常に大切です。

トラブルを予防する方法

トラブルを予防するためには、術前の説明をしっかり受け、理解したうえで治療を行うことと、定期的なメンテナンスを怠らないようにすることが大切です。

 

メンテナンスはクリーニングの他に、インプラントと骨の状態を確認や、かみ合わせの確認をします。多くの歯科医院では3~4ヶ月に1度の間隔でメンテナンスを推奨しており、残っている歯を大切にするためにも定期的なメンテナンスを怠らないようにしましょう。

 

まとめ

インプラントはメーカーによって5~10年の保証がついていることがほとんどです。また人工歯にも歯科医院によって保証がついていることが多く、安心してインプラントの手術を受けられます。

 

インプラントの成功率は高いものになっていますが、入れたら一生安心なものではありません。トラブルを予防するためにも日頃のケアと、定期的なメンテナンスは非常に大切になります。

 

三重県四日市市 にいみ歯科医院
歯科医師 院長 新美敦司


カテゴリー: ドクターブログ

奥歯をインプラントにするメリットとデメリットを解説

2022年5月18日 (水)

日市市 にいみ歯科医院
歯科医師 院長 新美敦司

奥歯が抜けた状態が続くと、食べ物が思ったように噛めず不便を感じます。自分の歯のように噛める治療方法は、インプラントが適しています。そのためインプラント治療を考えている方も少なくありません。そこで奥歯をインプラントにするメリットとデメリットを解説します。

 

奥歯をインプラントにする4つのメリット

奥歯は食べ物を噛んだり、発音に影響したりと非常に大切な役割を持っています。奥歯をインプラントにすると以下の4つのメリットがあります。

自分の歯のように噛める

インプラントの最大のメリットは、自分の歯のように噛めることです。あごの骨に歯の根っこの代わりとなる、人工歯根を埋めると骨と結合して自分の歯のように噛めます。

イ段の発音がしやすくなる

奥歯がないとうまく発音ができません。奥歯がないと母音のイ段の発音が難しいとされています。

 

奥歯にインプラントを埋入することで、歯があった頃のようにスムーズに発音がしやすくなります。

骨の吸収を防ぐ

歯がない状態のまま過ごすと、あごの骨に刺激が伝わらないため、骨の吸収が進みます。そのため歯が抜けた部分の骨だけ、薄くなったりへこんでしまたりする変化が見られます。

 

インプラントは噛むことができるため、骨に刺激が与えられ骨の吸収を防ぎます。

噛み合わせが整う

奥歯を失ったまま長期間にわたって放置すると、両隣の歯が倒れてきたりと噛み合わせのバランスが崩れます。

 

奥歯にインプラントを埋入することで、噛み合わせのバランスが整います。

奥歯をインプラントにするデメリット

メリットが多いインプラントですが、デメリットもあります。メリットとデメリットの両者をしっかり理解しましょう。

保険が適用されないため高額

インプラントは一部の場合を除き、保険が適用されない高額な治療です。

 

インプラントは材料、器具、機材、人件費など一つひとつにコストがかかるため、高額な治療になります。

骨の量が足りない場合は骨を造る手術が必要

インプラントを埋入するために、十分な骨の量がないとインプラントを支えることができません。骨の量が足りない場合は、骨を造る手術が必要です。

治療期間がほかの治療と比べて長い

ブリッジや入れ歯の治療と比べて、インプラント治療は骨と結合するまでしっかり待つので、治療期間は長くなります。

 

また2回法と呼ばれるインプラント手術の方法では、2度手術が必要なため、さらに長期化します。

まとめ

奥歯にインプラントを埋入するメリットとデメリットを紹介しました。失った歯を補うための治療としてインプラントは確立されている治療方法です。そのためインプラント治療をする方が増えいます。

 

どの治療もメリットとデメリットがあります。歯科医師とよく相談をし、しっかり理解したうえでインプラント治療を受けましょう。

三重県四日市市 にいみ歯科医院
歯科医師 院長 新美敦司


カテゴリー: ブログ

スタッフ全員笑顔で「おもてなし」安心して通える四日市の歯科医院を目指して

四日市の歯医者・にいみ歯科医院では、『歯科を通じて皆様のお口の健康をサポートする』という理念のもと日々診療を行っております。そして、四日市の当歯医者にいらっしゃる患者様が、歯医者の診療に対して「怖い」「不安」という気持ちをできるだけ抱かず、安心して診療を受けていただけるよう、スタッフ一同おもてなしの気持ちで診療をさせていただきます。

設備面でも、患者様にリラックスしていただけるよう、ゆったりとした待合室や診療室を設けております。さらに四日市にある当歯医者では、診療方針を患者様にもきちんと納得していただいてから患者様お一人おひとりに合わせた診療を行っていきたいと考えています。

ですので、四日市にお住まいの患者様が診療についてわからないこと・疑問に思うことを、お気軽にスタッフに聞くことができる雰囲気づくりということも大切にしています。四日市の歯医者・にいみ歯科医院にご来院された患者様が、いつまでも楽しく食事ができ、笑顔で健やかな人生を過ごしていただけることを願っています。

  • Contact お問い合わせ

  • お問い合わせご予約・お問い合わせはこちら 059-353-5580
  • 初診WEB問い合わせ・メール相談