にいみ歯科ブログ

インプラントと部分入れ歯どっちがよい?それぞれの違いを解説

2022年2月4日 (金)

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司

 

むし歯や歯周病で歯を失ったときは、インプラント・入れ歯・ブリッジのいずれかで補う必要があります。しかし、失った歯の本数が多いとブリッジが選択できないことがあります。そのような場合、インプラントと部分入れ歯が選択肢になり、迷う方も多いです。そこで今回はインプラントと部分入れ歯の違いについて紹介します。

 

インプラントとは

インプラントとは骨に人工歯根を埋め込み、そのうえに人工歯を装着する治療方法です。インプラントは手術が必要になりますが、自分の歯のように噛むことができます。

 

インプラントのメリット

インプラントのメリットには以下のようなことがあります。

 

  • 部分入れ歯のような違和感はほとんどない
  • 自分の歯のように噛める
  • 審美性に優れており、周囲の人に気づかれない

 

インプラントは骨の中に埋め込むもののため、目立つことなく違和感はほとんどありません。また部分入れ歯と違って、噛む力が強いため自分の歯のように噛むことができます。インプラントで使用する金属は、チタンと呼ばれている金属です。これは人工関節などにも用いられており、人体によくなじみ安全性の高いものになっています。

 

インプラントのデメリット

インプラントのデメリットには以下のようなことがあります。

 

  • 外科手術が必要になる
  • 他の治療と比較すると治療期間は長い
  • 保険適用外のため費用が高額になる

 

インプラント治療は外科手術が必要になります。そのため、全身疾患がある方は受けられない可能性があります。なおインプラントの治療期間は約3ヶ月~半年かかることが多く、他の治療方法と比較すると長い傾向にあります。また、インプラントは保険適用外の自由診療になるため、費用は高額になりがちです。

 

部分入れ歯とは

 

部分入れ歯とは、歯を失ったときに補う装置の一つで、隣の歯にバネをかけて装着します。部分入れ歯には保険適用のものと自由診療のものがあります。前者はプラスチックでできた素材を使用し、バネは金属を使用していることが多く、後者は強度が強いものの素材を使用し、バネも歯ぐきと同じ色をした素材を選択できます。

 

部分入れ歯のメリット

部分入れ歯のメリットには以下のようなことがあります。

 

  • ご自身で取り外しが行え、ケアができる
  • 手術を必要としない
  • 保険適用のものを選択すれば費用を抑えられる

 

部分入れ歯を作製する際は歯型をとるだけで済み、手術を必要としません。そのため身体に負担がかかることはありません。また治療期間も短いのが特徴で、保険適用のものを選択すれば費用を抑えられます。

 

なお部分入れ歯はインプラントと違ってご自身で取り外しが行えるため、洗浄して清潔に保つことができます。

 

部分入れ歯のデメリット

部分入れ歯のデメリットには以下のようなことがあります。

 

  • 違和感を覚えやすい
  • 噛む力が弱い
  • 慣れるまでは食べにくい

 

部分入れ歯は、慣れるまで違和感を覚えやすかったり、話しにくいといったデメリットがあります。また噛む力はご自身の歯よりも弱いため、硬いものが食べにくかったりします。

 

治療を選択する際に考えること

歯を補うための目的は、噛む機能を回復することです。そのため見た目だけで歯を補っても、満足に噛めなければ治療の意味がないと言っても過言ではありません。それを踏まえた上で、それぞれのメリット・デメリットを理解し、治療の選択をすると良いでしょう。

 

まとめ

インプラントか部分入れ歯かどの治療が最善なのかは、残っている歯の本数やお口の状態によって異なります。歯を失った際はそのままにするのではなく、まずは歯科医師に相談して適切な治療方法を選択しましょう。

 

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司


カテゴリー: インプラント,スタッフブログ

インプラントを長持ちさせるためにもメンテナンスは受けよう

2022年1月21日 (金)

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司

 

インプラントは自分の歯のように噛めるため選ばれる治療方法でもあります。しかし、インプラントにはメンテナンスは欠かせないもので、怠ってしまうと炎症を起こしたり、脱落したりといったトラブルが発生するもあります。今回はインプラントのメンテナンスについて解説します。

 

メンテナンスの重要性

インプラント治療が終わった後は、セルフケアと定期的にメンテナンスを行う必要があり、これらを怠ってしまうと「インプラント周囲粘膜炎」や「インプラント周囲炎」になる可能性が高くなります。前者はインプラント周囲の粘膜に炎症が起きた状態で、腫れや出血を伴い、後者はインプラント周囲粘膜炎が進行し、骨にまで感染が広がった状態のことを指します。腫れ・出血・排膿を伴うことが多く、最悪の場合脱落につながります。どちらも「歯垢」が溜まってしまい細菌が繁殖することが原因です。そのためセルフケアと定期的なメンテナンスは必要不可欠と言えるでしょう。

 

メンテナンス

歯科医院で行うメンテナンスでは以下のような内容が挙げられます。

 

  • レントゲン撮影
  • インプラント周囲の粘膜に炎症がないか
  • 歯周ポケットの深さを測る
  • インプラントが揺れていないか
  • かみ合わせの確認
  • お口全体のクリーニング

 

メンテナンスではインプラントを埋入した歯科医院で受けることが望ましいです。他の歯科医院ではインプラントを行なっていなかったり、インプラントのメーカーが異なったりするとトラブルが発生しても対応できないといったことがあります。また、他の歯科医院で埋入したインプラントは別途で費用がかかることも。なお、費用は保険適用で行える歯科医院もあれば、自費診療で行う歯科医院もあるため、事前に確認しておきましょう。

 

定期的なメンテナンスは症状にもよりますが、3~6カ月に1回の間隔で行うことが多いです。

 

セルフケア

インプラントのメンテナンスはご自身で行うセルフケアも重要です。インプラントを埋入したあとは歯科医師または歯科衛生士から歯磨き指導を行い、正しい磨き方ができるようにするところが多いです。特にインプラントでは歯と歯ぐきの間に汚れが溜まりやすいため、歯ブラシだけではなく、歯間ブラシやフロスといった道具を使用して磨く必要があります。

 

まとめ

インプラントの周囲に汚れが溜まってしまうとインプラント周囲炎などのトラブルが発生する可能性があります。ご自身でしっかり磨いていても磨けていなかったということは少なくありません。長く持たせるためにも定期的なメンテナンスとセルフケアをしっかり行っていきましょう。

 

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司

 


カテゴリー: スタッフブログ,ブログ

インプラント・ブリッジ・義歯を比較

2022年1月7日 (金)

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司

 

 

歯を失ったときの治療法にはインプラント・ブリッジ・義歯があります。これらは専門用語で「補綴装置」と呼ばれており、補綴装置を選択するときはそれぞれのメリット・デメリットを把握することが大切です。ここではそれぞれの補綴装置を以下のように比較したものをご紹介します。

 

 

インプラント

ブリッジ

義歯

噛みやすさ

違和感の有無

審美性

周囲の歯への影響

費用

 

噛みやすさ

インプラントはご自身の歯のように噛めることが最大のメリットです。ブリッジもご自身の歯のように食べることができますが、硬い食べ物は噛みにくいことがあります。義歯の場合は、違和感も大きく、硬い食べ物はほとんど噛むことができません。

 

違和感の有無

インプラントは顎の骨に人工歯根を埋めて人工歯を装着しているため、違和感を覚えることはありません。ブリッジでは失った時歯の両隣を削って被せ物をするため、安定感があり、違和感を覚えることはないと言えるでしょう。ただ義歯はお口の中に大きく、厚みのあるため、違和感を覚えることが多いです。

 

審美性

インプラントで使用する素材はセラミックと呼ばれるもので、ご自身の歯と同じ色調を再現することができます。それにより審美性は高く、インプラントを入れていることが周囲の人に気づかれることはありません。一方、ブリッジ・義歯には保険適用のものと自費治療のものがあります。前者はブリッジの場合銀歯であったり、入れ歯の場合金属のバネを使用するため目立つことが多いです。後者はブリッジの場合セラミックを使用したり、入れ歯の場合ではバネが金属製でない素材を使用することができます。

 

周囲の歯への影響

インプラントは単独で入れることができ、周囲の歯に影響を与えることはありません。ブリッジでは失った歯の両隣の歯を削って被せ物をする必要があるため、周囲の歯への影響は大きいと言えるでしょう。なお部分入れ歯の場合は、バネを固定するためにほんの少し歯を削ることが多いです。

 

費用

インプラントは保険適用にならないため、費用は高額になりがちです。ブリッジ・入れ歯の場合は、保険適用の治療であれば安価で済みますが、自由診療の治療では高額になります。

 

まとめ

今回はそれぞれの補綴装置を比較したものをご紹介しました。歯を失ったときの治療方法はインプラント・ブリッジ・義歯があり、それぞれメリット・デメリットがあることを把握しておきましょう。

 

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司


カテゴリー: インプラント,スタッフブログ

インプラント治療で抜歯した後の食事について

2021年12月24日 (金)

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司

 

インプラント治療では施術前に抜歯をすることがあります。抜歯後、食事について気になる方も多く、ここでは抜歯後に控えたほうがよい飲食物とおすすめの飲食物、併せて抜歯後の注意点について紹介します。

 

インプラント治療の抜歯後に控える飲食物

インプラント治療で抜歯をした後は、以下のような飲食物は控えましょう。

 

  • 熱いもの・冷たいもの
  • 酸っぱいもの・辛いもの
  • 粘着性のあるもの
  • アルコール類

 

これらの飲食物を摂取すると、傷口の治りが悪くなることがあります。

 

熱いもの・冷たいもの

熱いものや冷たいものは、傷口への刺激になります。そのため、熱いものは冷ましてから冷たいものは常温にしてから摂取しましょう。

 

酸っぱいもの・辛いもの

レモンやグレープフルーツなどの酸っぱいもの・わさびや唐辛子などの辛いものは、傷口への刺激になりしみたり腫れたりする可能性があるため、避けた方が望ましいです。

 

粘着性のあるもの

キャラメルやガム、お餅など歯にくっつきやすいものは傷口にできたかさぶたが剥がれてしまう可能性があるため、控えましょう。

 

アルコール類

アルコールやお酒は血行がよくなりすぎてしまう可能性があり、傷口の治りが悪くなるため、抜歯をした日は控えましょう。

 

 

インプラント治療の抜歯後におすすめの飲食物

インプラント治療で抜歯したあとに適している飲食物は、以下のようなものが挙げられます。

 

  • 豆腐
  • うどん
  • おかゆ
  • リゾット
  • 茶碗蒸し
  • ヨーグルト
  • ゼリー飲料

 

抜歯してから2~3日はなるべく柔らかい飲食物を中心に摂取するようにします。ただ栄養が偏らないようにする必要があり、様子を見ながら徐々に食生活を元に戻しましょう。

 

その他抜歯後の注意点

抜歯をした後は以下のことにも注意する必要があります。

 

  • 麻酔が切れるまでは食事を避ける
  • 食べ物は抜歯をした反対側の歯で噛むようにする
  • 傷口を舌や指で刺激しないようにする
  • ブクブクうがいといった強いうがいをしない

 

抜歯後3~4時間は麻酔が効いている状態になります。麻酔が効いている状態では熱い・冷たいなどの感覚がないため、やけどしたり粘膜が傷ついたりする恐れがあります。なお舌や指で傷口を刺激しないように注意します。なお、食べ物を摂取する際は、抜歯した反対側の歯で噛むようにすると良いでしょう。

 

抜歯後は歯磨きをしても良いですが、傷口に当たらないように注意し、うがいをするときはやさしくうがいをしましょう。

 

まとめ

インプラント治療の前に抜歯をした際は、飲食物に気をつける必要があります。なお抜歯の際は、事前に担当の歯科医師から注意点について指示をもらうことが多いです。必ず守るようにし、インプラント治療を進めましょう。

 

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司


カテゴリー: スタッフブログ,ブログ

インプラントは虫歯になる?メンテナンスを怠るリスクを解説

2021年12月10日 (金)

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司

 

歯を失ったときの選択肢の一つにインプラント治療が挙げられます。これは顎の骨にインプラント体と呼ばれるものを埋め込み、その上に被せ物をする治療方法です。インプラント治療後はメンテナンスを受け良い状態をキープします。しかし、このメンテナンスを怠ってしまうとインプラント周囲炎などトラブルの原因になることも。今回はインプラントに起こり得るトラブルを解説します。

 

インプラントでも虫歯になる?

結論から言うとインプラントは虫歯にはなりません。そもそも虫歯とは虫歯菌が糖を原料とし、酸を排出して歯の表面にあるエナメル質を溶かすことです。虫歯が進行するとエナメル質の下にある象牙質まで広がり、さらに進行すると神経まで到達し痛みを伴います。これに比べてインプラントはセラミックなどの人工歯でできています。そのため虫歯菌の酸によって溶けることはありません。

 

インプラントのトラブルとは

上述ではインプラントは虫歯になりませんが、インプラント周囲粘膜炎やインプラント周囲炎になることガあります。前者はインパクト周囲の歯ぐきに炎症が起きた状態で、後者はインプラント周囲の組織までに進行したものになります。なおインプラントを支えている骨にまで進行するとインプラントが脱落してしまうこともあります。これらの原因は以下のようなことが挙げられます。

 

  • 歯の清掃不良
  • 喫煙
  • 歯ぎしり・食いしばり

 

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

歯の清掃不良

インプラントはセルフメンテナンスやプロによるメンテナンスは欠かせません。歯の清掃不良で歯ぐきの腫れや出血があるとインプラント周囲粘膜炎の原因となります。

 

喫煙

喫煙している方はインプラント周囲炎のリスクが高くなります。また顎の骨にインプラントが結合しにくいデメリットもあります。

 

歯ぎしり・食いしばり

歯ぎしりや食いしばりでは顎の骨に強い負荷をかけてしまいます。そのため就寝時に装着するナイトガードを使用するなど工夫が必要です。

 

インプラント治療にはメンテナンスが必要

インプラント治療を受けた後は歯科医院でのメンテナンスが必要になります。これはとても大切なことで、歯磨きでは落としきれない汚れをプロによる施術でしっかり落とします。歯科医院によって間隔は異なりますが、3~6ヶ月に1回定期的に行うことが多いです。

 

まとめ

今回はインプラントのトラブルについて紹介しました。インプラントは虫歯にはなりませんが、インプラント周囲粘膜炎やインプラント周囲炎になることがあります。これらを予防するためにもセルフメンテナンスやプロのメンテナンスを怠らないことが大切です。

 

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司


カテゴリー: スタッフブログ,ブログ

歯茎から血が出る

2021年11月29日 (月)

みなさん、歯磨きをしていて歯茎から血が出る!歯茎から膿や血が出る!といった経験はありませんか?気づいていても、忙しかったり、歯科医院へ行くのは面倒なので、そのまま放置してしまっているということもあるかもしれません。
なぜ歯茎から血が出るのか、そのまま放っておくとどうなるのか、治療方法について今からお話していきます。

 

<歯茎の出血の原因>

①歯周病によるもの

歯茎から出血する原因の90%は、“歯周病”と言われています。

歯周病の初期は、歯磨きが上手に行われず、歯垢(細菌の塊)が歯と歯茎の境目に溜まることで歯茎に炎症が起きて歯肉炎という状態になります。

 その状態を放置すると、歯周病の原因菌がどんどん増えることで炎症が強くなり、歯茎から膿や血が出るだけでなく、口臭や歯を支えている骨が溶けてきて歯がぐらぐらするといった症状が出てきます。

 

②歯周病以外のもの

1.大きな虫歯による出血

虫歯が進行することで、歯の神経が死んでしまい、歯の根っこ先に膿がたまるお話は以前させていただきました。(2020.8.12ブログに詳細が記載)

 この状態が悪化すると歯の根っこの先が大きく腫れ、膿や出血が歯茎から出てきます。

ここまで虫歯が進んでいると、日頃の歯ブラシもしっかりとできていないことが多いので、歯周病も進んでいることがほとんどです。

2.歯磨き時の出血

ブラッシングの方法が間違っていたり、自分に合ってない歯ブラシや歯間ブラシを使用することで出血することがあります。あまりにも硬い歯ブラシを使ったり、歯間ブラシを無理矢理入れてしまうことで歯茎を傷つけてしまうことがあるので、適切なものを歯科医院で選んでもらうのがよいでしょう。

 

3.ホルモンバランスの変化による出血

妊娠中や更年期は、ホルモンバランスが変化するので、菌に対する抵抗性が弱くなります。歯周病が悪化したり、歯茎から出血しやすい状態になります。

 

4.全身疾患、薬が原因となる出血

 血友病や白血病、再生不良性貧血、血小板減少性紫斑病などの病気の症状として歯茎の出血があります。歯茎が腫れていないにも関わらず出血が続いていたり、歯茎を傷つけてしまった場合に血が止まりにくい症状がある場合、稀に重大な病気の可能性があります。

 抗血小板薬や抗凝固薬などの一般的にいう血をサラサラにするお薬を飲んでいると、血液の流れをよくしているため血が止まりにくいという症状があらわれます。

 

<歯周病の治療方法>

歯茎からの出血のほとんどが歯周病なので、歯周病における歯科医院での治療法を説明させていただきます。

軽度の歯周病

検査によって、歯周病と診断された場合、歯と歯茎に付着している歯垢と歯石を除去します。

それと同時に、ブラッシング指導を受けてもらい、ご自宅にて正しい歯の磨き方を継続してもらうことが重要になってきます。

中〜重度の歯周病

歯茎に膿や出血がみられる場合、膿を出したり、炎症を抑えるお薬を出すことがあります。

歯周ポケットが深く、歯茎の奥に入り込んでいる歯石を取り除く、SRP(スケーリング・ルートプレーニング)という治療を行います。それでも歯石が除去できない場合、外科的な手術で除去を行います。

治療後も、歯周病をこれ以上悪化させないように定期的な検査やメンテナンスが必要となります。メンテナンスの間隔、患者様によって変わってきますが、平均3~4ヶ月に一回といわれています。

歯茎に異変を感じたにもかかわらず、そのまま放置してしまうと、歯周病が進行して最悪の場合、歯が抜け落ちてしまうことがあります。原因を見つけ早めに適切な処置をして、私たちと一緒にお口の中の健康を保っていきましょう!


カテゴリー: スタッフブログ,ブログ

インプラント治療の流れについて

2021年11月19日 (金)

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司

 

インプラント治療では通常のむし歯治療とは異なり、受診したらすぐに治療が開始するものではありません。まずはカウンセリングでインプラントの理解を深めてから、お口の中と全身の状態を検査し、その検査結果をもとに計画を立てて治療を行うことが多いです。今回はインプラント治療の流れについて解説します。

 

インプラント治療の流れ

インプラント治療では以下の流れで行うことが一般的です。なお埋入する本数や位置、顎の骨の硬さにより、治療方法にもさまざまな選択肢があります。

1.カウンセリング

2.検査

3.事前処置

4一次手術

5.抜糸

6.安静期間

7.二次手術

8.人工歯の型取り・セット

9.メンテナンス

 

それぞれ詳しく解説します。

 

カウンセリング

初診カウンセリングではインプラント治療について理解を深めたり、相談したりする場です。インプラント治療を希望してもインプラントについて理解しているかたは多くありません。そのためほとんどの歯科医院ではカウンセリングの時間を設け、インプラント治療について分りやすく説明していることが多いです。

 

検査

カウンセリングを受け、受診すると決めたらお口の中の検査を行います。主にむし歯や歯周病の検査とレントゲン・CT・口腔内写真を撮影し、歯型を取ることが多いです。また全身の健康状態を把握するために血液検査を行う歯科医院もあります。

 

事前処置

歯周病に罹患している場合、処置を行ってからインプラント治療に入ります。これは歯周病とインプラントには深く関わりがあり、インプラントが細菌感染しないために行います。また手術前に歯のクリーニングを行い、お口の中の細菌量を減らす処置も行います。

 

一次手術

インプラント治療では顎の骨にインプラント体と呼ばれているものを埋め込みます、この手術では麻酔をするため手術中は痛むこともありません。

 

抜糸

手術後1~2週間ほどで糸を抜く処置を行います。

 

安静期間

インプラントと骨が結合するまで約3~6ヶ月の安静期間をおきます。下顎では3ヶ月程度、上顎では4~6ヶ月ほどおくことが多いです。

 

二次手術

二回法の場合、インプラント上部を歯ぐきから出す処置を行います。この処置はインプラント手術とは異なり15~30分と短い時間で終わります。

 

人工歯の型取り・セット

歯ぐきが治ったらインプラントの上部に取り付ける人工歯の型を取ります。型取りをしてから約2週間後には人工歯に取り付けることができます。

 

メンテナンス

インプラント治療後は定期的なメンテナンスを行い、状態や噛み合わせの確認を行います。インプラント治療ではメンテナンスとご自身のケアが非常に大切です。

 

まとめ

今回はインプラント治療の流れについて解説しました。ただこれらはほんの一例であり、お口の中の状態や、失った歯の本数、顎の骨の状態により治療方法は異なります。インプラント治療を希望する方は歯科医師とよく相談しインプラント治療の理解を深めてから検討すると良いでしょう。

 

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司


カテゴリー: スタッフブログ,ブログ

【矯正治療】抜歯の際は、依頼書をお持ちください

2021年11月19日 (金)

当院では、矯正治療により抜歯依頼を頂いた場合、連携している矯正歯科からの依頼書をお持ちでないと抜歯できかねます。
当日は、必ず依頼書をお持ちいただくよう、お願い致します。


カテゴリー: ブログ,連絡事項

インプラントがぐらつく原因は?対処法も併せて解説!

2021年11月5日 (金)

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司

 

インプラントは天然の歯と異なり、顎の骨と結合するため動くことはありません。しかし、インプラント周囲炎や被せ物が消耗してしまった場合は揺れてしまうこともあります。そのまま放置してしまうと思わぬトラブルに発展してしまうことも。今回はインプラントがぐらぐらする原因と対処法も併せて解説します。

 

インプラントがぐらぐらする3つの原因

インプラントが揺れてしまう原因には以下のことが挙げられます。

 

  • ネジが緩んでいる
  • インプラント周囲炎に罹患している
  • 被せ物に不具合が起きている

 

それぞれの原因について詳しく見ていきましょう。

 

ネジが緩んでいる

インプラントは主に人工歯根の代わりになる「インプラント体」と歯の代わりになる「人工歯」、それらを結合する「アバットメント」の3つの部品からなります。なおインプラントとアバットメントはネジで締めて固定するもので、歯ぎしりや食いしばりによって緩むこともあります。また人工歯とアバットメントはネジで固定するタイプと接着剤で固定するタイプがあり、ネジが緩んでしまったり接着剤が剥がれてしまうと揺れる可能性があります。

 

インプラント周囲炎に罹患している

セルフメンテナンスや歯科医院でのメンテナンスを怠ってしまうとインプラントが歯周病になることもあります。初期の段階ではインプラント周囲の歯ぐきが炎症を起こす「インプラント周囲粘膜炎」と呼ばれている状態で腫れや出血を伴いますが、進行するとインプラント周囲まで影響が及んでしまい「インプラント周囲炎」になります。この状態になるとインプラントを支えている骨が溶けてしまうため揺れや脱落してしまうこともあります。

 

被せ物に不具合が起きている

先述したとおり、インプラントと被せ物はネジで固定するものと接着剤で固定するものがあります。被せ物とアバットメントのネジが緩んでしまった場合、インプラントが揺れているように感じることがあります。また接着剤が剥がれてきたときも同様に感じるでしょう。

 

インプラントがぐらぐらするときの対処法

インプラントが揺れている場合、速やかに施術を受けた歯科医院に相談しましょう。これはインプラントと被せ物の間のネジが緩んでいたりアバットメントのネジが緩んでいたりする場合、施術した以外の歯科医院では締める器具がない可能性があるためです。なおインプラント周囲炎で揺れている場合はインプラントを除去しなければならないこともあります。

 

まとめ

今回はインプラントが揺れる原因とその対処法について紹介しました。原因にはネジの揺れや接着剤の劣化、インプラント周囲炎に罹患していることが考えられます。揺れを感じる場合は速やかに歯科医師に相談し、適切な処置を受けることが望ましいです。

 

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司


カテゴリー: ブログ

金属アレルギーでもインプラント治療は受けられる?

2021年10月22日 (金)

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司

 

インプラント治療を希望しているけれども金属アレルギーをお持ちの方は少なくありません。また金属アレルギーを持っていなくても今後アレルギーを発症する可能性もあるため心配する方も多いです。今回はインプラント治療と金属アレルギーについて解説します。

 

金属アレルギーでもインプラント治療は可能

結論から言うと金属アレルギーの方でもインプラント治療を受けることができます。これは金属アレルギーと言っても全ての金属に対して発症するものではないからです。インプラントに使用する金属は「チタン」が用いられており、症状がでにくい素材として人工関節でも使用されています。そのためインプラント治療ではチタンアレルギーでない限り受けることができます。

 

かぶせ物には注意が必要

インプラント治療ではインプラントを顎の骨に埋め込み、そのうえにかぶせ物をして失った歯を補う治療方法です。かぶせ物の種類にはオールセラミック、ジルコニア、ハイブリッドセラミックを用いることが多いですが、金属を使用したメタルボンドがあります。この素材は金属アレルギーを持つ方に適していないためかぶせ物を選択する際は注意が必要です。

 

インプラント治療後に金属アレルギーになったら

インプラント治療後にアレルギー症状が出た場合、まずはパッチテストを行い、チタンアレルギーでないか確認します。チタンが原因であれば、インプラントを撤去する必要があり、その後は入れ歯か金属を使用しないブリッジで失った歯を補うことが多いです。ただこのような問題が起きてしまうと、身体に負担が大きくかかります。これらの問題を防ぐためにもアレルギーが心配であれば治療の前にパッチテストをしておくと良いでしょう。

 

金属アレルギーの症状

さいごにインプラントによってアレルギーが発症した場合どのような症状がでるのか解説します。代表的な症状には手足の発疹やかゆみがでることが挙げられ、扁平苔癬(へんぺいたいせん)と呼ばれる症状が出ることもあります。前者の自覚症状は皮膚の赤みやかゆみがあり、後者はお口の中に白い線状の腫れができ、痛みや違和感を覚えることがあります。

 

まとめ

金属アレルギーでもチタンアレルギーでない限りインプラント治療を受けることができます。アレルギーの心配がある場合、事前にパッチテストを受けてからインプラント治療を受けるもの良いでしょう。インプラント治療ではすぐに治療を開始するものではなく、事前に歯科医師と相談してからになります。少しでも不安な方は歯科医師とよく相談し適切な治療方法を選択しましょう。

 

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司

 


カテゴリー: インプラント,ブログ

スタッフ全員笑顔で「おもてなし」安心して通える四日市の歯科医院を目指して

四日市の歯医者・にいみ歯科医院では、『歯科を通じて皆様のお口の健康をサポートする』という理念のもと日々診療を行っております。そして、四日市の当歯医者にいらっしゃる患者様が、歯医者の診療に対して「怖い」「不安」という気持ちをできるだけ抱かず、安心して診療を受けていただけるよう、スタッフ一同おもてなしの気持ちで診療をさせていただきます。

設備面でも、患者様にリラックスしていただけるよう、ゆったりとした待合室や診療室を設けております。さらに四日市にある当歯医者では、診療方針を患者様にもきちんと納得していただいてから患者様お一人おひとりに合わせた診療を行っていきたいと考えています。

ですので、四日市にお住まいの患者様が診療についてわからないこと・疑問に思うことを、お気軽にスタッフに聞くことができる雰囲気づくりということも大切にしています。四日市の歯医者・にいみ歯科医院にご来院された患者様が、いつまでも楽しく食事ができ、笑顔で健やかな人生を過ごしていただけることを願っています。

  • Contact お問い合わせ

  • お問い合わせご予約・お問い合わせはこちら 059-353-5580
  • 初診WEB問い合わせ・メール相談